猿板

遊山黒子衆SARUの記録

2024-05-01から1ヶ月間の記事一覧

初夏の奥物部の森遊山 鳥の音

「柔らかい陽射し」 開いたばかりの葉は陽を透かし森の空気まで若葉色に染めている。 緑が身体に染みいるようだなぁ。 ◆深い懐のこと 「囀りが気持ちえい」 まほらの中心に根を張る沢胡桃。根元を流れる渓水も軽やかな音を奏でる。 静寂という音もあるよなぁ…

初夏の奥物部の森遊山 山滴る

両側の山が迫った林道は古の峠に上がる終点に近づき風は渓から吹き上がる。 ◆渓へ下る 「木洩れ日が綺麗やね」 終点手前の道標から林道を別れ渓へ下る山道に入り奥物部の森の懐へ分け入った。 ◆長笹谷 カヤハゲ南山懐より出流長笹谷の渓底に山道は降りる。幾…

初夏の奥物部の森遊山 落し文

広げた羊歯の若葉の間から茎を伸ばし咲いた花は何だろう。きっと共生している様にも感じる初夏の命らの営みは美しいものだ。 ◆空気のこと 長い冬の眠りから目覚めた草木がまるで深呼吸をしているような息が森に満ち空気が変わったことを感じる。この初夏の森…

初夏の奥物部の森遊山 新緑風

芽吹きで狭くなったいつもの登り口の空は快晴。 今日は登山日和だが いつも静かだなぁ。。。 ◆登り口のこと 標高約1000m気温は13℃。風もそこそこ吹いてくれる様で夏服で汗掻くことなく歩けそうだ。 さあ 行こうか。 ◆林道のこと 「緑のトンネルになった」 山道…

tochikoな山歩き 駆け上がる

ひと月が過ぎた奥物部は裾野から緑駆け上がる風景でした。 「眩しいね」 まるで最頂部の木々が裾野からの迎えを待つように 順番に裾のから駆け上がる緑が波のようでした。 まだ越冬芽だった沢沿いの栃は大きく葉を広げ 水量の蓄えられた沢で気持ち良さそうに…

初夏の奥物部の森遊山 花柚子

本州周辺は高気圧圏内で日差しが届く。強い日差しに加え南寄りの暖風が吹き込み各地で気温が上がり夏日も出てくる予想。 ◆空を観る 翌日は高気圧が東の海上に離れ日本海から前線や低気圧が通過する。西から天気は下り坂で強い雨に注意。 偏西風の南北の蛇行…

2024春の信州遊山 結

さすが山スキー多いねぇ。 雪面の登攀は最強なんだけど四国は山小さいから見掛けない。 「でも何本滑れるかですよね」 ◆分け入る そんな猛者も観光の方も楽しめるのが乗鞍のいいとこだね。 「僕は1歳デビューの山でしたよ」 「少雪とは言え さすが乗鞍ですね…

2024春の信州遊山 転

「上高地は1時間よ」 地元に友達がいると最短コースでその地を楽しむことが出来るのかぁ。 夏はそれかな d(^_^) ◆近道で行く 「河童ちゃん停めて、停めて!」 日本で600座登ったマタギKさん。道中いい風景を見つける度カメラを出す。 「えい風景を写せりゃえ…

2024春の信州遊山 承

「おぉ 新緑がえいやいか!」 海抜1426m新地蔵隧道を抜けると白樺や唐松の新緑が迎えてくれた。 今日は空気も澄んで綺麗やね。 ◆開田のこと 僕らがかよう木曽開田高原は長野県西部に位置し岐阜県に接する。御嶽山の裾野からなり北部・東部は飛騨山脈南端の山…

2024春の信州遊山 起

西から高気圧が張り出し前線は徐々に南下し天気が回復。晴れる所が多くなる見込みだ。 ◆空を観るGW後半は高気圧に覆われるため本州は晴れる日が多く内陸ほど気温が上がり汗ばむ陽気になるな。 まあ所謂「行楽日和」 (^_^) ◆四国を発つ 「渋滞はどうやろう?…

tochikoな山歩き ヤマザクラ

今年の大型連休はかよう道で季節を遡りました。 4月の終わり剣神社前には咲いたばかりのヤマザクラが女神三嶺を望む芽吹きの中にありました。 5月は5年振りの木曽路へ 地元の駒ちゃんは初夏の装いだと言う御嶽山 地球が生きていることを思い起こさせてくれる…

小屋開けの剣山遊山 春の雨

昨夜遅く降り出した雨。 雨具を着るのは好きではないが下山だからよしとしよう。 「新緑もすすむしね」 ◆小屋開けの日 いつも遅くてすいません 「いえいえ 朝食構えますね」 今日は小屋開きだったな。みんなそれぞれの仕事に就いている。 「ザック大切に使わ…

小屋開けの剣山遊山 山小屋

もう何年になるのか。何人共に登って来たのか。今年もかよう道が始まる僕らの大切な居場所に帰る。 ◆懐に帰ること ただいま帰りました。 今では家族付き合いになったいつも笑顔で向かえて下さる温かい方々が待っている。 ◆山懐を望むこと 剣山は深田百名山に…

小屋開けの剣山遊山 春の日

岳樺の森から落盤帯を横切り太鼓岩の脇を登り尾根に出る。この大岩には行場の洞窟があり最深部に不動尊が祀られている。 ◆空に出る 見ノ越から山頂部へ登る西島尾根に乗って山小屋が見えた。 さあ 帰るときやなぁ。 「越冬芽が膨らんできゆ」 剣山懐の木々の…

小屋開けの剣山遊山 木の芽

「山桜が咲いちゅうね」 標高約1400mの見ノ越から山桜を前景に観る女神様の山。 ここはまだ春の始まりだな。 ◆登り口のこと 「静かやね」 大型連休を待つ登り口。気温16℃と平年並みだろう。 今日は花曇りでいい感じ。 ◆立ち寄ること 「皆さんお元気やおか」 …

小屋開けの剣山遊山 春の川

高気圧が段々と日本の東に離れ九州に前線上の低気圧が接近する。西日本の天気はゆっくりと下り坂低気圧や前線に近い地域は雨かな。 ◆空を観る前線上の低気圧が本州の南岸を通過し西日本、東日本の太平洋側の地域ほど雨が降る可能性が高くなってくる。 「雨域…