2018-06-01から1ヶ月間の記事一覧
山道は長笹谷を渡る。 この谷は幾つか美しい滝があり 沢登りの入門にいい沢だった。 ◆長笹谷 しかしこの優しく美しい沢は H17の土石流と砂防堰建設で姿を変え 今では沢の初心者にはお勧め出来ない。 ◆フスベヨリ谷 上韮生川の本流 フスベヨリ谷の吊り橋を渡…
フスベ谷はどれくらいぶりだろう そういえば、八ちゃんと登ったっきりやね。 十年以上前 フスベ谷の土石流が起こってからは 登山道のほとんどが流失し 浮き石が多いから すっかり足が遠のいてしまってたね。 でも 水はいつでも絶え間なく流れている 水飛沫か…
光石登山口に車を置く。 今回は奥物部の深部にある 懐かしい風景に会うために来た。 ◆車を降りる 登山口に着いたとき 雨は上がり時々陽が差す。 昨日の雨は激しかった様で 幸い吸血虫の姿はない。 ◆山紫陽花 装備を整え 登山口から植林の山道に入る。 山の植…
梅雨前線が南下するため 四国は日差しが届き晴れるだろう。 少し前の休日tochikoと 心のリセットに森を訪れた。 ◆変化のとき 朝の高知市内は 昨夜の雨雲が去り暑くなるだろうが 四国山地はまだ雲の中にあった。 ◆国道195号線 国道を走り香美市に入り 空に暗…
御在所山山頂に鎮座している 韮生山祇神社の祭神は大山祇命。 また壇ノ浦で敗れこの地に逃れた 安徳天皇と平教盛とも言われる。 ◆山上の御神 その歴史は宝暦年間(1751〜64)に 山伏利仙院が御神体を山頂に上げ 五山所大権現と呼んだのが 御在所山の起源と伝わ…
山道は土俵の跡がある 開けた広場に辿り着く。 ここはかつて韮生山祗神社の境内で 対面の集落と往来する峠だった。 ◆境内のこと 一昔前は神祭の折に この峠に山麓の力自慢が集まり 盛んに奉納相撲が行われ 出店もあり賑やかだったと言う。 ◆参道のこと 鳥居…
かつて集落に恵みを与えた 谷川にそった植林の道を登る。 石灰の山である御在所山には 地下に豊富な水脈があるのだろう。 ◆遡ること 今は植林で鬱蒼としているが 南斜面の大屋敷は日当たりが良く 先人はお日様と水を求め居を定め この奥にも多くの暮らしがあ…
ふわふわと風に乗っている アサギマダラが帰ってきました。 遠く南の国から旅をしてきた蝶 これから秋までは またどこかで会うかもね(^^)/ 香美市御在所山は 頂上に韮生大山祇神社が鎮座しており 木馬小屋から歩くと 標高差は約600m しんどい急坂も続き…
御在所山の名は各地にあり この山は安徳帝を奉じて落ち延びた 平教盛がこの地の大屋敷に 居を構えたことに由来するとも言われる。 ◆歴史の跡 その名は安徳帝を守り平教盛らが 逃れ住んだという伝説に由来し 安徳屋敷跡や二位尼の観音菩薩が 地中から出現した…
台風が温かい空気を運び 日中は日差しが届いても 午後は落雷やニワカ雨の可能性あり 深山や稜線は避けたほうがいいな。 ◆空模様による 前線は予報官泣かせなもの。 tochikoとの休日は朝の気圧配置を見て 四国山地南側の御在所山を訪れた。 高知市内から見る…
翌日も休みのTommyさんと 下山後我が家での反省会を設けた。 明日はこの器の故郷に行こう。 ◆雨の遊山 「前から行きたかったんです」 tochikoのお気に入り須崎在住の陶芸家 小坂明さんのギャラリーを訪れた。 ◆職人の話 小坂さんは武蔵野美術大学で 21年間陶…
宿坊で一休みした。 湿度は100%近いだろうが 空気が冷たく汗も気持ち良く感じる。 和宏さんはいつの間にか置き土産。 ◆一休み 街では不快に感じる湿気も 山に入ると気持ち良く感じるのは 私が河童だからだろうか? 君らも梅雨は 気持ちいいだろう。 ◆還る道…
山紫陽花が咲きはじめた。 自然の暦は毎年正確に刻まれ それは四方を海に囲まれた温暖で 気候が安定した日本ならではのこと。 ◆芒種の入り 梅雨入りの頃 梅の実が黄ばみ田植えが盛んになる。 山や森は大量の雨を吸い込んで 大地の蓄え天然のダムになる。 ◆沢…
大豊町梶ヶ森は 沢の音を聞きながらの 涼風歩きから始まります。 今頃に必ず会うお友達 おっとごめんよ 気をつけないと踏んでしまう(..;) 時折 雨上がりの緑を際だたせる 陽射しが差し込んできました。 周りには 様々な植物が花盛りで 特にサルナシは それこ…
木洩れ日射す梅雨晴間。 植林に根を張るクロモジが 日差しを若葉色に染めていた。 ◆植林の道 昨夜までの大雨で 山は澄んだ空気に包まれ 先週沢山いた吸血虫も少ない。 今年は日本中花が多い様だが 生き物は種の危機を感じると 子孫を沢山残そうとする。 今夏…
土曜日梅雨前線は 本州の南岸付近に停滞する見込みだが 今週末は土曜日ワンチャンスだろう。 そして山は不安定だろうから稜線は避けたい。 ◆臨機応変 行く先を梶ヶ森に変更した 週末の遊山はのんびりスタート。 先に着いたTommyさんと 近所の450円モーニング…
お昼は牛を見ながら 和牛焼肉パーティだ。 「この牛さん食べるがぁ〜!!」 ちゃう ちゃう (笑) ◆心を養う 準備出来るまで遊びよりや。 相手に受けてもらえる様に 上手に投げたら褒められるフリスビーは テニスやサッカーとは違うスポーツ。 日本の蹴鞠や…
「ここも花が散りゆうね」 風が吹くたびに音もなく 栃の花が舞い降りてきた。 ◆森の主 ケヤキ平の最深部に 巨大な栃の老木があり 里人は「猪伏の大トチ」と呼ぶ。 ◆大きな栃の下で 樹高30m推定樹齢600年を超え 長年この地を見守り続けてきた まだ勢い衰えぬ…
「ボク棒が好きながやき 学校の帰りいっつも探しゆう」 河童ちゃんもそうだったよ。 ◆子供と歩くこと 男の子はそんなものさ 君たちお母さんは虫や木の実が好きで いつも赤いウエストポーチに 何やかにや放り込んでたよ。 ◆森に咲くこと 風雨の浸食に強い石灰…
四国カルスト散歩 高原の風が吹く 「牛が気持ちよさそうなね」 小さい頃から 見慣れている風景ですが 「夏山冬里方式」 暑さに弱い牛を 夏の間高原で放牧するのは カルストの麓に暮らす郷の知恵です。 お気に入りの森は 高原から愛媛県側に下った場所にあり…
天狗荘の駐車場に上がる。 朝の雲海を期待していたが 雲一つない晴天が迎えてくれた。 これも今日の一期一会。 ◆太平洋望む 標高約1400m 眼下には太平洋まで続く 幾重にも重なる山並みが見える。 四国はやはり山国だ。 ◆姫鶴平 標高約1,400m 東西約25Kmに広…
週末梅雨前線は 沖縄の南の海上にまで南下。 四国は移動性高気圧に覆われ晴れる。 ◆晴れた朝 梅雨の合間の 晴天が約束された休日 孫猿たちと天狗高原を訪れた。 ◆津野町 須崎市からR197を遡り 旧東津野村に入り霧に覆われた。 植えたばかりの稲が揺れる 水田…
「今年も鳴いてくれるね」 いつもの場所の大きなミズキに 春蟬の殻がしがみついていた。 ◆時が止まる 森の昼寝は大地に懐かれ 悪いものを吸い取るような 不思議な安心感を覚える。 よさこいも始まる夏 これから私はこれが一番だろう。 ◆かえり道 「そろそろ…
奥物部の森の聖地「ヌル谷」 かつて一年の休みの半分は この山域で過ごした時期が 10年くらい続いたと思う。 ◆聖地へ 多くの人をここに案内し 焚火で夜を明かし酒を酌み交わし そして様々な自然現象を観察し 多くも気付きと学びを頂いた。 ◆ヌル谷のナロ 全…
風景を楽しみ撮りながら いつもの倍の時間をかけて 森への分岐に辿り着き 奥物部の森へ分け入った。 ◆長笹谷へ下る かつてここからは 多種多様な山野草の聖域だった。 また菌類も沢山傘を開いていた。 ◆移ろうこと 土石流で姿を変えた長笹谷。 ここはtochiko…