猿板

遊山黒子衆SARUの記録

芒種の梶ヶ森 静の時

岩が割れて出来た門。山道を上がり見下ろせばその大きさがよく解る。◆稜線へ 大岩の門を潜ればなだらかな山頂部に続く稜線の道に出る。 ◆稜線の道 土壌が浅い稜線はリョウブなど中低木が根を張り緑のトンネルとなる。 ◆山毛欅の森 山道が稜線を離れ山麓を巻…

芒種の梶ヶ森 霧の道

今日は直登しよう。いま私達が立つ標高は雲の中に入りつつあった。 ◆岩の道 奥の院から稜線に直登する道は「ゴロゴロ八丁」と呼ばれる梶ヶ森登山の名所になっている。 ◆雲の道 山道は次第に濃くなる霧の中に入っていった。 霧が音を包み込み風の音や鳥の声が…

芒種の梶ヶ森 森の中

「沢蟹やぁ~ やる気満々やね」 ハサミ振り上げて今年は初めてやな。 ◆畏敬の念 今は科学で説明出来る自然現象も昔の人は妖怪や物の怪の仕業としたがそれが自然と共に生きる術になったと思う。 しかし現代の科学でも説明出来ない自然現象は多いとも言われて…

tochikoな日常 尾張の里から

海側から高知空港へ着陸11日火曜日日曜日から出掛けていた名古屋から帰ってきました。 着陸前には室戸岬も見えました。 今回の旅は幸せな縁あって名古屋に嫁いだ姉の初孫を故郷の母に会わせる旅でした。 母と一番上の姉は先発し姉夫婦の家で待ってくれていま…

芒種の梶ヶ森 滝の音

「ザック忘れた!」 えっ? ('σ')まあえいやいか。空身で大丈夫 大丈夫。 ◆臨機応変 「梶ヶ森で良かった 三嶺なら引っ返しやね」山荘がある山は有り難いものだ。 ◆自然の森へ 登り始めの植林を抜け若葉茂る自然森に分け入る。 植生は単調な人工林と違い…

芒種の梶ヶ森 ゆく道

低気圧が東へ移動し高気圧が押し梅雨前線が南海上に停滞四国は曇るだろうが雨は免れるかな。 ◆雨上がる 前日土佐は午前中雷を伴う強い雨が降り南風を受け止める山間部はそれなりの降雨があったろう。 ◆川を遡る 雨上がりの風景を期待し梶ヶ森に向かった朝は…

新樹の不入山遊山 かえり道

散ったツツジの花が下る道に敷かれていた。季節は正確に巡っている。 ◆北回りコースへ 帰りは昭和の頃からある北回りコースを下ることとしたのはこの先に好きな風景が待ているから。 ◆深山幽谷の趣 津野町がガイドブックで幽谷コースと名付けた由来は四国百…

新樹の不入山遊山 山頂の時

吹き上がる風が頂上に近いことを告げる。南回りコースはやはり長かった。 一般向けではないね(苦笑) ◆涼風吹く 眼下に津野山郷が見え涼しい風が吹き上がる。自然林の風は涼しいものだ。 ◆天辺に上がる 「懐かしいね」やはり日本の山頂は祠だな。 北東には…

新樹の不入山遊山 分け入る

次第に道幅が狭くなり林道の終点に近づき笹が現れる。ここからこの山本来の自然林に入る。 ◆昭和の道 この山を知ったのは昭和62年初版の「四国百山」その当時の看板が今もある。 ◆別れ道 今日は新しく拓かれた四万十川源流点を経由する南回りルートに分け入…

tochikoな山歩き 津野の山郷

初夏の不入山に山猫さんと訪れました。 四国カルスト天狗高原から見る不入山堂々とした山容 2018年1月 右側のとんがりが不入山 不入山登山口近くから天狗高原が見えました。 逆から見返す天狗高原です。 不入山の南側津野町船戸地区はよく雨の降るところある…

新樹の不入山遊山 林道歩き

私の故郷とtochikoの里を結ぶ船戸林道にある駐車スペースに車を停め不入の森へ歩きはじめた。 ◆歩きはじめる 不入山は四万十川源流の山土佐藩の「お留山」であったことから「いらずやま」の名がついたと言われるtochikoの里「津野山郷」の裏山。 ◆夏は来ぬ …

新樹の不入山遊山 川を遡る

上空の寒気や弱い前線の影響で北日本や日本海側を中心にニワカ雨や雷雨の可能性あるが四国は概ね安定し晴れるだろう。 ◆tochikoの里山へ 晴天が約束された週末山猫さんと不入山を訪れた。 「6年ぶり?」昔よく行ったよね。いの町からR194にはいり鮎漁が解禁…

小満の剣山遊山 かえり道

今回はめずらしく早い時間に朝食を頂いた。それほど気持ちいい朝だった。 ◆行ってきます 「道直しながら 先に降りよるけんな」今回もお世話になりました。 また一献しましょう。 結局私たちが一番最後(笑)そろそろ帰る準備しようかね。 ◆取り戻すこと 仕事…

小満の剣山遊山 移ろう時

「お待たせしました」頂上ヒュッテの名物アマゴの唐揚げが出された。 私は鮎よりこちらが好みだ。 ◆心尽くし ここの料理は野菜から蒟蒻に至るまで全て自家製こんな山小屋を私は他に知らない。 ◆黄昏時 小泉八雲は言った。 日没と同時に暗くなる大陸や南方の…

小満の剣山遊山 帰る場所

剣山の9合目に御神体「御塔石」を祀る大剱神社がある。 ◆大剱神社 この「御塔石」は剣山の名前の由来のひとつ巨大な剣のような形をした岩で若返りの水とされる御神水が湧出する。 ◆森を抜ける 標高1800mを越えダケカンバの森にはいるが若葉はまだ越冬芽の中…

tochikoな山歩き 会う旅

令和元年の小屋開けから初ヒュッテ泊はのろやまさん親子と一緒でした。 「本格的な山歩きは初めてです」 「今日は頂上ヒュッテでお泊まりやき、ゆっくり行こうね!」 山歩きを始めて自然と出会い人に出会いました。 いつの頃からかヒュッテで迎えてくださる…

小満の剣山遊山 空に出る

四国屈指の広大な自然林。ここは樹齢100年を越す樹木が数多く生きている神々の森。 ◆感じること 亜寒帯の森のブナ達は笹と共に生きてきたが鹿の活動の変化により徐々に笹床を失いつつある。 標高1500mを越えもうすぐブナ林を抜ける。 若葉の香りを感じるここ…

小満の剣山遊山 森に入る

剣山への登りは劔神社への石段から始まる。今日は下界の天気予想と違い山の風は涼しいものだった。 ◆神々の山へ パンッ パンッ二礼二拍手一礼し遊山の安全を祈念した。 不浄なものの侵入を禁ずる注連縄を潜り剣山の森に分け入る。この森は信仰と共に生きてき…

小満の剣山遊山 向かう時

四国は高気圧圏内となり晴れて気温は高く夏のような暑さ。ただ上空は寒気の影響を受けるかなぁ。 ◆約束の日 登山リフトは4月20日から運行開始。27日に小屋開きした剣山頂上ヒュッテへ今期初の一泊遊山にのろさん親子と訪れた。 ◆四国三郎を渡る R32に沿って…

立夏の梶ヶ森遊山 結

梶ヶ森の中腹(標高1100m)に定福寺の奥の院がある。かつて梶ヶ森は「加持ヶ峰」と呼ばれ若い弘法大師が修行したと伝えられる。 ◆山寺に座す 奥の院の前に遍照院がありかつてユースホステルとして賑わい和宏さんの山登りの原点でもある。 繁殖期を迎えた山の…

立夏の梶ヶ森遊山 転

龍王の滝を巻く急な山道を登り滝頭に出る。ここからは沢を溯る道となる。 ◆谷間の道 四国山地のほぼ中央部標高1400mの独立峰梶ヶ森は駆け上る雲が多くの雨水をもたらせ様々な植生が生きている。 ◆新緑の道 幾つか沢を渡る山道は新緑のトンネルだった。 錦色…

tochikoな日常 里の灯

「咲き出したで-」 半日陰を好むベニバナヤマシャクヤク。 故郷のおんちゃんから連絡をいただいてから数日が経ち ちょうどこの機会に山猫さんとお母さまをご案内することができました。 半日陰を好む山野草 一定の間隔で切り開かれた杉林にトチやホウノキが…

立夏の梶ヶ森遊山 承

この日梶ヶ森の人工林は木材の切り出しが行われ比較的手入れされている。 ◆人工の森 人が作った林でもきちんと手を入れ続ければ林床にはそれなりの植生が育つ。 それは鹿などの食料ともなり人と棲み分ける境となってきた。 ◆自然の林 人工林を過ぎ自然林に入…

立夏の梶ヶ森遊山 起

四国は梅雨前線や高気圧の縁に沿って流れ込む湿った空気の影響を受けて曇りや雨となり等圧線の間隔が狭いため広範囲で強風にも注意が必要だろう。 ◆臨機応変 午後荒れそうな天気を回避し和宏さんと四国山地の中にある梶ヶ森へ新緑を期待して訪れた。 「今年…

それ行け子猿!!新緑の森 かえり道

星の王子さまの著者サン・テグジュペリは言った。 「自然は万巻の書より多くを教える」 科学、物理学の発見の殆どは自然現象の観察だと言っていいと思う。 「山の水だよ こうやって吞むんだよ」 だから好奇心のアンテナを広げて自然の中で遊んで自分で考える…

それ行け子猿!!新緑の森 口福の時

焚き木は私が組んだが火熾しはルイがやると言う。焚火経験5年の成果を見せてくれ。 ◆見つめること それをじっと見つめるケイシ。この好奇心をいつまでも持って欲しい。 いつか主役になろうな (^_^) ◆火を操ること 植物のご飯は二酸化炭素だけ土から取る鉄、…

それ行け子猿!!新緑の森 まほろば

土石流が繰り返し発生し幾度か架け替えられた橋を渡る。この橋も里人が作ってくれたんだ。 ◆最後の登り 谷水が削り造った谷底からカヤハゲに向かって登り返す。ここも笹などの下草を失い足場は決して良いものではない。 ◆若葉の森 ルイはケイシが「きりん」…

tochikoな日常 立夏の彩り

立夏後の週末はTomiさんやいよちゃんの家族と一緒に新緑の中を歩きました。 対岸を見ると春の緑が下から駆け上がっているのがよくわかります。 いっせいに順番を待っているように見える稜線近くの木にも順番があるようで 木々同士が相談しているように思えて…

それ行け子猿!!新緑の森 谷へ下る

林道歩きは終わりに近づき10年前に崩壊した難所に至る。 ケイシ ここも登るのかぁ。 ◆やる気満々 「よく頑張ったねぇ」 下りは助けてもらったが本人は満足したようだった。 下りはケイシにはまだ難しいよな ルイ。 ◆分け入る 林道終点前の標識から奥物部の森…

それ行け子猿!!新緑の森 ひらいた

この前まで最年少で母に手を引かれて歩いてたhikaがケイシの手を引いていた。 ◆無垢な心 子供たちに初対面はない。そして群で遊んでいるうちに年上のものの行動を見て学びきちんと心を繋いでいる。 ◆思い遣る心 ルイは歩きながらずっと樹を見ていた。 「ケイ…