2021-05-01から1ヶ月間の記事一覧
先週の三辻山の山桜と同じくtochikoが追うもう一つの深山の花森の母の開花に会いに分け入る。 ◆森のことこの森は人口増加に追われた鹿が集まり姿を変えてしまったが森の母は昔と何も変わっていない。 「また土が流れたね」 でも 土は毎年積もって日本の平均…
谷を囲む山が迫り日照が短い樹々も今年の葉を出し終えて緑が濃くなり林道は終点に近づき空気が変わる。 ◆渓へ下る 古の峠道に続く林道を別れ長笹谷へ下る山道にはいった。昨日の雨で水量を増した谷からゴウゴウと水が下る音か聞こえる。 ◆長笹谷 私達が通っ…
「誰もおらんねぇ」 いつものことやけどね。 春の花は終わりとなり束の間山は静かになる。 ◆分け入る 気温13℃でよい感じ。林道を覆う樹々が若葉を吹けば風は柔らかくなり気温も落ち着く気持ちいいはじまりだった。 ◆初夏の色合い 「ウワバミソウが咲いた」 …
行く道が緑で覆われてきました。 今日はいつもより沢の音が響いてきます。 歩き始めた頃はよく見えていた栃の木を探す・・・あった! 見えづらくなったなぁ。 周りの木々が成長したね。 そしてMothertreeも 実感はないけれど毎年大きくなっているのだと思う…
日本海の低気圧や前線の影響で東日本や北日本で雨が降るものの四国は高気圧圏内で回復に向かう。 ◆空を見る 天気予報だけでなくニュースでも「早すぎた梅雨の大雨」と伝えられているが本来日本の梅雨は東アジアのモンスーンの一部で偏西風や海水温に影響され…
「石楠花が咲いた」 ツツジ科の常緑低木。日本は4種自生し晩春から初夏枝先に鐘形の花が集まって咲く。 ◆深山に咲く 「咲いたばっかりやね」 この山域の稜線は大岩が多く石楠花も根を張り今年の花芽は少なく感じたが結構咲いたね。 ◆変化のとき 高木に止まっ…
「咲いちゅうで!!」 tochikoがずっと待っていた深山の山桜が花を散らしていた。 三度目の正直やな。 ◆山桜 風が吹くたび舞い降りるこの山桜は長く生きて大木となり下から仰いでも花を見ることは難しい。 「ここから見えるで」 今年も満開に会えて良かった…
「今年は凄いね」 自然休養林の広場として整備されその際植えられた山躑躅は満開だった。 ◆杖塚 ツツジ科の落葉低木。各地の山地に自生し高さ約3m。若枝には褐色の剛毛があり葉は楕円形。5~6月頃枝頂に2~3個ずつ朱や紅色の花を開く 静かに降りてくる雲の中…
「これはコガクウツギ」 ユキノシタ科の落葉低木。山野に自生し幹が中空なための名。初夏に鐘状の白色五弁花をつける。 ◆卯の花咲く 卯の花の匂う垣根に 時鳥早も来鳴きて 忍音もらす夏は来ぬ 「まだホトトギス聞かんねぇ」 ◆杉の林 三辻山への山道がはじま…
赤木園地に下る道から遙か上方に淡く白い花が見えました。 「ようやく咲いたね」 あらためて振り返ってみると昨年もこの頃でした。 僅かな風で静かに緑の葉に停まる花弁 蜘蛛が待っているものではないね 笑 見たかった風景でした。 自由に腰を下ろしているよ…
梅雨前線は北上を続けこの影響で西から雨が広がり前線付近や前線の南側では強まる雨に注意が必要だろう。 ◆梅雨に入る 梅雨前線が四国に迫る週末tochikoと通う三辻山を訪れた。 雲底はまだ高く明るい 午前中は大丈夫だろうな。 ◆川を遡る 鏡川を溯り源流の森…
最後の階段を登りまほらに入る独立峰梶ヶ森が標高を上げた力をこの大岩が語っている様な気がする。 ◆深く分け入る 滝が出来る様な急峻な地形の上「紅葉谷」と名付けられた渓谷へ下る。そこはこの山の名所となる美しい処。 ◆渓のまほら 紅葉よければ新緑もよ…
「シコクスミレも見納め」 関東地方以西に分布する日本固有種。山地の腐食の多いブナ林内でよく見られる。 やはり森のスミレは白色か。 ◆若葉を求める 「紅葉谷で行くろう?」 奥の院から山道は幾つかに別れ私達は沢を追い源流に入る道を取った。 ◆渓を上が…
龍王の滝の頭に上がれば涼しげな沢音を運ぶ風に包まれる。たとえば街や稜線が風が強くても森は若葉を吹けば風は優しくなる。 ◆源流の森 山道は吉野川の支流佐賀山谷川に沿い源流に向かい大木が護る自然林に囲まれる。 ◆初夏の色合い 色薄い若葉は陽を透かし…
天南星が立ち上がった。 サトイモ科テンナンショウ属植物の総称。地下に球茎を有し特徴ある大形の仏焰苞に包まれた肉穂(にくすい)花序をつける。 ◆風のこと 樹々に風は欠かせないもので樹皮の更新も風がないと出来ず。根から水を吸い上げるにも風がいる。 …
梶ヶ森は水の山だと思う。 名水の滝から始まり 緑が始まったばかりの斜面を水の流れに逆らうように歩きます。 薄暗い沢に射す木漏れ日に水の流れが浮かび上がる 水は命のはじまり 水辺の好きなカツラやトチの大木が多い道 大きな栃の枝先に花茎を見つけまし…
梅雨前線が本州の南から南西諸島にかけて停滞する。四国は雲が多めだが日差しが届く。 私は新緑には雨がいいんだがなぁ。 ◆空を観る 「ワイズさん2回目でねぇ」 大型連休最後の休日はSARUの家族ワイズさんと共に新緑を追って梶ヶ森を訪れた。 ◆川を遡る 空を…
長笹谷からカヤハゲに登り返す。昨夜は白髪山麓で泊まったお陰で朝の清々しい空気を得ることが出来た。 ◆カヤハゲに入る 朝の斜陽に浮かぶ樹々の向こうに歩いてきた白髪山の森と林道が見える。これもこの時だけの一期一会だろう。 登り返しの急登を終えヌル…
「新緑を前景に 雪の山もいいですわ」 季節の変わり目の大型連休は高山は荒れると考えた方が無難だ。 ◆山を見る 私達が通い始めた30年前と比べ林道沿いの木々は大きく成長して芽吹きがはじまると緑のトンネルになる。私達がTommyさんに見せたかった風景。 し…
峠の食堂でお昼を頂き向かった奥物部の森の空は雲底が暗い雲に覆われていた。 ◆分け入る 途中香美市で食材を仕入れ新緑が眩しい上韮生川を溯り源流域の森を目指し車を走らせた。 「結構車がおったねぇ」 山頂の避難小屋泊も多いだろうがこの気圧配置では稜線…
工石山から峠に下る山道に入る。この道は古の本山郷と城下を結ぶ峠道で幾つかの峠を繋ぎ茶屋もあったと聞いた。 ◆赤良木峠 標高約950mの赤良木峠に出る。かつて峠にはドロマイト鉱山があり南北に視野が開け北から迫る雲が見えた。 「寒々しい雲やね」 寒気は…
日本列島を通過した低気圧が上空5500m-24℃の寒気を引き込み四国も日中は不安定な天気が続き雷や突風にも注意が必要だろうな。 ◆空を観る ただ低気圧と寒気の動きは速く朝晴れても昼には天気は崩れはじめるが日没頃から回復する早い変化になりそうで場所を選…
数日経っただけですがいつもの道には木もれ日が射し影ができていました。 植物たちにのんびりと季節の移ろいを楽しんでいる暇はないよね。 今のうちにと伸ばしている葉は昨日の嵐も今日の太陽も笑って見ていると思う 様子が気になり久しぶりにMothertreeに会…
西島リフト駅から最短コースを取った。この山道は剣山の北に下る西島尾根に乗りいつも山麓から風が吹き上がってくる。 ◆地形によるもの 尾根に限らず山の稜線は高度による気圧差で風が吹き上げ風が集まる山頂が最も風が強く気温も下がり雲が発生しやすい。 …
不浄なものの侵入を禁ずる注連縄を潜り剣山の森に分け入る。この森は信仰と共に生きてきた。 ◆分け入る 登り口の気温は10℃風は北寄りだが強くはなく傘を差して歩くのに丁度よい。 ◆雨の森 山神様との約束もあったがこの日も空を観て入山を決めた。それは危険…
前線を伴った低気圧が日本列島を通過し全国的に雨が降る低気圧や前線の近く湿った空気が流れ込む太平洋側では強雨や雷雨の恐れも。 ◆雨の休日 雨を覚悟の週末はtochikoと剣山頂上ヒュッテの小屋開けに合わせて訪れた。 ◆川を遡る 吉野川を溯る国道から大歩危…
林道終点手前から長笹谷へ下る山道に別れ奥物部の森の懐に分け入る。 ◆散る桜 白髪分かれ南西稜線から湧き出した水が長い年月かけて緑色片岩層を削り造った長笹谷は大雨による土石流を繰り返してきた。 渓へ下ったとき山桜に僅かに残った花の落花に出会うこ…
「スミレは強いね」 立壺菫は最も普通に見られるスミレ。各地の草地・路傍などに群生する葉は心臓形で花は淡紫色。 ◆草花のこと 春の花の代表格すみれもその盛りを過ぎて色褪せてきた。これから林道沿いの花は夏に向かう。 「躑躅も見納めかな」 花より葉が…