猿板

遊山黒子衆SARUの記録

2024-04-01から1ヶ月間の記事一覧

穀雨の加持ヶ峰遊山 花曇

修験場であった事を伝える鎖場に架けられた階段を登り真名井の滝頭に上がった。 ◆滝頭のこと 滝頭の二段の滝が見せる四季の風景もかよう楽しみの一つ。 日陰で涼しく芽吹には早いがこれも今日の一期一会だろう。 いつも休憩する真名井の大岩の岩頭にある東屋…

穀雨の加持ヶ峰遊山 春光

歴史を1300年溯る定福寺。その奥ノ院は佐賀山谷川の支流湧き出す深い処にある。 ◆深山のお寺 「ここも朽ちてきたね」 いつも軒下を借りて一休みする奥ノ院の宿坊だった「遍照院」。 いつか大地に還るろうね。 「ここは静かでえいねぇ」 座って眺める深山の境…

穀雨の加持ヶ峰遊山 芽吹

「あれ アケボノでね!」 龍王の滝の頭近くにアケボノツツジが咲いていた。 ここにもおったがやぁ。 ◆滝頭に上がる 「ミソサザイが付いてくる」 山道は深山の地形を成す巨大な大岩右岸の岩盤を登り龍王の滝頭に上がった。 深山の滝頭には上部二段の滝が流れ…

穀雨の加持ヶ峰遊山 菫草

「山桜やね」 龍王口から見上げる山頂部。山道が登る梶ヶ森北斜面の森はヤマザクラが花の盛りを迎えていた。 ◆登り口のこと 今年は遅いな。 標高約900m静かな登り口。気温は14℃と平年並みだろう。 「ブヨが出てきた」 森に入れば大丈夫。 さあ 行こうか。 ◆…

tochikoな山歩き アカショウビン

アカショウビン日本では夏鳥として渡来するとても美しい鳥 かよう道の中で近くでアカショウビンの声に出会える場所 なかなか姿には出会えませんがすぐ側の谷から響いてくる声は待っている夏鳥の声です。 今年はまだかなそう話しながら歩く道にはミソサザイの…

穀雨の加持ヶ峰遊山 田打

四国は高気圧圏内となり日差しが届いてもゆっくり下り坂。午後は雨が降り出すことろもあり一日の寒暖差にも注意だろうな。 ◆空を観る 翌日は前線の影響により西日本を中心に雨のが広がる見込み。前線の周辺では雨の降り方が強まったり雷を伴うおそれもあるた…

穀雨に入る三辻山の遊山 躑躅

「今日は咲いちゅうで」 先回早かった躑躅に合わせ黄色のザックを背負ったtochikoと主稜線を巻く峠に下る杣道に入った。 ◆潅木林 「緑のトンネルになる処」 おそらくここは昭和の頃まで薪取りや炭焼が続いていたようで高木はなく中低木の林を抜ける。 ◆スミ…

穀雨に入る三辻山の遊山 芽吹

植林を抜け主稜線に乗る。風が強い稜線は土壌が乏しくリョウブやツツジなど菌根で共生できる木々が根を張る。◆赤良木園地 「一本するろう」 稜線から緩やか下った山道は昭和の頃の忘れられた園地に至る。 囀りが気持ちいいきね。 「この山桜は まだ越冬芽や…

穀雨に入る三辻山の遊山 春風

「山桜 いい感じ」 関東より西部の山地に自生する。赤みを帯びた葉と同時に白い花をつける。古来詩歌に詠まれてきた桜は山桜が多い。 ◆杖塚のこと 自然休養林の公園広場いつも杖塚の広く開けた空で雲と風向きで天気を見ている。 春の空に映えるな。 時々山桜…

穀雨に入る三辻山の遊山 春色

「山桜 散りゆう」 登り口に植えられたのだろう山桜は花の盛りを過ぎたようだ。 桜は散るもいいよな。 ◆登り口のこと 「陽射しが春やね」 静かな標高約900mの登り口。気温13℃は快適と言えるだろう。 うっすら掻く汗が気持ちよさそう。 さあ 行こうか。 ◆林道…

tochikoな山歩き 春の風色

先週に続いて歩くかよう道には思っていた以上の春色が迎えてくれました。 青い空に映えるトサミズキの黄色も待っていた春の色でした。 林内の芽吹きも始まりました。 ヤブツバキは冬の赤春の花に選手交代ですが朝陽に透けて美しい色を見せてくれていました。…

穀雨に入る三辻山の遊山 葉桜

高気圧が日本列島を覆う。高気圧の縁となる南西諸島はすっきりしない天気になるが。四国は日差しが届く穏やかな休日。 ◆空を観る週明けは低気圧や前線が接近し天気は西から下り坂となる。低気圧の発達具合によっては強雨や雷雨となる可能性もある。 来週末前…

清明の奥物部の森の遊山 清水

「この風景は変わらんね」 高山湿地に群生するユリ科の大形多年草。初夏に6弁緑白の小花を円錐花序につける。肥大した根茎に劇毒があり殺虫用に用いた。 ◆ヌル谷のナロ この森に鹿が逃げ込む前からここはバイケイソウの生息地で今もこの地に春の訪れ告げてこ…

清明の奥物部の森の遊山 春水

林道に両側の山が迫り古の峠に上がる終点に近づき渓からよい風が吹き上がる。 ◆林道の果て 「フサザクラ咲いた」 フサザクラ科の落葉高木。春に赤褐色の小花を開き房状の翼のある果実を結ぶ。 落ち着いた色合いだ。 終点手前の道標から林道を別れ渓へ下る山…

清明の奥物部の森の遊山 瑠璃

「三ツ葉躑躅咲いた」 ツツジ科の落葉低木。山地に生じ葉は菱形で3枚輪生。春に若葉に先立ち紅紫色の美花を開く。 ◆花木のこと 「蜂がブンブン言いゆう」 葉より先に花を出す高木は種を託す蜂やアブを誘うためで葉を出すと花が見えづらくなる。 「青々してき…

清明の奥物部の森の遊山 芽吹

いつもの登り口の空は薄い雲に覆われていた。 午後は不安定かもな。 ◆分け入る 標高約1000m気温は11℃。風もそこそこ吹いてくれる様で今日は汗掻くことなく歩けそうだ。 さあ 行こうか。 この時期は寒気も押して今日も午前中が勝負だろうな。 ◆林道のこと 「…

tochikoな山歩き 青

奥物部のかよう道は控えめに咲いたヤマザクラと 足元の小さな花が迎えてくれました。 姿の見えない鳥のさえずりが林道を歩く私達についてきます。 オオルリ! この頃いつも最初に鳥を見つけるのは河童です(笑) 冬色から少し枝先の芽が赤く早春色になってき…

清明の奥物部の森の遊山 通草

寒冷前線が南岸に停滞し東日本や西日本の太平洋側は曇りや雨となるところが多いが前線次第で不安定は覚悟だろう。 ◆空を観る引き続き前線が本州南海に停滞し太平洋側では雲が広がりやすく雨もあるスッキリしない天気が続く。 ただこれは梅雨に先立って現れる…

晩春に入る三辻山遊山 黄沙

「黄砂で霞んで海が見えんね」 三辻山南斜面の植林が伐られて高低差による風が吹き上げはじめた。 昔から黄砂は春の季語やもね。 ◆森の中のもう一つの森 黄砂は太古からある自然現象で鉄分、ミネラルを海水にもたらして植物プランクトンを増やしてくれるから…

晩春に入る三辻山遊山 日向

植林を抜け主稜線に乗る。風が強い稜線は土壌が乏しくリョウブやツツジなど菌根で共生できる木々が根を張る。 ◆忘れられたこと 一本しょう。 稜から緩やかに北に下る山道は昭和の頃の園地に至る。 「今日は黒滝峰行こうや」 ここは落ち着く処やな。 今春も始…

晩春に入る三辻山遊山 春霞

杖塚手前の薮椿が開き始めた。 「椿」は国字で春の事触れの花の意。中国で椿の字をあてる木は別種で山茶と書くのが日本の椿にあたる。 ◆杖塚に上がる 「穏やかな日向ぼこ」 自然休養林の公園広場いつも杖塚の広く開けた空で雲と風向きで天気を見ている。 満…

晩春に入る三辻山遊山 日雀

「キブシ 咲いた」 山地に生ずるキブシ科の落葉小高木。春、葉に先立って多数の黄色花を穂状に垂らす。果実を黒色染料とし材は杖・柄・楊枝などとする。 ◆登り口のこと 今日は暖かくなりそうだな。 桜の開花予想が大外れしている様だが18世紀末からと言われ…

tochikoな山歩き 山郷桜

かよう道には心で待っている桜があります。 それは県道沿いの優しい桜色と 5月中旬に咲く山頂直下の山桜 そして車で走る道沿いの峠の集落に咲く桜 満開には少し早かったようですが咲き時を待っているような 朝陽に透ける桜色の蕾が今年の一期一会でした。 キ…

晩春に入る三辻山遊山 里桜

低気圧前線が東の海上に去って西・東日本を中心に日差しが届く。薄雲の広がることがあっても桜の様子を見に行くのも良さそう。 ◆空を見る翌日も気圧配置に大きな変化はなく太平洋側を中心に日差しが届く見込みで気温が上がり季節が前進すると見える。 日本の…

春分の三辻の森遊山 吹雪

「雲が下りて来た」 雲の切れ間がなくなった。 今日は午前中に下山と見た空読みは無難だったようだ。 ◆寒気を見る 「アラレっぽいね」 雷を発生させる電荷の分離は雲中でアラレと氷晶の衝突で発生すると考えられている。 アラレだな。 粉雪に霰が混ざりはじ…

春分の三辻の森遊山 冬木

二つ玉低気圧が抜けた後叩きつける様に吹雪く雪雲本体は東西に主稜線を張る四国山地を越え正午以降に三辻山に達すると見ていた。 ◆稜に乗る 「まだ大丈夫やね」 ほぼ東西に伸びる稜線は強い風の影響で高い木は育たず低木が根を張り土壌を守っている。 ◆赤良…