猿板

遊山黒子衆SARUの記録

2014-01-01から1年間の記事一覧

河童の独り白髪遊山 靜なる

斜面は勾配を増し雪も固くなり キックステップはそろそろ限界 さて、ここからアイゼンやな。 私は道具をぎりぎりまで使わない。 ◆頑張るウサギ それは道具を使うと解らない 雪質など今日を体験するための事。 しかしウサギは裸足だよね ほんと凄いよなぁ〜(…

河童の独り白髪遊山 兔の目

登山口は標高1,460m。 最終カーブの手強い雪を 何度かエンストしながらも スージー君はよく頑張った。 ◆歩き始める 登山口からまた最中雪でしたが 気温はちょうど0度と程良く 快晴が約束されているから 少々踏み抜いても・・・まっいいか(^o^) ◆白髪の森 …

河童の独り白髪遊山 山深く

よっし!この気圧配置ならd(^_^) 強い冬型が緩み始めた休日は 古巣西熊山域に向かいました。 ◆夜明け前 今宵はとらっく忘年会があり 早く帰らなければならないため 夜明け前に家を出ることにしました。 一汗掻いた方がお酒は旨いし! ◆明け六つ 旧物部村久保…

のろさんの四国遊山「冬の国見山」 囲む

「登頂おめでとうございます!」 のろやまさんの雪山デビューは 青と白の世界が迎えてくれました。 ◆ワンチャンス 寒気が西に偏った今冬 色々考えた雪山デビューは 偵察もあり天気図と相談し この日に決めていました。 ◆迎えられたこと 次の寒気を告げる雲が…

のろさんの四国遊山「冬の国見山」 光り

頂上部でほぼ横道となりますが 雨で固まった上部の雪を踏み抜き トップの和宏さんも難儀しています。 ◆氷のトンネル そんな低木帯の登山道は 吹きあがった雪で押し上げられ 霧氷のトンネルになっていました。 「きれいですねぇ〜♪」 ◆光が描く 雲が開き朝の…

tochiko居ぬ間の一輪挿し 健康美

ユズ(柚子) ミカン科 ミカン属 花言葉 「健康美」 柑橘類の常緑小高木。 消費・生産ともに日本が最も多い。 冬至の柚子湯は江戸時代から行われ 風邪の予防、冷え性や神経痛などに 効果があるとされている。 日本では果汁を調味料に用い 近年西洋料理でも使…

のろさんの四国遊山「冬の国見山」 霧氷

雪は深さ30cmぐらい 表面は雨で締まり中はふかふか。 スノーシューでも歩きづらい 私達が最中と呼ぶコンディション。 ◆防火帯 登山口から30分足らずで 国見山名物植林防火帯が現れる。 この真っ直ぐ延びる登山道は 新雪なら気持ちいいんだがなぁ〜(苦笑) ◆…

のろさんの四国遊山「冬の国見山」 雪遊

約束を一日遅らせた土曜日 高知市は朝から強い雨が降る。 この気温では山も雨だろうなぁ。 ◆四国三郎 日曜日高知駅でのろさんと合流。 高く雪の多い山は雪崩の危険性が高く 私達が選んだ遊山は祖谷の国見山でした。 「雪解けで吉野川も増水しちゅうねぇ」 ◆…

和宏さんの花巡礼「氷の花」 かえり道

「まだ小さいねぇ」 そうですね和宏さん。 でもこれが今日の一期一会 そろそろ下りましょうか。 ◆森林大国 温帯では屈指の降雨に恵まれ 国土の約7割を森林が覆う日本。 私達の先人たちは賢く森林と共生し 2千年以上この島だけで生きてきた。 ◆森林活用 御在…

和宏さんの花巡礼「氷の花」 冬の造形

シモバシラはシソ科の多年草。 茎は冬になると枯れますが 根はその後も活動を続けます。 ◆水を纏う草 枯れた茎の道管は水を吸い上げ 氷点下になると道管内の水が凍り 茎から氷柱が風に吹かれ発達し この現象は根が凍るまで続きます。 ◆自然は偶然か必然か こ…

和宏さんの花巡礼「氷の花」 祈りの山

「シモバシラ見に行こや」 そうですね和宏さん。 ちょうど良い頃でしょうね。 ◆御在所山へ tochikoが出勤した休日 和宏さんと二人で 物部川を吊り橋で渡り 平家伝説の山に向かいました。 ◆石段 私達が毎年通う御在所山は 古から里人が守ってきた信仰の山。 …

tochiko居ぬ間の一輪挿し 淡い夢

キヌタソウ (砧草) アカネ科 ヤエムグラ属 花言葉 淡い夢 山地の林縁に生える多年草。 茎は四角形 葉は被針形で 先が尾状に細く尖り輪生し 柄はなく葉脈が目立つ。 花は白色で茎の上方に多数つく 花冠の先は4裂する。 この花がこと:初夏のカルストの森遊…

河童の独り西熊遊山 帰り道

可愛い雪綿を被った いつもの森へ導く道標は 雪の可愛い一期一会。 ◆変幻自在 渓谷、雪、花や木々が輝く 海洋国家日本の四季の風景は ほとんどが水が造る風景だと思う。 ◆水に還る 林道を離れ森へ続く道には 長笹谷の渡渉が待っています。 この白と黒しかな…

河童の独り西熊遊山 雪降る

白色に覆われる西熊林道。 紅葉の頃までは賑わうこの道も 今日は私だけのようです。 ◆歩き始める 無事いつもの登り口まで 車を運ぶことが出来ました。 じゃあ 行ってくるからね。 ◆新雪を踏む 雪の深さは30cm位ですが 降ったばかりの雪は抵抗が少なく この程…

河童の独り西熊遊山 寄り道

「明日は山で泊まられんで」 若い頃は荒天となると喜んで テントを背負い山に向かいましたが もうその体験は必要ないようです。 ◆独りで向かうこと そんなtochikoは同僚達と 日帰り旅行と忘年会で私は一人 さあ西熊の森でも偵察に行くか。 もちろん日帰りで …

大雪の日の遊山 雪見の宴

日本に来られた神様は 山の天辺にいらっしゃる。 日本人が持ち続けた宗教は 教祖を持たない自然そのもの。 ◆大洋光る 雪雲は二千m前後を流れる。 剱山や三嶺は雪雲の中でしたが 梶ヶ森は眼下に眺望が開けました。 「土佐湾が光ゆぅで」 雪の世界から観る大…

大雪の日の遊山 新雪の山

「枝を揺すって落とそうや!」 定福寺の境内にあるマメナシの木。 梨の原種と言われるその実の味は 正に梨そのもの・・って当たり前か(笑) ◆宿坊 和宏さんの若い頃この宿坊は 山麓から歩いて登ってきた 多くの登山者達で賑わっていました。 ◆奥の院 登山の…

tochikoな山登り 今年の初雪

今冬第一発目の寒波は 四国にも多くの雪を降らせました。 私の実家でも 一日で40〜50cm以上の積雪があり 一時孤立状態になりました。 その後除雪車が入ってくれたものの 数時間停電したそうです。 雪に閉ざされ何も出来ない日 そんな事を嫌というほど…

大雪の日の遊山 水墨山水

ヤマガラやコゲラなど 山で越冬する鳥の声が聞こえたら すかさず和宏さんは置き土産。 「頑張って生きよ」 ◆命の森 人には一見何も無い森に見えても 樹皮に隠れ越冬する虫や木の実など 命を養う命があることを 小さい鳥たちが教えてくれます。 ◆眠る森 水墨…

大雪の日の遊山 約束の朝

雪山登山で最も大切なことは 「登山口に確実に車を運ぶこと」 四国は金曜日から大雪となり まだこの気圧配置では・・・。 ◆大雪の朝 長野遠征を断念した休日 西から吹き込む雪雲を避けて 四国山地の中心部に向かいました。 この日二十四節気「大雪」でした。…

河童の日々遊山 NAOTの靴

履き心地抜群の イスラエルの手作り靴ナオト。 12/6 → 13までの受注会です。 ◆冬の休日 友人のギャラリー 今年最後の企画展へ 寒風吹く休日に出かけました。 ◆天然素材 私を呼んだのは「天然ゴムのソール」 天然ゴムは経年劣化が極めて遅く 蒸れないので匂い…

河童の道具箱 Insulated Jackets

山の防寒に活躍する 中綿入りのウエアは 最近各メーカーから続々と 新発想が提案されています。 ◆更新時期 私は今年10年使った プリマロフト入り上着を 2つのアイテムで悩んだあげく ARC'TERYXの新作に更新しました。 ◆撥水性 プリマロフトとは アメリカ生ま…

河童の独り家から遊山 下山

登って来たら 下らなくてはならない。 当たり前の事ですけどね。 ◆登山と下山 山での遭難事故の大半は 下山時に発生しています。 だから登山技術というものは きちんと下山する事が基本だと思う。 ◆帰るとき 下山は片足に全体重が乗る。 だから登りより下山…

tochikoな島旅 小豆島

12月最初の週末は 母と姉と一緒でした。 行き先は小豆島 瀬戸内海で淡路島の次に広い島です。 私にとっては小6以来。 どんなに変わっているかなーって考えていましたが 船から下りて見た風景は昔の記憶と変わりませんでした。 のどかだなぁ・・・。 ☆島か…

河童の独り家から遊山 頂上

「お早うございます!」 トレールランナーが 風を切り駆け抜けて行く 気持ち良さそうですね。 ◆風に吹かれ 櫨が赤く染まり風を受ける そんな風景を楽しみながら ゆっくりと歩く方が私には良い。 人それぞれ楽しみ方があります。 ◆人が造った森 明るい皿ヶ峰…

河童の独り家から遊山 登山

tochikoは母を連れて小豆島。 さて独りでどこに行こうか? 今頃は山に入っても何にもないし・・・ 家から歩いて飲みに行こう (^^)/ ◆冬の遊山 そんな訳で高知市内鷲尾山めざし 鏡川の河川敷を歩き始めました。 この山のシーズンは寒い時期。 町中の夏低山は…

河童の日々遊山 今冬のこと

現在日本海の海水温は 過去100年で最も高いそうだ。 でもこれは異常気象でも何でもなく 正常な自然の営みだと私は思っています。 ◆海洋性気候 日本に世界屈指の降雪があるのは 日本海に流れ込む対馬暖流から発生する 大量の水蒸気が雪雲を作る事は 今さらこ…

河童な夏祭り2014 龍馬生誕祭

25年前のあの日 相棒と二人でこのよさこいチームを 立ち上げた時の事を思い出しながら 龍馬誕生祝いの扇子を振っていました。 ◆居場所に帰る 何せ2人で呑みながら 「俺らぁのチームを作ろうぜや!」 なんてノリから始まった「とらっく」は 今やよさこい祭の…

小屋じまいの遊山 来光

ご来光を待つひととき ここで朝を迎えたものだけに 許される神々の風景が始まる。 ◆朝の訪れ 蒼い夜空に曙色が現れる。 人が最も美しく感じる風景は 待ち焦がれた明るい朝の光。 ◆アマテラス 刻刻と色を変える空と 浮かび上がる四国の峰々。 ここで始めて会…

tochikoな山登り 夜明け

久しぶりに山頂で夜明けを見ました。 ここでは気持ちの良い布団の誘惑に勝てなくて 寝てばっかりでしたから。 ☆夜明け前 珍しく何度か目が覚めました。 いい時間が近づいた頃、サヨちゃんに声を掛ける。 「日の出行く〜?」 「行く行く〜!」 とりあえず防寒…