猿板

遊山黒子衆SARUの記録

2019-10-01から1ヶ月間の記事一覧

和宏さんの山便り 紅葉の剣山

紅葉が始まった剣山から和宏さんの山便りが届いた。気になった台風もそれほど影響なく一期一会に出会えた様で何よりでした。 ◆令和元年10月22日 「先週に続き剣山に行ってきました。 少しガスがかかっていましたが 西島リフト駅より右回りコースは 紅葉が見…

河童の道具箱 ALPINE Pack

今年の春に入る休日春夏物の入荷状況を確認に高知岩と雪に出かけた。 ◆春夏色 毎年3月に入ると今期春夏物の入荷が始まりこの日も荷物が届いていた。 ARC'TERYXはどう? 「ボチボチですね」(苦笑) ◆Alpha AR 35 Backpack 「例のザック入ってますよ」ARC'TER…

台風一過神無月の剣山 かえり道

この日夜明けと共に登山者が山頂を訪れはじめ三代目は小屋の雨戸を開け始めた。◆一期一会であること 頂きます。私達もゆっくり朝食を頂き帰り仕度を始めることとした。 「えいタイミングやったね」 あの日あの時に居ないと見られない百回、千回に一度の風景…

台風一過神無月の剣山 変化の時

この夜台風19号は960hpに弱まったものの人口が集中する都市部に迫り多くの雨雲を巻き込んでいた。 ◆静かなとき 「今年は天気にやられたわ」 満員だった登山者の予約は私達含め2組5人だけになった。 自然相手ですからねぇ・・・。 ◆ふれ合うとき 「良かったら…

台風一過神無月の剣山 頂の風景

「風が息してないね」 頂上部の稜線に上がる。ここから急に風が強くなり平均10m瞬間最大15mはあった。 ◆空に上がる テントなら大変だったな。登山口はあれほど穏やかだったが風が吹き上がる山頂は別もので笹は風に打たれ木は大きく揺れていた。 ◆居場所に帰…

tochikoのかよう道 残光

太陽が照らす月西に見える月の入りが1日ごとに遅くなっていることを実感します。 その後ろから追いかけるように街に注ぎだす太陽の光 何気ない日常に感謝しながらのかよう道です。 山間部は少し遅れて太陽が差し込みます。 だいぶ色づいてきたなぁ。 仕事を…

台風一過神無月の剣山 風の風景

毒を持つツキヨタケ。海水を攪拌して東へ進む台風が過ぎれば気温も下がり茸たちが元気に生えはじめるだろう。 ◆台風のこと 風も水も森には必要で台風は森を元気にするものだが水力や風力発電は森の元気を奪う。 ◆西島に上がる 西島神社の大岩を登り山道は森…

台風一過神無月の剣山 雲の風景

台風の様子を見るため出発を遅らせ登山口には昼に着いた。 まつうらで昼にしようや。 ◆民宿まつうら 「台風でも来ましたか! でも風も雨も大したことないね」 空とにらめっこして来ましたよ。大好きな焼き飯食べて行ってきます。 四国は無難に過ぎそうだが東…

台風一過神無月の剣山 分け入る

私が月を見ていた時の衛星写真。乾いた空気を巻込み眼は小さくなり四国はすっぽり台風の雲に覆われたが雨も降らず風速は2~3m位だった。 ◆空を読むこと 遊山出発予定の朝。台風は四国の南を過ぎこのアウターバンドなら雨も風も強くはないだろう。 tochiko 出…

秋分の梶ヶ森遊山 山の口福

標高1400mの独立峰双耳峰の梶ヶ森山頂部はなだらかな稜線の上にある。 ◆稜線の森 四国は標高1200mで亜寒帯の植生域にはいり橅などが生きる森がある。 ◆和宏さんの山食堂 いつもの避難小屋でお昼を頂くこととした。 今日も頂上はいいでしょう(笑) 「サンマ…

秋分の梶ヶ森遊山 還る場所

いつもの休憩ポイント定福寺奥の院でザックを下ろす。かつてここは宿坊として賑わったところ。◆一息つける 「持って来ちゅうきね」 途中で拾った山梨もそえて今日も和宏さんは置き土産。 ◆信仰の場 「今日はどこ通る?」 今日も山頂への最短コースゴロゴロ八…

tochikoな日常 遠方より友来る

今週は信州の友人が 友達を連れて我が家に来てくれました。 広島に行く予定だったのでせっかくだから会いにきました。 ってそう言っていただけることが何よりのお土産です。 翌日はどこを案内しましょ?じつは梼原に行ってみたいんです。 え?私の故郷ですけ…

秋分の梶ヶ森遊山 森の風景

「明るくなったね」 今年四国に幾つか台風が接近しその強い風で木々の葉が落とされ随分空が見えるようになった。 ◆水を溯る 今年は梅雨入りが遅く木々が葉を出す頃少雨で森は緑色は薄いままで秋を迎えようとしている。 「紅葉は一雨ごとにすすむよ」 仙人池…

秋分の梶ヶ森遊山 水の流れ

登り始めは杉檜の人工林。その薄暗く単調な風景の中でも秋の澄んだ空気を感じる事が出来た。 ◆秋の気配 ほどなく山道は明るくなりはじめた自然林の中に分け入る。 道端には秋を告げる花が揺れ木々を土に還す菌類が目覚め始めた。 ◆龍王の滝 緩やかに登った山…

秋分の梶ヶ森遊山 分け入る

低気圧は北日本を通過しオホーツク海へと抜ける。大陸から高気圧が張り出し西高東低の気圧配置となる。 ◆快晴の朝 北の高気圧に向かって和宏さんとtochikoと共に大豊町の梶ヶ森を訪れた。 目指す山が現れる。 「今日は空気が澄んじゅうね」 ◆実るころ 豊永か…

雨の予報の家から遊山 鷲尾山

山道は薄暗い植林を下り鷲尾山へ登りが始まる鞍部に降りる。ここには誰かが作ったベンチがあり休憩するにはちょうどいい。 ◆最後の登り 高知市南部に横たわる南嶺。そのほぼ中心にある鷲尾山は土佐藩の薪を賄うお留め山であったが今は戦後に植えた杉山になっ…

雨の予報の家から遊山 里山道

高見山をふり返る。2017年この山を中心に約23㏊を焼失する山火事が発生したが1年半で回復した草は以前より元気な様に感じる。 ◆山火事は災難か ここに木が生えないのは昔から野焼きで山菜を摂っていて草木が焼けた灰で土壌は豊かになる。それものどかな時代…

雨の予報の家から遊山 高見山

高見山山頂に登る道と迂回する道との分岐に至る。ここから先は古い墓が多く江戸時代の年号も確認出来る。 ◆別れみち 高見山は土佐権守に任官されこの麓に居を構えた菅原道真の子高視の名が由来する標高163mの里山。 ◆山頂に立つ 古くから山火事を繰り返し木…

雨の予報の家から遊山 筆山へ

前線は東進し西日本太平洋側には高気圧の縁から湿った空気が流れ込み雨雲が発達し強雨や雷雨となる所もある。 ◆独りの週末 tochikoはイベントで私一人。深山の天気は不安定だろうから近くで足腰の鍛錬でもしようか。 ◆家からはじまる 午後の雨を回避して家か…

台風一過の剣山遊山 帰る道

夏に雨が少なかった山のこと順調に生えはじめた茸のことなど小屋のスタッフと話しているうちに風も静かになり薄日が差しはじめた。 ◆帰るとき 「この3連休は駄目でしたね」 笑いながら頭を掻く小屋の三代目。 自然相手だから仕方ないですね。 ◆行ってきます …