猿板

遊山黒子衆SARUの記録

2024-08-01から1ヶ月間の記事一覧

処暑の三辻の森遊山 颱風

台風は南の海上をゆっくりと北上。前線が離れる北海道では天気が回復。西日本は晴天域だが台風が供給する湿った空気の影響で大気が不安定に。 ◆空を観る 台風は来週の中頃に西・東日本のどこかに上陸する見込みとなっている。日本は秋と夏の押し合いの狭間に…

tochikoな山歩き 秋の花暦

天地始粛てんちはじめてさむし長く続いた天地の暑さがようやく収まるころ。 車を停めた側らに咲くキンミズヒキが朝陽を受け朝の空気に映えていました。 迎えてくれるミンミンゼミの合唱にツクツクホウシが重なって聞こえていました。 前回来た時咲き始めだっ…

初秋の加持ヶ峰遊山 山奥

祖先が真理を求めた大岩に架けられた鎖場を階段を登り真の清水が出流森を目指した。 ◆滝頭に上がる 真名井の滝頭にはもう一つの滝があり季節毎の掛け軸の様な風景を見せてくれる。 涼しげな風景になったな。 「えい風が吹くねぇ」 いつも休憩する大岩頭の昭…

初秋の加持ヶ峰遊山 新涼

歴史を1300年溯る定福寺。その奥ノ院は佐賀山谷川の支流湧き出す深い処にある。 ◆深山のお寺 「さらさらした秋の風」 風が吹き上げ気温は21℃登り口から2℃下がった。 秋って感じる新涼だな。 ◆清めの域 一休みした後石段を登りはじめた。 かつて梶が森は「加…

初秋の加持ヶ峰遊山 万緑

「もみじがさ咲いた」 山地の林下に自生するキク科の多年草。葉は大きく掌状中裂し細長い頭状花を開く。若芽は山菜の「しとぎ」で食用とする。 ◆滝頭の釜 山道は深山の滝を成した大岩左岸の急登を這い上がり滝頭から上流の自然林に入る。 滝頭には上部二段の…

初秋の加持ヶ峰遊山 秋草

登り口から見上げる空は澄んで高々と晴れ渡る秋空だった。この秋日和の眩しい日ざしのなか穏やかに過ぎていく一日を感じた。 ◆登り口のこと 今日はいい汗掻けそうだな。 標高約900m登り口の気温は23℃。台風の攪拌で海水温の低下もあるが陽の傾きで南下する寒…

tochikoな山歩き 蒙霧升降

二十四節気七十二候の「ふかききりまとう」処暑も近づき、朝夕が涼しくなる頃 かよう道でその兆しを感じました。 「朝は霞やったしね。」 雨が少なかったせいか少し乾いた土の感触でしたが 森の中は以前よりも涼しく差し込む陽射しは秋の訪れを知らせてくれ…

初秋の加持ヶ峰遊山 台風

台風は日本の東海上へ離れる。西日本を中心に広く日差しが届き厳しい暑さとなり急な雨に要注意。 今日も「午前行動」だな。 ◆空を観る翌日は日本海上の高気圧に覆われ日本は広い範囲で日差しが届くが引き続き厳しい暑さとなりそう。山沿いを中心に不安定な大…

わいちゃんの夏休み遊山2024

「最高でしたよ!」 自然に頭を垂れて二手に分けた四国に向かえる山道は土佐で交わった。横浜のわいチャンたちとの遊山が終わった ◆ 起 集合は剣山見ノ越登山口。メンバーは横浜、カナダから4人。土佐は僕らとIyo親子で5人の天気観て二手に別れる計画だっ…

立秋の三辻山遊山 秋立つ

「ミンミン見つけた!」 日本と中国に分布するセミ科の一種。黒地に緑の斑紋があり翅は透明で盛夏に強く「みいんみんみん」と鳴く。 ◆忘れられた園地で tochikoが煎れた珈琲飲みながら蟬時雨と囀りを聞く静かなひととき。 これらを気持ちいいと感じられる日…

立秋の三辻山遊山 雲の峰

「これコガネムシ?」 オサムシやと思う。 森を歩き回る掃除屋さん美しい色のものも多い甲虫類。 ◆杖塚に上がる 昭和42年自然休養林に指定され広場として整備された杖塚に上がりこの開いた空で天気を観ている。 「一雨ほしけどねぇ。。。」 今日の北寄りの風は…

立秋の三辻山遊山 秋の空

「ヒオウギ咲いたね」 山野に自生するアヤメ科の多年草の花。8月頃放射状に開く花が咲き扇状に広がる葉が宮廷人の檜扇に似ていることが名の由来。 ◆登り口 「ブヨはおらんね」 登り口の気温は26度で微風。 テジロ(虻の仲間)はいるがブヨ以外はあまり気にし…

tochikoな山歩き 虫声

朝の明るさが変わってきて陽の傾きを感じ始めたと思ったら まだ蕾だったヒオウギが咲いていました。 山に入ると小さなミンミンゼミの大音響 蝉はハルゼミ、ニイニイゼミ、アブラゼミと鳴く時期も順番もあり季節を感じる声のひとつです。 子供の頃遊んだ帰り…

立秋の三辻山遊山 赤蜻蛉

四国は高気圧に覆われるものの偏西風により台風が西寄りになって四国は北の風が吹き込む気温上昇で日差しが届いても大気は不安定だろう。 ◆空を観るこの日は台風5号の北上に伴って寒気が北に押し上げられ四国山地に台風が巻き込む風を観る事が大切。 昨日よ…

夏終る三辻山の遊山 杉花

「雲が来た!」 伐採で開いた空を観てtochikoが雲の訪れを告げた。 今日より明日だろうな。 ◆夏の雲 海から迫る夏の積雲。これが山で雄大積雲となって寒気があれば雷雨をもたらす。 人がいなければ恵みの雨だ。 ◆格別なところ 「はい おしまい」 この稜線の…

夏終る三辻山の遊山 油蝉

「頂上はえいろう?」 主峰を工石山とする山系の主稜線に乗れば自然林に入る。 そうやね 暑いろうきねぇ。。。 ◆赤良木園地 山道は主稜線に乗って程なく忘れられた昭和の頃の園地に至り蟬時雨と鳥の囀りに囲まれた。 鶯が本調子になったな。 「アブラゼミや…

夏終る三辻山の遊山 夏雲

「アケビ大きゅうなっちゅう」 山野に生えるアケビ科の蔓性落葉木。楕円形の実は熟すると果皮が裂けて黒い種子を含む白く甘い果肉が見える。 ◆杖塚のこと 「あっついわぁ。。。」 昭和42年に指定された自然休養林の広場に上がりいつも空の様子を観ている。 杖塚…

夏終る三辻山の遊山 水引

標高約900mの登り口から見上げる空に高層雲が流れていた。下界は海洋の暖気で蒸し暑いけど季節は秋に向かっている事を感じた。 ◆登り口のこと 「テジロが出たね」 登り口の気温26℃は平年並み。森の中ならいい汗掻けそうだな。 雨が少ないき元気やな。 月見草…

夏終る三辻山の遊山 大暑

西日本や東日本は高気圧圏内となる。強い日差しが照りつけ暑さはまだ続き午後は山沿いを中心に急な雨に注意だろう。 ◆空を観る西~東日本は寒気や湿った空気で大気の不安定な状態は続く予想。各地天気の急変に要注意だろうし西日本の酷暑はいつ落ち着くだろ…

大暑の加持ヶ峰遊山 夏休み

真名井の滝頭の風景は梶ヶ森の自然を詰めた箱庭。この日は僕らを滴るような万緑の佇まいで迎えてくれた。 ◆滝頭のこと 「雨も気持ちいいね」 いつもよい風が吹く大岩の頭の一つに建てられた東屋でいつも一休みしている。 「西瓜あるで」 tochikoの気遣いで小…

大暑の加持ヶ峰遊山 水遊び

枝沢湧く深い処歴史を1300年溯る定福寺奥ノ院がある。 ◆深山のお寺 いつも最初の休憩をとる梶ヶ森の8合目に奉られた奥ノ院の宿坊だった遍照院。 気温22℃はいい感じやな。 「風が変わるね」 境内の樹々も葉が出揃って向こうの山並は見えなくなったが木の間を…

大暑の加持ヶ峰遊山 木蔭道

この山の特徴でもある落差20mの滝を成す大岩の右岸を巻いて滝頭に上がる。 ◆滝頭に上がる 山道は佐賀山谷川が滝になる大岩が堰き止めた土砂が堆積した平坦地には自然の草木が生きている。 独立峰は雲を集め雨を降らせ雨水は複雑な地形を刻みながら下る。二段…

大暑の加持ヶ峰遊山 夏の滝

「青々してきたね」 登り口から仰ぎ見る梶ヶ森の山頂部の樹々は晩夏の装いになってきた。 ◆分け入る 登り口の気温は25℃。この標高なら平年並みで気持ちいい汗を掻けそうだ。 さあ 入ってみるか。 ◆植林のこと 山道は植林から始まる。杉は1種1属の日本固有種…

tochikoな山歩き 夏雨

かよう森は雨の匂いのする湿気に包まれていました。 春の花は結実し夏の花は散り秋の花が咲き始めました。 薄暗い中にもそれぞれの命の色が光っていてこれからの変化が楽しみです。 蝉もニイニイゼミからアブラゼミに交代し側を流れる水音との大合唱でした。…