猿板

遊山黒子衆SARUの記録

梅雨の工石山遊山 雲の中

雨も日本の美しい風景。たまには傘差して歩くのも気持ちがいいものだ。 ◆傘射して 天候急変が多い山に行くなら晴天だけより変化の体験の方が山力が養えると思っている。 「雨も気持ちいいねぇ」 ◆雨時々霧の中 森の樹々はある程度風と雨粒を和らげてくれるが…

梅雨の工石山遊山 傘差す

杖塚に近づき空が開け山に吹き上がる風を感じた。 崩れるかな。 ◆風を見る 杖塚で一本する。湿った空気の流れは風と風や山とぶつかり雨雲がまとまる。 「山梨が実を着けちゅう」 西日本に分布するバラ科の落葉高木。5月頃新しい枝の先に白花を開き果実は秋に…

梅雨の工石山遊山 緑の道

月見草が咲いていた。 アカバナ科の二年草。夏の夕に方四弁花を開き翌朝しぼむと紅変する。 ◆林道のこと 歩きはじめの林道は夏半ばを迎え鬱蒼として風があり吸血虫は少なそうだ。 でも今日はこの風がくせ者だな。 ◆植林のこと 林道を別れ山道に入る。人が鬱…

tochikoな山歩き 梅雨盛り

ようやくネムノキが咲きました。毎年待ち遠しく思うピンクのポンポン とても可愛い花ですが葉は不思議で何故か朝夕には閉じてしまいます。 工石山の登山道から太平洋を眺める。 道はどのルートもよく整備されていて少しの雨なら傘をさして歩くことができます…

梅雨の工石山遊山 ゆく道

梅雨前線が西日本に停滞。前線に沿って湿った空気が流れ込み風がぶつかる山は雨雲になりやすく四国は午前中早い時間がいいだろう。 ◆空を読む 雲の流れは予想どおりで曇り空から晴れ間も見えるが時々雲底の暗い雲が流れ込む。 そんな週末は梅雨の風景を求め…

夏至に入るカヤハゲ遊山 頂から

稜線の森の終わりの山毛欅。この木を過ぎればなだらかなカヤハゲの山頂部にあがりこの木もまた道しるべとなる。 ◆尾根の終わり 尾根道は森を抜け少し北側を巻きはじめる。ここは雪が吹き溜まり雪庇が発達するから要注意。 「三嶺見えたで」 「こちらから見る…

夏至に入るカヤハゲ遊山 稜の道

「この大きな樹が桜ですかぁ」 競争に弱い桜が多い処は木が少なかったためでここは戦後の木材供給のため一帯を刈られだが森は100年足らずでここまで回復した。 ◆森のこと 複雑な地形を持つ日本の山地はその場に合った多様な木々が根を張りそのうち特徴的な樹…

夏至に入るカヤハゲ遊山 森の道

「いま白髪山の北側でぇ」 自分がどの山のどこをどちら向いて歩いているか。地図と自分を重ねて歩くこと。 ◆森へ入る 南北の谷が迫る処に森に分け入る道標があり谷へ下る道にはいった。 ◆渓を渡る 白髪分岐より出流「長笹谷」は堂床谷へ下り上韮生川に入る。…

夏至に入るカヤハゲ遊山 青葉道

「始めまして 河童とtochikoです」 三嶺登山口でワイズさんと合流。彼女とはSNSを介し知りあった。 ◆落ち合うこと 彼女はテント泊が憧れで私たちの拙い経験でも役立てばこれから共に歩くことにした。 いつもの登り口で支度を調えワイズさんの山道がはじまっ…

tochikoな山歩き 棲む

今日は稜線まで上がろう! 見上げたMothertreeにムササビの住処のようなうろがありました。 昼間に姿を見せてくれるはずもないのですが結実を始めた栃を待っている命を想像しました。 三嶺の頂上に人が居ることがわかる程の距離ですがやはり大きさに圧倒され…

夏至に入るカヤハゲ遊山 ゆく道

梅雨前線は南下し梅雨の中休みとなる。梅雨前線は引き続き本州の南の海上に停滞。西日本は晴れるところが多いが太平洋側は湿った空気の影響で雲が広がりやすい。 その日四国に架かる雲は高層の雲で雨を降らせるようなものではない。 いい感じではないだろう…

雨の止み間の三辻山 結

天に向かって山法師が咲いた。 山野に自生するミズキ科の落葉高木。6~7月小枝の先に白い花びらに見える苞に囲まれた頭状花序をつける。 ◆貴重な風景 標高1200m前後のこの山域は日本における山毛欅の南限の一つで一部照葉樹との混生も見られる。 三辻山から…

雨の止み間の三辻山 転

植林と低木帯を過ぎ杖塚に近づき空が開けるが光合成がすすんでいる様で盛夏に近づき鬱蒼としてきた。 ◆涼風上がる 記念碑が建つ杖塚でザックを下ろし一休みした。今日は風と共に霧が吹きあがりうっすら掻いた汗が気持ちよく乾く。 ◆赤良木峠 杖塚から峠に下…

雨の止み間の三辻山 承

木苺が実をつけた。 山野に自生するバラ科の落葉低木。4月ごろに白い花を咲かせ夏に黄色い果実が熟する。 ◆静かなこと 工石山登山口に車を停める。高知県は自粛が明けたとは言えこの天気予報では静かなものだ。 ◆分け入る 「涼しいねぇ」 この時風は北に向…

雨の止み間の三辻山 起

四国は梅雨前線の北上により暖かい空気が南西から流れ込み雨が降ったり止んだりで強雨や雷雨、大雨の恐れもある。 ◆空を観る 翌日梅雨前線上の低気圧は中国地方を越え日本海側まで北上するため四国は曇りながらも雨の止み間が期待できる。 よし来た!午前中…

tochikoな山歩き 霧あかり

ウリノキの花が咲いていました。ウリノキは葉がウリの葉に似てるから。 大きな葉の下に咲くので目立ちませんが可愛い形です。 霧に包まれた山道は朝方まで降っていた雨が薄陽を受けて光り 薄暗くなった山道で白い花が灯りのように見えました。 「頂上はブヨ…

河童の日々遊山 初夏から盛夏にむけて

涼しげなTシャツにワンピース。 さらりとした肌触りのパンツ。 手編みの丈夫なカゴや、もらってうれしいハンカチなど。 涼しく軽やかな肌触りの夏の装いをぜひご覧ください。 ◆雨には雨の遊山 山に向かない天気の休日行政の自粛要請に応じていた友人のギャラ…

芒種に入る奥物部の森 かえり道

昨夜はずいぶん吞んだと思うが不思議なくらい二日酔いもなくぐっすり眠ることが出来た。 ◆SARU邑 それはろくべえさん達も同じできちんと装備を調えて入れば山は安らぎを与えてくれる。 ◆朝餐 コーヒーで胃を起こし夕べの寄せ鍋をおじやでさらえる。 少し旬を…

芒種に入る奥物部の森 火を囲む

三方を山に囲まれた奥物部の森のまほら「ヌル谷のナロ」その巨木が根を張る森の平坦地は樹々の葉が出そろい鬱蒼としてきた。 ◆居場所に還る ここは落盤帯に流れ込んだヌル谷の清水が長年運んだ土砂が堆積して出来た森の平坦地。 「お~い! お待たせしました…

芒種に入る奥物部の森 森へ入る

「森で待ってくれる 人がいるって嬉しいね」 そうやねぇ。初めてかもしれんねぇ。 ◆山道に入る 林道の終わりに近づき林道を別れ奥物部の森に分ける。ここから風景も空気も変わる。 河原で一本しょうや。 ◆長笹谷 谷に降りてザックを下ろす。清水で顔を洗うと…

tochikoな山歩き 巣立ちと空蝉

コガラが巣を構えた枯れ木の周りは成長した葉で覆われ生き物の気配が消えていました。 「巣立ったがやね」 -----4月はじめ(巣作りのとき)----- コガラの観察を始めてから数回目 5月の終わり一瞬でしたが何か白いものを加えて飛び立って行きました。 ------…

芒種に入る奥物部の森 分け入る

いつもの林道口に車を停める。気温は21℃で夏の気温に近づいてウエアも風が抜けるものをチョイスした。 ◆分け入る まだ吸血虫は出ていない様子。やはり今年は気温が低いのだろう。ろくべえさん達とは森で待ち合わせだ。 少し遅れたな。ちょっと急ごうか。 ◆観…

芒種に入る奥物部の森 自粛明け

梅雨前線がやや北上し西日本は太平洋側ほど不安定な空模様となりそうだが天気図に出ない寒気は四国には達しない。 ◆空を観る ただ四国にも弱い雨を降らせる梅雨前線は夜半過ぎてやや南下するため四国は日曜日にかけて天気は回復すると見た。 ◆川を遡る 「や…

梅雨に入る加持の山遊山 鎮

権現大岩の門を潜りゴロゴロ八丁を登り終えれば梶ヶ森頂上に続く稜線に出る。 ◆稜に乗る 標高1400mの独立峰双耳峰の梶ヶ森山頂部はなだらかな稜線の上にある。 ◆ブナの森 四国は標高1200mで亜寒帯の植生域に入り橅など落葉樹が生きている。 もう花の時期は終…

梅雨に入る加持の山遊山 結

梶ヶ森の中腹(標高1100m)に定福寺の奥の院がある。かつて梶ヶ森は「加持ヶ峰」と呼ばれ若い弘法大師が修行したと伝えられる。 ◆加持祈祷の山 いつもの休憩ポイント遍照院軒下を借りてザックを下ろす。かつてここは宿坊として賑わったところ。 気温は18℃で…

梅雨に入る加持の山遊山 転

山道は龍王の滝を巻き新緑のトンネルとなった梶ヶ森の懐深く分け入る。 ◆沢を溯る 滝頭に上がれば山道は佐賀山谷川に沿い沢の音に包まれる。 ◆涼風抜ける 「風が気持ちいいねぇ」 谷は風の通り道となり樹々が葉を出せば陽射しが強いほど森は涼しくなる。 ま…

梅雨に入る加持の山遊山 承

龍王口から梶ヶ森への山道は変化の乏しい植林からはじまる。この日当たりがいい登り口にはウツギたちが花を咲かせていた。 ◆うの花咲く ユキノシタ科の落葉低木。日本各地の山野に自生する。幹が中空なためこの名が付いた。初夏に鐘状の五弁花をつける。 ◆植…

tochikoな山歩き 花あかり

梶ヶ森も一月の間に木々が芽吹き鬱蒼としてきました。 あっという間に芽吹いたね 繰り返し訪れている山でも毎年驚くから不思議 そのような森の中で目を引く花は 白や黄色が多く装飾花も多いのは虫たちへのアピールのようなものでしょうか 誘き寄せられる虫と…

梅雨に入る加持の山遊山 起

西日本は高気圧に覆われるため日差しの届くところが多くなるが前線がやや北上すると思われる。 ◆空を観るこの日関東は上空5500m-18℃四国には-9℃の寒気が流れ込み地上との温度差が30℃前後になり午後は不安定な天気になるだろう。 ◆吉野川 前夜ちょと飲み過ぎ…

小満のヌル谷の遊山 木霊の時

私は25年同じバーナーを使っている。今のは2代目だが初代から毎週の様に使って一度のメンテナンスのもないし故障もない。 ◆火を熾す 厳冬期テント泊する私たちの燃料はガソリン以外に選択肢はなく当たり前だが-30℃のチベットでも火力はまったく変わらなかっ…