猿板

遊山黒子衆SARUの記録

2016-10-01から1ヶ月間の記事一覧

秋の国見山遊山 始まる

電脳秘書ちいと 久しぶりの遊山は 穏やかに晴れそうだな。 ◆季節は巡る 「え〜 そんなになるかねぇ」 和宏さんとは2009年1月 香川県雲辺寺さんが最後やもね。 あの日は寒波で大変だったね。 「月日が過ぎるのは早いね」 吉野川も秋の日差しに輝き 岸部に秋色…

和宏さんの山便り 剣山の紅葉

katurakoさんと剣山を訪れた 和宏さんから紅葉の便りが届いた。 私達はこの風景を逃してしまった(笑) ◆平成28年10月20日 紅葉は西島駅から上が見頃で 急に寒くなったこともあって いっせいに染まりはじめたとのこと。 ◆今年の色 今秋の天候不良で 次郎笈と…

孫猿の遊山「四国カルスト」 口福の時

「栗がどっさり落ちちゅう!」 「レオ違うで これは栃のドングリでぇ」 今年も栃は森の生き物を養ってくれる。 ◆猪伏の大トチ ドングリ一つ一つが命。 たとえばブナの実が大樹になる確率は 一億個に一つと言われている。 「やっぱり大きいねぇ」 ◆大きな木の…

tochikoな山歩き 森の主

四国カルストから見る不入山 いつ見ても格好良い! 四国カルストは もともと海底だった場所 生きているエネルギー 地球の皺が見渡せます。 欅平はカルストの北側の森 「ねえねえ栗の実見つけた!」 先に歩いていた二人が 駆け足で戻ってきました。 ルイとレ…

孫猿の遊山「四国カルスト」 森の恵み

「これ何?」 「良く見つけたね これはヤマボウシ」 食べることが出来るんだよ。 ◆刻まれた記憶 元々日本人は海に囲まれ 水が豊かな島に適応した森の民。 身体も森の恵を求めている様に思う。 ◆次世代へ繋ぐ 落葉が始まると 森は遺伝子を次世代に繋ぐ。 動く…

孫猿の遊山「四国カルスト」 雲の中へ

「レオ行くぞ! お〜っ!!」 すっかり山慣れしてきた兄。 でも大人は最低限の危機管理を 決して怠ってはならない。 ◆静寂の森 前線は停滞している様で 風の無い森を霧が包み 鳥たちの囀りが響いていた。 ◆雲と霧のこと 「雲の中におるがでね?」 大気中に浮か…

孫猿の遊山「四国カルスト」 雲の上へ

気象庁が70%雨と 予報した日曜日のお天気は ウェザーニューズの勝ち。 でも前線は気まぐれだからなぁ〜。 ◆逆転の朝 霜降に入る日曜日 孫猿ルイとレオを連れて tochikoの故郷の裏山 四国カルストに行くことにした。 そうそう君たちは 寝ていてくれた方が良…

河童の日々遊山 ババグーリの秋冬

山に行かなかった雨の休日。 tochikoと友人のギャラリーの 大好きな作家さんの企画展を訪れた。 丁寧な手仕事。 そして洗練されたデザインでファンを魅了する ヨーガンレールから誕生した「ババグーリ」 自然素材にこだわったお洋服にプラスして 今回は「銅…

寒露の梶ヶ森遊山 至る

森を抜け頂上部の笹原に出れば 笹と共生する芒の穂が風に揺れていた。 芒は日本の秋を代表する風景だろう。 ◆秋の訪れ 振り返れば広葉樹の森に 秋色が現れはじめていた。 ここ数日で急に気温が下がり 一斉に紅葉が始まったようだ。 ◆空へ出る 鉄塔が建ってい…

tochikoな里帰り 十五夜

久しぶりのただいま 今日は十五夜 お月さんが見え隠れする 薄雲が恨めしい。 せっかくお団子 買うてきたのにね( ^)o(^ ) 翌日は晴れ間は見えるものの 降ったり止んだりのお天気で 雲の流れがとても速い。 母が今 一番気がかりな稲刈りは まだまだ出来そうも…

寒露の梶ヶ森遊山 実る

和宏さんが道を外す。 「あった あった! 落ちちゅうで」 今年も山梨が実を落としていた。 ◆人が関わる 八合目には定福寺奥ノ院があり ここはかつて宿坊として使われていた。 この山梨も人が植えたものだろう。 ◆寒露に入る 山野はすっかり秋らしく 朝晩はさ…

寒露の梶ヶ森遊山 出流

落葉樹林に入り時折光が刺す。 「午前中は大丈夫ですね」 この木漏れ日に読みが確信に変わる。 ◆谷に生きる 梶ヶ森7合目付近は栃や欅など 水辺を好む木々が根を下ろし 水が豊かなことを教えてくれる。 ◆龍王の滝 登山口からほどなく 龍王の滝を祀る祠が現れ…

寒露の梶ヶ森遊山 継ぐ

天気予報は曇りのち雨。 気圧配置で午後から降るだろうと読み 紅葉の始まりとキノコを期待して 梶ヶ森へ和宏さんとなおこと向かった。 ◆山を観ること 国道から梶ヶ森が見える。 雲はまだ高層にあり流れは遅い まだ4,5時間は大丈夫だろう。 ◆実ること 定点観…

2016秋の木曽遊山 結

気象庁の予報はネガティブだ。 しかし最悪を想定して決断する事は 決して悪いことではないと思う。 ◆迎えられたこと この上ないタイミングだった。 今回は私なりに考えた決断だったが 人生好奇心を持って飛び込んだものが 勝ちだと改めて感じることが出来た…

2016秋の木曽遊山 転

平成26年9月27日11時52分 血税で示された「当時のレベル1」を信じ 紅葉を楽しみに登りあげく亡くなった 多くの命を決して無駄にしてはならない。 ◆雲の中のこと 開田高原に上がった時 すでに雨は上がっていたが 御岳黒沢口は雲の中にあった。 標高2,150m山…

tochikoな木曽路 出会うもの

遊山のはじまりは雨 木曽のお母ちゃん 木曽駒さんの提案で 奈良井宿を再訪することになりました。 またいい出会いがあるかな? 密かに期待していました。 「このずっと向こうでね」 この河童の土鈴に出会ったのは 4年前の夏でした。 「ここは写真写してもい…

2016秋の木曽遊山 承

夜は土砂降りだった。 何度も目が覚めて前線をチェック これは予想より早く抜けそうだ・・・。 「10時には雨が止む」と皆にメールを送った。 ◆開田高原へ 開田に上がり昼から登ることにした。 開田高原は長野県御岳山の麓 標高1000m〜1500mに広がり 冬は−20℃…

2016秋の木曽遊山 起

私達が出発する1時間前 阿蘇山で爆発的噴火が発生した。 「あっ!ヘルメット忘れました!!」 峰・・取りに帰ろうか・・・ (^_^;) ◆始まるとき 午前3時土佐を発ち 大阪に入り日の出を迎える。 秋の遠征のメインは御嶽山。 慎重に考えた末の出発だった。 ◆信州…

ただいま帰りました

体躯の日の三連休 片道8時間の運転を終え 只今木曽から帰って来ました。 電脳秘書ちい指摘のとおり 私の好物日本一のご馳走を しっかり頂くことが出来ました。 SARUのメンバーは 岩と雪峰とのぞみちゃん。 大阪からのろやまさんと 木曽のお母ちゃん木曽駒さ…

今週末は

お久しぶりのブログです。 電脳秘書ちいです。 河童とtochikoは 岩と雪の峰君とのぞみちゃんと共に 秋を迎える木曽路の遊山に発ちました。 猿板は月曜日までお休みします。 今回もブログで繋がった仲間と落ち合うとのことですが 河童の一番の楽しみは 開田の…

河童の日々遊山 変化のとき

さすがプロだねぇ! 手際がいいたらありゃしない。 私らはどこに運ぶか伝えるだけ d(^_^) ◆変わるとき 一昔前の「引越」といえば 友人をかき集めて汗かいて お礼の「おきゃく」したよなぁ。 蘭丸 新しいお家にいくぜよ! ◆昨日も晴れ しかし道具がどっさりあ…

水を汲みに行く かえり道 =2014 過去板=

台風が運ぶ雲の流れは速く 次第に厚さを増してきた。 稜線は風が強くなっているようだ。 ◆秋が終わるころ 風が吹きあがる北東斜面は すでに落葉が始まっていた。 稜線の紅葉はこれで終わりかなぁ。 ◆芒と雲海 帰りは荷揚げに使っていた 沓掛山への道を歩いて…

水を汲みに行く 懐かれる =2014過去板=

伊予の名峰笹ヶ峰の 標高約1,500mにある丸山荘は 私達夫婦が通い続け 学んだ思い出の山小屋。 ◆丸山荘 どこかしこに思い出の詰まった この場所で八ちゃんとも出会った。 湧き水を彼のお土産に頂こう。 ◆丸山へ この小屋の名をもらった山 「丸山」で昼にする…

水を汲みに行く 森を歩く =2014 過去板=

殺風景な植林の風景に ミズキが小さな秋色を添える。 何かホッとする鮮やかな赤色。 ◆宿 ここは「宿」と呼ばれる かつて木炭を運んだ馬の休憩場所。 最盛期には数十頭の馬が集まり たいへん賑わったと言われる。 ◆ブナと山葡萄 宿から沢にかかる橋を渡り こ…

水を汲みに行く 還ること =2014 過去板=

山間部の田圃に 稲木が整然と並び 長い冬の備えが始まっていた。 ◆秋の終わりへ 仁淀川は落ち鮎漁となる。 今年は大雨が続き苔が育たず 鮎は例年より小振りだった様だが 命は繋いでくれたことだろう。 ◆友との源流へ 出発が遅れたので 馴染みの直販所が開い…

河童の日々遊山 変化のとき

「いよいよ 最後やねぇ」 ホントですよ 寂しくなるなぁ・・・。 「でもね。ウチのものは あっけらかんとしちゅがよ(笑)」 ◆最後の日 いよいよ思季亭最後の日が来た。 いつもは静かなお店が今日ばかりは 別れを惜しむ常連さんで満員だった。 ◆別れのとき 「…