猿板

遊山黒子衆SARUの記録

2024-06-01から1ヶ月間の記事一覧

夏至に入る三辻山遊山 雨滴り

標高900mの登り口の空は市内で見えていた青空はなく雲底の暗い雲に覆われていた。 でも動きは速くないな。 ◆登り口のこと 風は弱く気温は19℃。湿度は高いように感じるので今日は夏の汗を掻けそうだな。 さあ 行くか。 「カッコウも鳴きゆうね」 ソウシチョウ…

夏至に入る三辻山遊山 香立つ

西から梅雨前線が北上。西日本を中心に雨が降り強まるところがある見込み。 四国は微妙な位置。。。 ◆空を観る 翌日前線上の低気圧が北陸を通過低気圧や暖かく湿った空気の影響で局地的な激しい雨に注意が必要だろう。 早起きして観ていた雨雲レーダーは予想よ…

tochikoな山歩き シリアゲムシ

おっ! 久しぶり。 かよう道でシリアゲムシに出会いました。 夏至を過ぎこれから日が短くなっていく頃 植物を食べる昆虫を捕食する昆虫も居て足元の葉の上は小さな生き物に出会うことが多くなりました。 それを待つ蜘蛛も。 全てが役割を持ち保たれている森…

河童の日々遊山 最終日

山道で折れていたツツジを持ち帰りデキャンタに活けていた。 ちょっと不安定? 花器になるものありますか? ◆山に行かない日 「そうそう! 大正ガラスのピッチャーがあるで」 そんな友人のギャラリー企画展最後の日に訪れた。 ◆共に暮らすもの 「100年前の …

仲夏の三辻山遊山 霧雨

近道は三辻山の登山道に入る。 私はこの道をかつて山中を漂泊した木地師の道であったと考えている。 ◆杣人の道 「虫が鳴きだした」 程なく山道は忘れられた昭和の頃整備された園地に入る。 今日は頂上やめちょこう。 「暗くなったもね」 山に入れば空を観る…

仲夏の三辻山遊山 花虻

「雲が透けてきた」 広場の開いた空に浮かぶ低層雲は陽が上がると共に薄くなり青空も見えてきた。 ◆杖塚のこと 午前中は大丈夫だな。 自然休養林の公園広場いつも杖塚の広く開けた空で雲と風向きで天気を見ている。 「イボタにハナアブ」 花に集まることから…

仲夏の三辻山遊山 忍冬

「私の好きなスイカズラ」 スイカズラ科の半落葉の蔓性木本初夏、葉腋に細い筒形の合弁花を開き花色は白色から黄色に変わる。忍冬 ◆登り口のこと 登り口から見上げる空は薄い低層雲に覆われているが流れは遅く安定してる様に見えた。 でも今日は安心できない…

仲夏の三辻山遊山 蛍袋

梅雨前線が北上して本州の南岸へ。前線に伴う低気圧が発生し発達しながら本州南岸を東進し前線や低気圧の近くでは北極寒気に伴う強雨や雷雨に注意だろう。 ◆空を観る 翌日梅雨前線は南下するが別の低気圧や前線が日本を通過。西日本は気温が上がり北や東日本…

tochikoな山歩き 緑影

スイカズラが目立つ道から始まる ほんの一滴の蜜の甘さは子供の頃の思い出です。 いつもの休憩場所でイボタの花が咲いていました。 蝶や蜂が忙しく飛びまわっています。 いつも空を眺める場所なのにこのような小さな花を認識していなかったように感じます。 …

河童の日々遊山 ババグーリのトラベルコレクション

「 着心地の良さと動きやすさに加え 旅への期待をいっそう高めてくれる色使いや プリント使い。様々なシーンに寄り添う 旅の相棒となるものが見つかるはずです。 ◆雨の休日 行先は世界の反対側 憧れの地、懐かしいどこか・・・。 旅へと誘うババグーリの トラベ…

芒種の加持ヶ峰遊山 蛙の子

祖先が真理を求めた大岩に架けられた鎖場を登り真の清水が出流森を目指した。 ◆滝頭に上がる 真名井の滝頭にはもう一つの滝があり季節毎の掛け軸の様な風景を見せてくれる。 涼しげな風景になったな。 「えい風が吹くねぇ」 いつも休憩する大岩頭の昭和の東…

芒種の加持ヶ峰遊山 栃の花

歴史を1300年溯る定福寺。その奥ノ院は佐賀山谷川の支流湧き出す深い処にある。 ◆深山のお寺 「涼しいね」 風が吹き上げ気温は15℃登り口から2℃下がった。 晴れたらまた下がるな。 ここも流れ込んだなぁ。 「ガラスが割れちゅうで!」 背後に山を背負ってるか…

芒種の加持ヶ峰遊山 山清水

「囀りが賑やかやね」 この山の特徴でもある落差20mの滝を成す大岩の右岸を巻いて滝頭に上がる。 ◆滝頭のこと 梶ヶ森にはこのような大岩が稜線近くまであるのが独立して聳えた由縁なんだろう。 ミソサザイとルリかな。 龍王の滝頭には上部二段の滝が流れ込む…

芒種の加持ヶ峰遊山 二人静

「若葉が一人前の青葉になった」 禾のある穀物を播く時期の意。田植えが始まり梅雨めいてくる。 芒種らしい森になったな。 ◆登り口のこと 「お山は曇りやね」 標高約900m静かな登り口気温17℃は平年より少し低い位。 撮影にはいい感じやろう。 「今日も赤翡翠…

tochikoな山歩き 花の後

駐車場までは大雨の後の土砂を除いた道を通ってきました。 いつもより浮き石が多い道を歩く 昔会った里人はゴウゴウと濁った川を見ながら「大雨が降ったらこんなもんよ」と笑っていて 厳しい自然も恵みであることを教えてくれました。 いつもの道は水が流れ…

芒種の加持ヶ峰遊山 紫陽花

前線を伴った低気圧が接近し北や東日本は広く日差しが届くが西から下り坂で午後は雨になるかも。 ◆空を観る翌日、本州の南を低気圧が東に進むため西日本は広く雨が降り九州や太平洋側では降り方が強まったり雷にも注意だろうなぁ。 寒気予想図が春秋ものに変…

仲夏に入る三辻山遊山 満天星

「シロドウダン咲いたね」 ツツジ科の落葉低木。満天星春、若葉と共に壺状の花を多数下垂する。 クマンバチも忙しそうだな。 ◆調和すること 極相に向かう森では様々な種が根を張り「競争している」が今までの合意だったが「助け合えるか観ている」としないと…

仲夏に入る三辻山遊山 山滴る

植林を抜け主稜線に乗る。風が強い稜線は土壌が乏しくリョウブやツツジなど菌根で共生できる木々が根を張る。 ◆赤良木園地 「一本するろう」 稜線から緩やか下った山道は昭和の頃の忘れられた園地に至る。 頂上に上がってもうや。 赤良木園地は山頂直下にあ…

仲夏に入る三辻山遊山 夏の空

「気持ちいい空やね」 空は登り口と変化はなくまだ寒気の動きはないようだ。 風がえい感じや。 ◆杖塚の空 季節は正確に仲夏に移ろうがこの後高い山で雪を降らせるような下層寒気が北海道上空まで南下する偏西風の大きい南北蛇行は続きそうな。 「鳥の群が来…

仲夏に入る三辻山遊山 散る花

登り口から見上げる空には陰影がない薄く太陽光を透かす氷の結晶で成る巻層雲があった。 ◆分け入る 静かな標高約900mの登り口気温16℃は平年より涼しくこれも今夏の特徴だろうと思う。 さあ 行こうか。 ◆林道のこと 「めっちゃ茂った さらに暗くなった」 山道…

tochikoな山歩き 空の色

かよう三辻山はたった二週間で緑が茂り薄暗くなっていました。 木々の葉からこぼれた太陽の光がスポットライトのように草木を照らす このような時葉の上を観察すると小さな昆虫に出会います。 日の当たる杖塚に出たら野鳥の囀りに囲まれしばし野鳥観察 コガ…

仲夏に入る三辻山遊山 嵐の後

元台風の低気圧は東の海上に離れ前線は日本のはるか南海上へ南下し日本付近は日差しが届く見込みだが四国も多少は寒気の影響が入りそう。 ◆空を観る翌日大陸から寒気を伴った低気圧が接近し上空に強い寒気を伴った低気圧が本州に。また大気の状態が不安定に…

小満の加持ヶ峰遊山 山清水

修験場であった事を伝える鎖場に架けられた階段を登り真名井の滝頭に上がった。 ◆修験場のこと 滝頭の二段の滝が見せる四季の風景を楽しみにしている。 木が一本倒れ掛かったがこれも自然の一期一会だろう。 「これ かみきり虫?」 滝の側でジッと動かない。…

小満の加持ヶ峰遊山 橡の花

歴史を1300年溯る定福寺。その奥ノ院は佐賀山谷川の枝沢湧き出す深い処にある。 ◆深山の寺 いつも軒下を借りて一休みする奥ノ院の宿坊だった「遍照院」はユースホステルとしても賑わった。 「栃の花が落ちてきゆで!」 休んでる間もポトポトと森のシャンデリ…

小満の加持ヶ峰遊山 谷の風

この山の特徴でもある落差20mの滝を成す大岩の右岸を巻いて滝頭に上がる。 ◆滝頭のこと 梶ヶ森にはこのような大岩が稜線近くまであるのが独立して聳えた理由なんだろう。 「若葉がえい感じ」 初夏の渓には若葉だな。 龍王の滝の頭には大岩が堰き止め出来た釜…

小満の加持ヶ峰遊山 水恋鳥

「稜線まで茂ったね」 寒暖の合間に雨もよく降って今年はどの森も芽吹きが良かった。 まだ新緑は楽しめそうだな。 ◆登り口のこと 今日も静かな登り口は風もあり気温20度は平年並み。森の中はもう少し涼しくなるから夏のウェアでちょうどだろう。 さあ 入って…