猿板

遊山黒子衆SARUの記録

2018-10-01から1ヶ月間の記事一覧

霜降の剣山遊山 ゆく道

明日は日差しが届いても午後はニワカ雨の可能性あり。空の変化に注意が必要だろう。翌日天気は回復へ向かいそうだ。 ◆紅葉を求めて 毎月頂上ヒュッテに泊まる。小屋閉めまで一月となった週末tochikoと晩酌に上がることとした。 ◆変化のとき 祖谷郷に入り空を…

剣山のおきゃく遊山 結

ほぼ予定どおりヒュッテ着。山頂は強い変化の風が吹きつけ昼食をとるのは辛いだろう。 ◆待つとき ikazutiさんは一ノ森を折り返したろうか? 一杯やって連絡取ってみよう。 山神様も帰ってきたし (^_^) ◆山食堂と山猫亭 ちょうどヒュッテに降りてきたikazuti…

剣山のおきゃく遊山 転

「持って来ちゅうきね」今日も和宏さんは置き土産。殆どの鳥は温かい処に下るがここで冬を越すものもいる。 ◆落葉踏む道 標高が上がるごとに雲を抜けるのか風景が明るくなり木のシルエットが浮かび上がる。 ◆岩を踏む道 森の前線など風の強い処は樅が守る。 …

剣山のおきゃく遊山 承

剣山は古からの神の山。日本人は自然に神を見出し信仰心に護られ生きてきた。 ◆神の山へ 登山口にある栃の木。若い木は葉が大きく陽を求め枝も広く伸ばす。 「随分色づいたねぇ」 ◆変化のとき 前線の動きは遅いようで山麓は深い霧に覆われていた。 しかし遅…

剣山のおきゃく遊山 起

寒気を伴った大陸の高気圧が押し前線が太平洋に抜け平野部は晴れるが進み方次第で山は不安定になるかも。 ◆約束の週末のこと このブログで繋がったikazutiさんが四国を訪れる週末和宏さんとtochikoと剣山に向かった。 ◆川を遡ること 祖谷口で山猫さんと合流…

tochikoな日常 草木の道

水量豊かな久保谷川の水を田畑に送るために築かれた水路の道は やがて開けた自然林となります。 ただ歩いていては気づかない小さな植物も百一草園の園主中平さんの案内で ひとつづつ確認していきます。 シラネセンキュウ カシワバハグマ マツカゼソウ クモラ…

和宏さんの山便り 紅葉始まる

四国の紅葉は体育の日に始まると言われ変化の時を求めた和宏さんの山の便りが届いた。 ◆10月10日 「剣山」 登山口から雨で リフトで上がりました。 景色は霧の中でした。 頂上ヒュッテでのんびりされたようでそれも霧の中の紅葉も一期一会のいい風景だと思い…

寒露の三嶺独り遊山 かえり道

静かなカヤハゲに帰り岩のテラスに腰を下ろした。ここは360度遮るものはなく日差しは強いが風は涼しかった。 ◆静かなとき 簡単な昼を済ませ草に寝転がれば燕が風を切る音が聞こえた。 今年生まれ育った燕だろうここだけでも2~30羽は舞っている。もうすぐ南…

寒露の三嶺独り遊山 女神の山

標高1720mカヤハゲと呼ばれる東熊山の山頂でザックを下ろした。ここは私が最も多く登った山だろう。 ◆カヤハゲに立つ カヤハゲは剣山系の中心にあり東に主峰の剣山と次郎笈北に三嶺、南に白髪山が座り西は綱附森の向こうに太平洋を望む。 ◆三嶺を目指す 気温…

寒露の三嶺独り遊山 稜に乗る

尾根筋にある分岐から山道は山腹を横切るがこの夏道は冬は積雪による雪崩や道迷いなどリスクが高くなる。 ◆稜線に上がる 冬はそのリスク回避のため尾根を選んで歩くことが多く雪が降る前の確認が大切になる。 ◆尾根筋のこと 尾根を忠実に登れば頂に立つが地…

寒露の三嶺独り遊山 ブナの森

林道を離れ谷へ下り長笹谷に架かる橋を渡る。紅葉を促す谷の水はまだ多い。 ◆朝陽が描く風景 奥物部の森に登り返す南斜面を横断する山道に差し込む朝日が模様を描き 暗い対面を背景に木々の葉が輝きはじめる。 ◆森の母 ヌル谷のナロで一休みし谷の源流に根を…

tochikoな日常 水の道

八百とどろ この川は四万十川に続いています。 川底が岩盤で急峻な川は四万十川の支流梼原川で ここを遡った鮎が本物の鮎と言われています。 私が初めてヤマセミに出会った場所はこの川の上流。 この地区の久保谷という集落にセラピーロードとして整備されて…

寒露の三嶺独り遊山 分け入る

いつもの林道口に車を置く。光石登山口の駐車は多くなっていたがここはいつもどおり静かだった。 ◆秋の音色 林道対面の西熊山には朝陽が差しはじめていたが北面の林道は薄暗く敷かれた落葉が歩くたび軽快な音をたてていた。 ◆もののあはれ 林道脇の秋の花は…

寒露の三嶺独り遊山 朝が来る

明日は穏やかな秋空が広がり朝晩はヒンヤリとするものの昼間は過ごしやすい体感となる。 ◆独りの遊山 tochikoは仕事の週末。紅葉のはじまりが気になった奥物部の森に一人分け入った。 ◆R195 土佐は寒露に入ったとたん涼しくなり日の出も遅くなった。 稲刈り…

秋分の面河山遊山 一期一会

「これって花やおか?」tochikoが登りの途中笹の不自然な枯れ方に気がついた。 ◆笹の一斉開花 笹や竹の花は60年~120年に一度の頻度で一斉に開花し枯れる。その様に1世紀で一回咲くということからセンチュリーフラワーなどとも言われている。 昔は数十年に一…

秋分の面河山遊山 尾根の道

100年以上生きたであろうブナの大木が倒れ道を塞いでいた。これもまたキノコの苗床となり来年から2~3年は楽しめそうだね。 ◆共生する命 鹿が集まった三嶺でここ数年で激減した笹床がなんだか懐かしく感じた。 ◆秋の風 標高1500mを越え秋の色が現れはじめる…

秋分の面河山遊山 山麓の道

四国は亜熱帯から亜寒帯まで多くの植生が生きる遺伝子の宝庫。この森には温帯から亜寒帯までの豊かな植生に出会うことが出来る。 ◆橅の森へ 「けっこう荒れたねぇ」tochikoは面河尾根何年ぶりかね?隆起と崩壊を繰り返す日本の森はこの様なものだと思う。 標…

tochikoな山歩き 落実

深い渓谷から始まる 石鎚の信仰の道は 暖温帯から亜寒帯まで続きます。 遊歩道に落ちていた赤い実 見上げるとどうもカヤの実のようでした。 調べると食べられる実のようですが 果実のような酸っぱさと松ヤニが混ざったような 不思議な匂いがしました。 道は…

秋分の面河山遊山 信仰の道

鳥居を潜り始まる登山道は御神体である石鎚山頂へ至る「裏参道」と名付けられた古の道。 ◆信仰の道 標高1,982mの山頂まで続く13.3km標高差1,270mの山道は先人が積んだ石段から始まる。 ◆深田久弥:日本百名山「石鎚山」 石鎚山は四国のみならず西日本最高の…

秋分の面河山遊山 渓谷の道

面河渓駐車場に車を置く。ここから霊峰石鎚山山頂へ続く長い信仰の道がはじまる。 ◆分け入る 「山に行きたいと思ってました」そんなのぞみが見上げているのは高さ100m幅 200mの花崗岩の岩壁「亀腹」この堂々とした風景から遊山がはじまる。 ◆面河渓谷 昭和の…

秋分の面河山遊山 川を遡る

三連休の予定をリセットし作戦会議と称する飲み会へ山猫さんと岩と雪の峰と共に行きつけの串焼き屋を訪れた。 ◆串焼きとりまる ここに通うポイントは土佐の食材と地の炭に拘る心。 峰は道具の後方支援で今回は有雪期の下見を兼ねて面河尾根に行ってくるぞ! …

和宏さんの花巡礼「彼岸花」

高知市土佐山の彼岸花を見てきました。 昨年と同じ21日でしたが少し色あせたように思いましたが岸の彼岸花も増えていました。 彼岸花 (ヒガンバナ科ヒガンバナ属) 別名 「曼珠沙華」 花言葉:「再会」「情熱」 花のあとで葉が伸びてくるが、冬と春を越して…

雨ニモ負ケズ風ニモ負ケズ

台風25号による影響を考え楽しみにしていた木曽遊山を中止した。そんな日本には今年も次々と台風が訪れ地震や火山噴火でも各地に被害があった。 台風津波から朝鮮半島を守るように太平洋に向かって横たわる日本は全世界の水、火、大地の不幸の半分を受けてい…

tochikoのかよう道 初秋の風

先週は仕事で須崎市安和(あわ)へ 海を見たのは本当に久しぶりな気がします(笑) この海は 梼原から車でたった1時間足らず 近いなぁ。 さて、早朝の出勤途中 朝陽が川面を輝かせ よーく見るとサギが朝餌を探しているようでした。 山に向かえば朝の気温は13…

雨の遊山 台風迫る

台風24号が近づく週末。山は雨も風も影響が早く予定していた山行は中止して雨には雨の遊山を楽しもうか。 ◆初めて会うのに想い出のような人 「確か10年くらい前 この人のブログに出会った印象。 その作者夫婦とリアルに出会えて 一緒に語える機会に感謝しま…

河童の道具箱 孫猿の装備

小学校4年生になった孫猿ルイの山での装備更新に友人ガイドが働く店を訪れた。 「お~ 大きくなったね!」 ◆子供用こそ本気 子供たちの山道具をきちんと選んであげることが子供の好奇心を育てるため大切な事だと思っている。 子供用はついつい「すぐ大きくな…

河童の四方山話 お酒の飲み方

「酒は百薬の長」を裏付けるデータはあるが内容は適量を飲む分には死亡率が下がるが一定量を超えると死亡率は上がる。 炭酸が入っている方がアルコールの吸収が早い。そのお酒の飲み方でもう一つ喉頭癌を防ぐことが大事だと思う。 人間の身体はかつて経験の…