猿板

遊山黒子衆SARUの記録

大雪の日の遊山 雪見の宴

大日如来

 日本に来られた神様は
山の天辺にいらっしゃる。
日本人が持ち続けた宗教は
教祖を持たない自然そのもの。
◆大洋光る
 雪雲は二千m前後を流れる。
剱山や三嶺は雪雲の中でしたが
梶ヶ森は眼下に眺望が開けました。



 「土佐湾が光ゆぅで」
雪の世界から観る大海も
贅沢なものかも知れませんね。


                     
◆隠れ家
 さあ隠れ家で忘年会やろう。
  「別に忘れないかん事はないけんど!」



登山は互いの力を持ち寄る世界
独りよがりでは生き残れない。


               

でも時々意見の対立があっても
互いの価値観を互いが尊重する
それが本来の日本人の心だと思う。


    
◆かえり道
 今冬は暖冬大雪の様に思う。
そして一回目の寒波が訪れ
四国では里で生きる人たちに
大きな被害が出てしまった。



しかし島国日本は不安定な
海水温に影響を受ける海洋国家。
これは過去も繰り返して来た
ごく普通の自然現象だと思う。
                    
そのある時は厳しい自然を
先人達は逆らうこと無く
受け止め知恵を養い続け
一番の知恵が「助け合い」だと思う。


   


                                  大雪や暦に記す覚え書き  椎橋清翠