2025-05-01から1ヶ月間の記事一覧
この山の特徴でもある落差20mの滝を成す大岩の右岸を巻いて滝頭に上がる。 ◆滝頭のこと 今日は水の荒々しさに揺れる若葉。 龍王の滝の頭には大岩が堰き止め出来た釜が四季折々の風景を見せてくれる。 ◆渓のこと 山道は吉野川の支流佐賀山谷川を渡り源流に向…
嵐のような一日の翌朝でした。 大きな沢音と重なるように微かにアカショウビンの鳴き声が聞こえます。 姿にこそ会えませんがアカショウビンに会える道です。 雲の中で佐賀谷山川に注ぐ飛沫が白を描く その沢沿いに生きるトチノキも雲の中で雨を喜んでいるよ…
「降りゆうろか?」 梶ヶ森は明るい雲に覆われ時折霧雨が舞い降りていた。 渓で収束する俄雨はあるかもな。 ◆登り口のこと 今日も静かな登り口。気温15度は例年より低く霧もあるし夏ウエアは寒いかも。 半ズボンで来てしまったし。。。 まあ 入ってもうか。 ◆植…
前線や低気圧が西日本を東進。西から天気は下り坂で本州は広く雨が降り強風雨や雷雨のおそれがあり特に太平洋側では大雨に注意だろう。 ◆空を観る 低気圧や前線の影響で北日本や東日本を中心に雨が降る。強雨や雨量のまとまりに注意だが天気は西から回復し四…
「散りゆうで!」 今年も深山の山桜はtochikoを待っていてくれた。 今年の桜巡礼は万行やな。 ◆深山の桜 植物はどこかで観ているとしないと説明できない現象が多く確認されている。 tochikoがずっと見つめてきた山桜はきっと彼女を認識していると思う。 山桜…
「茂ってきたね」 自然休養林の広場として整備された杖塚に上がった。 植物は偉いもんだな。 ◆杖塚のこと 杖塚には植栽として植えられたサツキ(五月躑躅)が色とりどりの花を咲かせ迎えてくれた。 二週間で一気に開いたんだなぁ。 「穏やかやねぇ」 自然休…
雨上がりの空気だな。 まだ樹々が雫を纏う登り口。空の雲の動きは遅いが明るく回復することを教えてくれた。 ◆登り口のこと 「ブヨはおるね」 静かな標高約900mの登り口の湿気はあるが気温18℃はいい感じだ。 雨は強くなかったかな。 僕は半ズボンで正解。 そ…
二十四節気では小満気温が高くなり植物の生長や虫の躍動に生命の輝きを感じるころ かよう道も万物が育ち生命が満ちている風景に変わりました。 「今年は間に合わなかったかな」 そう考えながら近づき空を仰いだとき 曇り空に薄茶色の小さな葉と花が映ってい…
低気圧が東進し前線が本州を通過。広い範囲で雨が降り前線の付近や南側では等圧線の間隔が狭くなって激しい雨や強風にも注意が必要だ。 ◆空を観る 本州の南岸に前線が停滞するため西や東日本の太平洋側を中心に雲が多く雨の降るところがある見込み。 この日…
新緑が初夏の日差しに輝く 気持ちのいい季節になりました。 そんな季節にぴったりの 黒川登紀子さんのガラス展を 5年ぶりに開催いたします。◆雨の休日 涼しいDMに誘われて友人が営むギャラリーをtochikoと共に訪れた。 ◆色彩のこと 黒川さんの作品の魅力は …
修験場であった事を伝える鎖場に架けられた階段を登り真名井の滝の頭に上がった。 ◆滝頭のこと 四季折々に変化する一段目の滝は自然が造った日本画の様な風景を見せる。 今日は木も苔まで新緑の瑞々しい佇まいで迎えてくれた。 「珈琲タイムにしょうや」 四…
歴史を1300年溯る定福寺。その奥ノ院は佐賀山谷川の枝沢湧き出す深い処にある。 ◆深山のお寺 いつも軒下を借りて一休みする奥ノ院の宿坊だった「遍照院」はユースホステルとしても賑わった。 「雨降ってきた?」 奥ノ院は両脇の尾根迫る渓にあり渓を昇ってき…
この山の特徴でもある落差20mの滝を成す大岩の右岸を巻いて滝頭に上がる。 ◆滝頭のこと 梶ヶ森にはこのような大岩が稜線近くまであるのが独立して聳えた理由なんだろう。 初夏の渓には若葉だよね。 龍王の滝の頭には大岩が堰き止め出来た釜が四季折々の風景…
前の日は楽しみな雨でした。 三辻山の春を追いかけた後のもうひとつのかよう道は クロモジの若葉が霧のように杉木立に絡んでいるように見えました。 雨を喜ぶ植物は葉の上に雫を残し曇り空を映しています。 沢ガニも嬉しいよね。 龍王の滝を過ぎるとミソサザ…
「ブヨがおらんね」 昨日の雨で流されたか。天牛(かみきり)は無事やったな。 「捕まえたらギイギイ怒るやつ」 ◆登り口のこと 「新緑来たねぇ~」 紅葉は山頂から降り新緑は山麓から昇り始める。 稜線まで上がったかな。 「静かやねぇ」 標高約1000mの登り…
前線が西から東日本を横断する。また日本海の低気圧は北日本へ進む。特に前線付近では強い雨に注意だが四国は不安定ながらも天気は回復。 ◆空を観る 週明けは前線が本州南海上を停滞。本州太平洋側は雨の降る可能性がありその後日本を高気圧と低気圧や前線が…
さあ 森に帰ろうか。 山頂での一休みで身体も心まですっきりリセットした感を覚えるのは山麓から昇る頂の力なんだろうと思う。 ◆共に生きること 「ここは冷温帯帯のブナと 暖温帯の樫が並ぶ混生林で 標高と緯度の関係やと思う」 これも土佐ならではの植生だ…
再び山道は杣人の道に入る。 標高1200m東西に座る尾根が北の寒気を止め南の暖気を雨に変え土佐は温暖多雨の気候に恵まれた。 ◆稜の道 稜線は陽は当たるが風雪も強く土壌が乏しいため根生菌と共生出来るリョウブら低木が土壌を守っている。 「そうなんですね…
「アケビが咲いたで」 アケビ科の蔓性落葉低木の花。四月ごろ新葉とともに淡紫色の花が咲く。日本原産で本州・九州・四国の山野に自生。 ◆杖塚のこと 自然休養林の公園広場いつも杖塚の広く開けた空で雲と風向きで天気を見ている。 今日の絹雲は寒気によるも…
緑の風が吹き始めたかよう道若木が覆う道ではコガラの囀りが賑やかに聞こえていました。 先々週に見られなかったトサノミカエリソウの葉はこれから長い開花への物語が始まります。 初夏の風やね。 地面にも小さな春の顔が見えてきました。 風が変わる北斜面…
「河童天気予想はどう?」 工石山上空のお天道様は春の霞に包まれておられた。 今日は登山日和と言うことで。 ◆登り口のこと 春の風が優しく吹く標高約900mの登り口の気温12℃は僕にはいい感じ。 「ayanoさんは歩きながら調整ね」 「新緑 綺麗!」 今日はayan…
本州南岸を通過した低気圧は東に離れ高気圧に覆われる西日本は晴れそうだが低気圧の影響を受ける西日本日本海側や北日本では雨の降るところがありそうだ。 ◆空を観る上空に寒気が流れ込む北日本で雨が降り日本を高気圧や低気圧と前線が交互に通過。ゴールデ…
令和7年4月26日5時13分気温2℃穏やかに風が吹き上がる。今年の大型連休の始まりを告げるお天道様が東の山並から昇り始めた。 ◆始まること 静かな小屋開けですね。 「そうじゃな 気持ちええなぁ」 山神様はお天道様を拝んでおられた。 「ダケカンバは強いなぁ…
「ここが最後まで 雪が残るところ」 登山道は山頂部に近づいた。 「今年はよけ降ってくれたわ」 ◆山頂部のこと 帰って来たんだなぁ。。。 広くなだらかな笹原に覆われた標高1955m剣山山頂直下に建てられた山神様が50年守ってきた山小屋が見えた。 四国山地東端…
標高1400m見ノ越から約15分。1750mにある西島リフト駅に上がり駅員さんとお久しぶりの挨拶を交わし山頂に登る西島尾根を登り始めた。 ◆西島リフト駅 「お疲れさまです!」 ヒュッテ4代目の太一が山神様が運んだ資材の荷揚げにきた。 山神様 これからも楽しみ…
小屋締め以来のご挨拶小屋開けとともにはじまるもうひとつのかよう道は 吉野川の眩しい緑が迎えてくれました。 久しぶりだなぁ。。。 高知はすっかり初夏の装いやき春のはじめに戻ったみたいやね。 ここはこれから ゆっくり向かう春の景色も私達の歩みもゆっく…