猿板

遊山黒子衆SARUの記録

2017-09-01から1ヶ月間の記事一覧

台風一過南嶺に登る 山の上

ハナビラニカワタケ(だと思う) キクラゲの仲間の食用菌(だと思う) ルイは図鑑をもって 秋のキノコを探していた。 ◆庶民の森へ 明るい高見山を下り 雑木の森に分け入る。 この森はかつて庶民の薪採取りや 落葉の農業利用が行われていた。 ◆お留め山へ 一…

tochikoな山歩き 想い

「ずっと登りたいと思っていました」 温めてきた想いをザックに詰めた 笑顔いっぱいのTommyさん (*^o^*) 三嶺への道は ほんと久しぶりで 季節をいくつも飛び越えているように感じました。 コンディションは それぞれだけど歩く方向は同じ 私はここまで(^^ゞ …

台風一過南嶺に登る 空の道

広くて景色のいい高見山は 昌泰の変により土佐に左遷された 菅原道真の長男である菅原高視の 名に由来すると言われている。 ◆皿ヶ峰(高見山)から 私も子供の頃よく遊び 私の祖先の墓がある高見山は 山頂から高知市南部にある 庶民の町並みが眼下に広がる。…

台風一過南嶺に登る 山の道

樫のドングリが落ちていた。 スナック菓子などない子供の頃 椎の実などをおやつ代わりに 食べていたなぁ〜。 ◆筆山 大名の森は南国らしい 樫や椎などの照葉樹に覆われ 年中薄暗く鬱蒼としている。 その山道は高知市の 中心部近くにあるとは思えない 静寂に包…

台風一過南嶺に登る 街の道

台風18号が 三連休の日本を横断した。 自然現象には勝てないから ただ私たちは逃げるだけ。 ◆台風一過 全ての予定をリセットし 台風一過に休みが合った 山猫さんたちと孫猿ルイと 高知市の裏山を登ることとした。 ◆家から遊山 台風一過の澄んだ空から 降り注…

河童の道具箱 ALPHA FL

2年間山で使った ARC'TERYXのPackが お気に入りの一つに加わった。 ◆ARC'TERYXであること 昨今の軽量化に ARC'TERYXが一石投じる 心意気を感じたPack。 ◆削ぎ落とす 重さは容量30Lで590g 45Lは680gの軽さも魅力だが ポイントはシンプルなデザイン。 雨蓋がな…

山猫さんと奥物部にゆく 冬の道

カヤハゲに登る山道は 尾根の下を横断しているが 冬は雪が多く雪崩のリスクが高い。 ◆稜線に上がる 森林帯は雪崩が少ないと言われるが 決してそうではなく森林帯での遭難は多く それは森林帯上の斜面と雪の量が関係し 今日はそれを知るため稜線に直登した。 …

tochikoな休日  秋の風

台風が去った翌日 山仲間と南嶺へ 風が強かったから いつもは気づかない 秋の実りが足下に落ちていました。 風に負けなかったんだね(^^)/ 陽射しは強いけど 吹く風が乾いてきて 季節の移ろいを感じる頃になりました。 大好きな300m峰 仲間に裏山歩きを楽し…

山猫さんと奥物部にゆく 覚える

奥物部のまほろばの老木に絡む ツルアジサイが風に揺れている。 風向きは地形と時間により変わる。 これは幕営に影響する。 ◆ヌル谷のナロのこと この深山の平坦地は 山の一部がずり落ち出来た V字谷に流れ込んだ沢が 長年かけて土砂を運び出来たもの。 ◆大…

山猫さんと奥物部にゆく 感じる

韮生林道の終点近くに 私たちが30年通い続けている ヌル谷のナロへの分岐がある。 ◆沢へ下る ここから林道を離れ いったん長笹谷に下り 奥物部の自然森に分け入る。 ◆長笹谷のこと 土石流で姿を変えた長笹谷を カワガラスが鳴き声をあげ飛び去った。 隆起と…

山猫さんと奥物部にゆく 始まり

秋雨前線に乗って 低気圧が通り過ぎたあと 前線の活動が弱まった この日がチャンスだろう。 ◆雪女プロジェクト 雪のテント泊を目指し 冬の「三嶺」を目標とした 仲間と山歩きがはじまる。 ◆分け入る まずは休みが合った 山猫さんと奥物部の森に 分け入ること…

白露の土佐矢筈山遊山 口福

「ここがえいね」 山頂から少し下ったところに 視野が開けたテラスがあった。 ◆和宏さんの山食堂 家での料理が美味しく感じないのは 視野に入るものが多いためと言われるが 野外で食べる料理が美味しく感じのは 目に入る風景が美しいからだろうか? 和宏さん…

白露の土佐矢筈山遊山 山頂

芒が穂を立て始めた 笹原の道を歩いていると 朝露で靴がぬれていることに気づく。 ◆白露の節 朝の草花に 白露の宿っているのを見る。 台風のシーズンとなる。 ◆秋の眺望 西方に石鎚山系まで見える。 なだらかな双耳峰の山頂部に上がる。 「三嶺がみえる あの…

tochiko居ぬ間の一輪挿し 妖艶

キツネノカミソリ ヒガンバナ科の多年草 花言葉:「妖艶」 山野に生える。 全草ヒガンバナに似る 葉はやや幅狭く 白緑色で軟らかい。 初秋,約40cmの花茎を立て 黄赤色で漏斗形の六弁花を数個つける。 有毒植物。 ぽつと日の 当たるきつねのかみそりよ 石田 …

白露の土佐矢筈山遊山 秋空

登山口から1時間足らずで ブナなどが生きる広葉樹林を抜け 空が開けた山頂部に飛び出した。 ◆秋の空へ 四国の殆どの高峰は 山頂部が広い笹原が広がり この日澄んだ空気に包まれていた。 ◆海へ続く 「土佐湾も見えゆうねぇ」 太平洋に向かって山が重なる グラ…

白露の土佐矢筈山遊山 秋風

週末は穏やかに晴れそうだ。 しかし週明けには前線が横たわり これから前線上を低気圧が通過し 天気が周期的に変わる秋がやってくる。 ◆記憶を辿る 「何年ぶりやろう?」 和宏さんkaturakoさんと 私は9年ぶりになる 土佐矢筈山を訪れることとした。 ◆深山に…

和宏さんと再び剣山へ 結

「河童ちゃんが 付き合ってくれるやったら 小屋に鯛素麺を差し入れたいがよ」 それが和宏さんの目的だった。 ◆和宏さんの置き土産 もちろん付き合いますとも。 例えば登山道の整備は小屋が行い 私たちは快適に山を歩く事が出来る。 私はその事実をずっと見て…

和宏さんと再び剣山へ 転

「剣山は何回目ですか?」 和宏さんに道を尋ねた方に聞かれ 「いやぁ・・・ 」 和宏さん・・困りましたね(苦笑) ◆上空の天候 森を抜けた笹原には 遙か彼方にある台風に伴う 強い風が雲と共に吹き付けていた。 前日天狗塚に登った山猫さんも 目が開けられな…

和宏さんと再び剣山へ 承

ハガクレツリフネが咲いた。 日本固有種で西日本の山地の林縁や 湿った場所に群生する一年草。 葉の下に釣舟形の花を吊り下げる。 ◆処暑に入る 「風が変わったねぇ」 街では朝方の虫の音 涼しい風にホッと一息 暑さがようやく収まるころ。 この日台風からの…

tochikoな休日 日々の温もり

山仲間の山猫さんと ホーリーが遊びに来てくれました。 家に来てもらえるって とっても嬉しい♪ 山猫さんの手料理はいつもハイセンス☆ 我が家のあり合わせと一緒にテーブルに並べ 河童の誕生前々夜祭が始まりました。 明日はこの器の作家さんに 逢いに行って…

和宏さんと再び剣山へ 起

動きの遅い台風15号が 大気と海水をかくはんし 朝夕ずいぶん涼しくなった。 でも山は風が強いだろうなぁ・・。 ◆風に乗ること 「河童ちゃん今週も ヒュッテに行きたいがよ」 いいですよ。 tochikoが用事で一人なので d(^_^) ◆祖谷川のこと 先週と天候の違い…

処暑の剣山に集うこと 結

翌朝も主役は雲だった。 日の出は拝めなかったが 静かな一期一会が待っていた。 ◆一期一会 自然は変化の時に 美しい表情を見せる。 これは雨を覚悟で登って得た風景。 人生は好奇心を持って 行動したものの勝ちだろうなぁ。 そしてこの風景は 山泊したものへ…

処暑の剣山に集うこと 空

「皆さん始まりましたよ」 嬉しそうに山神様が ヒュッテに駆け込んできた。 ◆処暑のこと 朝夕は いく分かしのぎやすくなり 昼間の短くなったことを感じる。 ◆夕照のこと 沈む太陽を眺めていると 動きが以外と早いことに気づく。 そしてこの1分1秒も 二度と帰…

処暑の剣山に集うこと 頂

湿度が高かったせいか ルイはバテ気味だったが 弱音も吐かず歩き通した。 立派な男の子だよ! ◆乾杯すること 雨も上がって いい登りでしたね。 ありがとうございました。 ◆山頂に集うこと 「お久しぶりじゃのぉ」 山神様も嬉しそうに・・・(笑) 小屋で贅沢…

処暑の剣山に集うこと 霧

笹原に覆われた 西島リフト駅が見えたとき いつの間にか雨は止んでいた。 ◆雨上がる 「やった〜 あと半分やね!」 ここから風が強いから 雨が上がって良かったよ。 ◆雲の中へ 前線の動きを教える風が 山麓から吹き上げていたが 頂上は厚い雲に覆われたままだ…