白色に覆われる西熊林道。
紅葉の頃までは賑わうこの道も
今日は私だけのようです。
◆歩き始める
無事いつもの登り口まで
車を運ぶことが出来ました。
じゃあ 行ってくるからね。
◆新雪を踏む
雪の深さは30cm位ですが
降ったばかりの雪は抵抗が少なく
この程度なら歩く労力は
無雪とほとんど変わりません。
東西に尾根を張る四国山地は
北側の雪は重く南側は軽い。
でも南側は日当たりが良く
雪の締まりが早く注意を要します。
◆経験を積む
今日は来週帰る仲間との
遊山の偵察を兼ねていました。
後は日々天気図などを眺めながら
この雪に経験を上乗せしてゆく。
その予想が大きく外れないのは
通い詰めた山だからでしょう。
◆静かなとき
奥へ進むごとに雪は増し
雪は吸音材となり
静寂が西熊の森を覆う。
自分の息と風音の向こうに
雪が降る音が聞こえた気がした。
山鳩よみればまはりに雪がふる 高屋窓秋
