猿板

遊山黒子衆SARUの記録

2019-04-01から1ヶ月間の記事一覧

平成最後の木曽遊山 木曽上松

「あれって 水芭蕉?」土佐で会うことは希な花はちょうど見頃で迎えてくれた。 ◆高原の咲くら この開田高原水生植物園はこのあとサクラソウやアヤメ、菖蒲などが咲くほか 昔開田に嫁いで来た娘が花嫁道具と一緒に持ち込んだ種から広がったと言われる勿忘草の…

平成最後の木曽遊山 開田高原

大型10連休のはじまりは毎年恒例の木曾路を訪れた。お天気は今ひとつだが変化の風景は期待出来そうだ。 ◆雨の木曾路 高知を発って6時間半私の第二の故郷木曽上松町に入る。お天気はあいにくの雨だが雲は薄いように感じた。 「新緑のはじまりやね」 ◆日本のチ…

電脳秘書ちいの日記 お休みのお知らせ…

河童とtochikoは毎年恒例の木曽路遊山に立ち日記は29日までお休みになります。 信州の高山はまだ冬景色なんだろうなぁ〜。毎年GWはお天気が不安定だと河童は言ってたから二人とも気をつけて無事帰って来てね。 さて高知は桜の盛りを過ぎていよいよ大型連休に…

穀雨の工石山遊山 結

石楠花が根を張る土壌が乏しい岩場を登る。今年は蕾の数が多い様に思う。 ◆稜線に上がる 賽の河原から直接稜線に上がる山道でショートカットした。 ◆頂に立つ 工石山の北の頂に立つ。ここから西は石鎚山から剣山系まで望むことが出来るが今日は暖気で霞が掛…

穀雨の工石山遊山 転

「ヤマザクラも トサミズキも終わりやね」 風が吹く度花びらが散る。 ◆杖塚で 日当たりの良い広場杖塚でザックを下ろした。ここは山頂を周回する山道の分岐点となる。 花には順番があり次はヤマナシが咲きそうだ。 ◆自然林の道 杖塚から賽の河原まで芽吹きが…

穀雨の工石山遊山 承

歩き始めた林道は登山口の標識で終わり標高約1200m工石山の山頂に至る山道に入る。 ◆分け入る 山道は植林から始まる。この植林は比較的手入され大きく育った杉の間に様々な中低木が根を張っている。 ◆穀雨の節 里や野山の植物の生長を助ける雨が降るころ。 …

穀雨の工石山遊山 起

高気圧と高気圧の間に入り四国は時折陽は射すが雲が優勢。午後は雨が降る可能性があり春の雷を伴う恐れがある。 ◆芽吹きを求めて 穀雨に入る週末はnaokoとのぞみと共に高知市の工石山を訪れた。 桜も見納めやね。 ◆歩きはじめる 登山口の標識近くの駐車スペ…

独り遊山「韮生越」 寝床のこと

大規模な土石流跡を高巻きし標高約1500mのテン場に向かった。そこは吹雪の中鹿の足跡を追って見つけた快適な寝床であった。 ◆鹿のコルと名付けたこと そこは稜線に近い場所であるが水が湧き出す長笹谷の源流の一つで南西斜面の平坦地で日当たりがいい。北風…

独り遊山「韮生越」 山道のこと

この山域では行政の害獣駆除の名の下に多くの野生動物が殺されている。 ◆人と自然 西熊の森には鹿が集まり広大な山域が下草を失った。鹿が集まった理由は様々言われるがいずれも人の活動が原因となっている。 ◆太夫さんの話 かつてこの森には標高1200m付近ま…

tochikoのかよう道 春深まるとき

雲の上の町へかよう道灰色の木々に緑が混ざってきました。 やわらかなこの色合いをずっと眺めていたくなります。 田起しが始まれば春の嵐も恵み 名残りの山桜が重そうに水滴を落としています。 雨の中キシツツジ咲く四万十川の支流梼原川 翌日の雨上がりには…

独り遊山「韮生越」 林道のこと

この韮生越えの林道は標高約1800mの山の南側にあり日差しは日の出から2時間程遅くなる。 ◆朝陽射す 朝陽は斜陽となって林道に射し長い影を落とし影から木々が浮かび上がり 山よりいづる谷のしぶきが輝き舞う。 ◆林道の果て 林道の果ては手入れがされず荒れて…

独り遊山「韮生越」 清明の風景

奥物部の森に入る林道にも若葉が見えはじめこれから木々は大地から水を吸い上げはじめる。 ◆西熊の林道 森を見下ろす奥物部の森の中心西熊山には土佐最大の自然林がある。 昭和の頃に植えられた林道沿いの桜は満開だった。 ◆韮生越の林道 植林帯を抜けいつも…

独り遊山「韮生越」 道端のこと

高気圧が北東へ移動し本州から西は高気圧圏内となり全国的に晴れるところが多くなるが朝晩と日中の気温差に注意を要する。 ◆旧香北町 tochikoがいない日はいつもの独り遊山で奥物部の森に帰ることとした。 韮生郷の入口美良布の山には新緑色が目につき始めて…

奥物部長笹谷の遊山 鎮

大きなサルノコシカケがある。生物の大きさは容器に比例する。私の経験でみても豊かな森ほど菌類も大きく育つように感じている。 ◆臨機応変 この日カヤハゲ登頂の予定を私の気まぐれで森の奥座敷にのろさんを案内することに変更した。 ◆森の奥 ここは長笹谷…

奥物部長笹谷の遊山 結

「これって毒ですよね?」 そう これはトリカブト葉っぱ一枚で死亡例がある猛毒。動けない植物は毒で身を守るしかない。 ◆森へ分け入る ヌル谷を後に山道を登る。カヤハゲは全山自然林に覆われ標高1200mを越えると亜寒帯林になる。 ◆森の母 長笹谷支流ヌル谷…

tochikoな山歩き 樹の陽

宿り木が芽立つ道には小さな春が目覚めていました。 ヨゴレネコノメソウ シロバナネコノメソウ 山に取り付き南斜面を東に回り込むと落盤帶があります。 今日はここでゆっくりしよう! この場所も水を好むトチやケヤキサワグルミやカツラが多くヌル谷のナロに…

奥物部長笹谷の遊山 転

歩きはじめて1時間カヤハゲへの分岐に至る。私達は写真がメインだからどうしても時間がかかる。 ◆長笹谷 道はいったん長笹谷に下る。見晴らしのいい林道もいいが柔らかい土を踏むのは気持ちがいい。 谷で一本立てようか。 カワガラスが水面を飛び森には鳥の…

奥物部長笹谷の遊山 承

県道から林道に入り奥物部の森に分け入る。暦は春なかばとはいえ森はまだ冬枯れの風景だった。 ◆奥物部の森 上韮生川上流西熊渓谷は土佐最大の自然林に覆われ四季折々変化の風景を見せる。 ◆林道歩き いつもの林道口から奥物部の森へ歩きはじめた。 「キブシ…

奥物部長笹谷の遊山 起

北は前線を伴った低気圧の影響で雨や雪が降りやすい天気となるが西日本は高気圧圏内で晴れる所が多く四国は日差しが届き春本番の陽気だろう。 ◆夜明け 清明の節にはいる週末のろやまさんと私達の古巣奥物部の森を訪れた。 土佐平野部の田圃は今年も稲作が始…

それ行け孫猿!!工石山遊山 口福時

お昼にしようと賽の河原の東屋に入ったとき雨が強く降りはじめた。 「滑り込みセーフやったね」 ◆雨宿り 子供たちを見ていた山神様が護ってくれたかもな。 「お腹へったぁ~!!」 ◆おいしい顔 飯盒炊爨から山猫亭が開店した。 tochikoは孫猿たちに里の梼原牛…

それ行け孫猿!!工石山遊山 雨降る

ついに雨が降り出した。私はカメラマンだから傘を差しそれぞれみんな雨装備を調えた。 「ボクも傘やき」 ◆雨降り 「いま雷が鳴らんかった?」空気の冷たくなってきたようで今日は稜線を避けた方がいいな。 ◆寒暖押し合うころ 春と秋は季節の変わり目で大陸の…

tochikoのかよう道 花冷え

4月最初のかよう道は雪から始まりました。 朝は霜が降り寒い朝が続いています。 咲き始めたミツバツツジは花芽の先が茶色く寒さに震えているよう。 でも感じる陽射しは春で沢からはカジカガエルが鳴らす美しい音が聞こえ キシツツジが咲き初め 行く先の桜も…

それ行け孫猿!!工石山遊山 雲の中

「ホップに似てますね」これは高知県の蛇紋岩地帯にのみ自生するマンサク科の落葉低木のトサミズキ。 ◆杖塚 杉林を抜け「杖塚」にあがる。 ここは公園内の広場として整備されS42年全国初の自然休養林に指定され県民の森である事を記念する石碑がある。 さて …

それ行け孫猿!!工石山遊山 芽吹き

4月から5年生になるルイ。身長も顔も伸びてきたようでどことなく青年の顔になってきた。 ◆分け入る 標高1177mの工石山山頂への登りは林道から始まる。二人は久しぶりの山歩きでなかなかのやる気をみせていた。 「キブシが咲いた」山の春がはじまったね。 ◆芽…

それ行け孫猿!!工石山遊山 ゆく道

日本海上の低気圧が東進し関東沖で低気圧が発生し北東進このため広く雨や雪が降り落雷や雨が強まる恐れがある。 ◆春分の週末 痛めた足が回復した私のリハビリ登山に山猫さんと孫猿ルイとレオが付き合ってくれた。 しかしこの時期になると日本は桜の国だと実…