猿板

遊山黒子衆SARUの記録

2019-11-01から1ヶ月間の記事一覧

小屋閉めの剣山遊山 冬青空

剣山西島尾根に立つ標高1715mリフト駅にあがる。ここは西に四国山地を望む休憩にはもってこいの場所。 ◆尾根に立つ 剣山から白髪山に続く尾根塔ノ丸の奥にどっしり三嶺が座る。麓に広がる枯れた風景が空の青さを引き立てていた。 ◆尾根の風景 リフト駅スタッ…

tochikoな山歩き 小屋閉めの小雪

今年もお世話になりました。 剣山頂上ヒュッテもいよいよ今期の小屋閉めです。 二十四節気のひとつ「小雪」木々が葉を落とす晩秋の山道から見上げると枝の芸術が澄んだ青空に描かれていました。 この時期は足下が明るい。 落葉が未だ霜にやられていないうち…

小屋閉めの剣山遊山 枯れ山

Tommyさんご夫婦とこの山で出会ったのは2016年。月日が経つのは早いものだ。 ◆穏やかな日 この時期としては暖かく南から積雲が流れ込むがほとんど風はなく穏やかで雨は降りそうにない。 ◆柞の森 すっかり落葉した剣山の森に分け入った。 落葉すると樹々の細…

小屋閉めの剣山遊山 秋の川

四国は太平洋側を中心に前線や湿った空気の流れ込みなど雨がパラつくことがありそう。特に日曜日は雨具が必携だろうな。 ◆感謝と共に 今年も何かとお世話になった剣山頂上ヒュッテの小屋閉めだけは何があっても行かねばならない。 大豊ICから降りたR32紅葉は…

初冬の工石山遊山 日向ぼこ

山頂から穏やかに下る標高1000mを越える稜線は亜寒帯の落葉樹が葉を落とし冬の陽射しが気持ちがいい。 ◆ハイキングフィールド 県民の森の工石山には様々なコースが整備されてそれぞれ体力に合わせて楽しめる。 ◆稜線の道 標高1200m付近を歩くなだらか稜線は…

初冬の工石山遊山 頂に登る

橋を渡り賽の河原に降りる。ここは工石谷が湧き出すところで高知市の水瓶鏡川の源流の一つとなる。 ◆川出流ところ 切れ込んだ谷に射す朝陽が楓を輝かせ落葉浮かぶ谷の水面に木々の影を映していた。 日向で休んでいこう。 ◆シャクナゲ道 賽の河原からの尾根道…

初冬の工石山遊山 冬日射す

この葉は山芋だな・・・あるあるムカゴが出来ちゅうででもここで取らず直販所で買おうな。 ◆一休み 杉林を抜け「杖塚」にあがる。ここは公園内の広場として整備されS42年全国初の自然休養林に指定された県民の森である事を記念する石碑がある。 ◆朝陽射す 杖…

tochikoな山歩き 北山越え

頂上から光って見えるのは土佐湾。 工石山は高知市からわずか30kmばかり 海側の南嶺から見るとこんな風に見えます。 北山の向こう真ん中のとんがりが工石山の山頂です(^^)/ こんな身近にありながら 暖温帯と温帯性の植物が交錯する豊かな森は 冬を越す常緑…

初冬の工石山遊山 秋惜しむ

北山山群の最高峰標高1176mの工石山は郡境となる赤良木峠を挟み標高1108m三辻山と向かい合う。 ◆斜陽の森へ 林道途中にある道標から山頂に至る山道に分け入り朝の涼しい空気の中に澄んだ冬の陽が射し込む。 ◆秋の名残 道端の草木には残花や実を結んだものが…

初冬の工石山遊山 川を遡る

低気圧や前線が離れ西から移動性高気圧に覆われ四国は広い範囲で晴れるが乾燥し朝は冷え込むだろう。 ◆散歩日和 冬の初めの気分転換に高知市の裏山工石山に変化の風景を求め訪れた。 ◆源流を目指す 高知市の北部土佐山へ。市境を越える山間県道を鏡川に沿っ…

立冬の剣山遊山 鎮

剣山頂上ヒュッテは1955年に開設され当初は平屋だった。2代目小屋主の新居綱男さんは50年以上剣山と小屋を守り続けてきた。 ◆温かいとき ここで聞かせてくれる経験は私が歩く山道の大切な道標となりご苦労が刻まれたこの手が大好きだ。 和宏さんは早速奥にこ…

立冬の剣山遊山 結

肌で風を感じながら登る山頂部に続く西島尾根の陽射しは冬のものに変わっていた。 ◆初冬の色合い 日本固有種のカラマツは日本の針葉樹の中で唯一落葉しその色も鮮やかで斜陽に映える。 山頂部付近は石灰層があり浅く根を張るマユミなどが生え植物はその環境…

立冬の剣山遊山 転

チーツーチー チーツーチー コガラの群がやって来た。コガラなど季節による移動をせず年間を通して同じ場所で暮らす鳥がいる。 ◆置き土産 スズメの仲間でも小さいコガラは冬でも里に下らず雪深い山中にいて和宏さんは今日も土産を置いた。 彼ら(彼女ら)は…

tochikoな山歩き 冬のはじまり

暦のうえではまさに今が冬の始まりですが そのことを実感する木々のシルエットでした。 北斜面でも光が届くようになりました。 今にも風に飛ばされそうな楓の葉が枝にしがみつき 冬に彩りを添えるマユミが 残り少なくなった紅葉の代わりに準備をしています。…

立冬の剣山遊山 承

劔神社の創建年は不詳。祖谷山開拓の際に大山祗命を鎮祀して祖谷山の総鎮守とした。 = 劔神社HPより = ◆神の山へ 剣山への山道は神社の石段からはじまりこの山を御神体とする神々の森に分け入る。 ◆照葉の風景 東から西島尾根を越えたおそい朝陽が森に差し…

立冬の剣山遊山 起

四国は上空5000m付近に-15℃の寒気が流れ込み高気圧に覆われ概ね晴れるが朝の冷え込みには注意だな。 ◆秋が終わる風景 冬に入る週末は和宏さんkaturakoさんとゆるゆる登れる剣山を訪れた。 「これが普通よ」 山間盆地にダムがある大豊は冷えた空気が溜まりや…

霜降の奥物部遊山 かえり道

さあ 帰ろうか。 今回は山麓をウロウロ歩く紅葉求めるのんびり歩きだった。 秋はこんな感じでいい。 ◆不安定なころ 昼食の最中ぽつりぽつりときた。大陸と太平洋の空気が押し合う秋は天候が不安定になり特に山間部は雨に対する装備は必携だろう。 ◆変化のと…

霜降の奥物部遊山 深山の懐

下草を失った斜面を横切るフスベヨリ谷への下りは諦め南斜面にある古の山道に入る。 ◆森の奥へ 「Tommyさんはまだでねぇ」 お昼の為に私達が向かった場所は殆ど人が通らなくなった道にある奥物部の森の私達の居場所の一つ。 ◆杣道 この道はかつて炭焼きなど…

霜降の奥物部遊山 樹々の色

紅葉始まるヌル谷のナロ。東屋でザックを下ろした後林道から見えた紅葉を求めてカヤハゲ山麓へ歩きはじめた。 ◆深く分け入る 再び空は雲に覆われ木々の間から見える紅葉が淡い色合いにかえってゆく。 ◆大きな樹 「この木は勝負が早いき」 tochikoが森の母と…

tochikoな日常 降霜

11月1日の空 秋らしい青い空に飛行機雲が絵を描き 仕事を終え外に出たら美しいグラデーションに三日月が頼りない光で見送ってくれました。 ほんの一瞬のショーでしたが美しい夕暮れでした。 週末はいつもの奥物部へ mothertreeは全ての葉を落とし優しくも逞…

霜降の奥物部遊山 光る紅葉

かつての峠越えの山道は今はほとんど歩く人はなく忘れ去られようとしている。 ◆渓へ下る 道標から林道を別れ奥物部の森に分け入り山道はいったん谷へ下る。 ◆長笹谷 白髪山とカヤハゲの鞍部より出流長笹谷は物部川に流れ大海に下る。 風が抜ける谷筋は気温が…

霜降の奥物部遊山 林道の色

「さて 目的地はどこ?」 特に決めていません目的は紅葉狩りの散策ですよ。 ◆分け入る 山へ入るごとに秋空は雲に覆われだした。いつもの林道口に車を置き森に入る林道を歩きはじめた。 今年の紅葉は台風の影響か全体的に枯れ色が目立つ様に感じる。 ◆移りゆ…

霜降の奥物部遊山 川を遡る

東日本南岸に低気圧が発生し弱い前線が現れ東北を南下する。四国は雲が発生しやすいが雨に降られることはなさそうだ。 ◆古巣へ帰る 「お久しぶりです~!」そんなに開きましたかねぇ。 まあまあ一献 (^_^) 翌朝 和宏さんが合流。兵庫のTommyさんとの遊山に物…

河童の日々遊山 馴染みの喫茶店

「もう34年やったきねぇ」 近所の馴染みの喫茶店が今月で店を閉めるという。 ◆喫茶カモシカ 「急に決めたきごめんよ」 いえいえ定年と言うことでしょう。 「常連さんに申し訳ないけんど 身体もしんどうなったしねぇ」 ◆変わること いわゆる街の喫茶店がいま…

河童の道具箱 CB缶バーナー

バーナーフェチの私が何回かフィールでテストして久しぶりにいい道具に出会った。 しかも日本製だ (^_^) ◆SOTO FUSION ST-330 家庭用カセットガスが山でも使えるSOTOのバーナー一体型ST-310が分離型に進化した。 = ST-330 = = ST-310 = ◆炎のこと ST-330…