猿板

遊山黒子衆SARUの記録

2016-11-01から1ヶ月間の記事一覧

和宏さんと初冬の湿原へ 冬の雨

「山でお昼でも どうですか?」 雨の予報の日曜日 和宏さんからお誘いがあった。 ◆雨に烟る 和宏さんが好きな レナード コーエンさん 82歳で亡くなりましたね。 「えい人生やったろうね」 一つの時代が終わりましたね。 ◆臨機応変 「今年の紅葉も この雨で終…

家から遊山2016初冬 悠々と

明るい皿ヶ峰下り 薄暗い鷲尾山の植林を登り返す。 ここはかつて土佐藩お留め山。 ◆主稜線に上がる 北から南に向かって登り 海に向かって東西に尾根を張る 南嶺の主稜線に上がる。 稜線には南国土佐らしい 照葉樹たちが根を張っている。 ◆鷲尾山(標高307.2m…

家から遊山2016初冬 心の道

薄暗い大名の森を抜け 皿ヶ峰との鞍部で空が開ける。 この「南嶺」と呼ばれる山群は 高知市民に愛されるハイキングコース。 ◆皿ヶ峰(標高162.8m) ほどなく皿ヶ峰(高見山)の 眺望が良い開けた山頂に上がる。 高知市を見下ろすこの山は 古くから庶民の墓所…

家から遊山2016初冬 裏山へ

今期最初の本格的冬型 孫猿の焚火遊山は延期して tochikoは用事やし 今日は一人で出かけるか。 ◆家から歩いて行く そんな勤労感謝の日は 引っ越した家から歩いて遊山。 いつもの鷲尾山に登ることにした。 ◆懐かしい街 引っ越した先は若い頃住んでいた街。 今…

立冬の剣山遊山 鎮

強い風は収まり 今日はハーフムーン お月様は真上にいらっしゃる。 ◆変化のとき 雲が風と共に 静かに山頂を去りつつあり 日の出の時が始まっていた。 ◆音のないドラマ tochikoとのぞみはまだ寝ている。 この風景を見せてあげなければ・・・。 でもこの感動と…

tochikoな山歩き 小屋閉め

今年の秋はいろいろあって 小屋泊も久しぶり(*^^*) 「今年の小屋閉めまでに泊まりに行きます」 体調面から 少々不安を抱えての約束の日でしたが 剣山ならきっと歩ける(^^)/ 今年もお世話になりました m(_ _)m ご無沙汰している間に 木々は葉を落とし冬枯れの…

立冬の剣山遊山 結

山頂部はガスの中で風が強い。 この時期は下界の天気予報を 決して当てにしてはいけない。 皆さんも備えを怠りなく。 ◆Season off 今期は引越などあって あまり通えなかった居場所。 時が経つのは早いもので 今年も無事小屋閉めを迎える。 ◆緩めることも大切…

立冬の剣山遊山 転

ブナの森を抜け 薄暗い樅の森に入る。 ここは谷筋の頭になり 風が強く吹き上がる。 ◆風の谷 樅は脂を身体に蓄え この様な場所に根を張り 森を守っている様に感じる。 樅は偉い !! ◆雲の中へ 雲の中に入った様で 山は霧に覆われはじめ 風が西から強く吹き始め…

立冬の剣山遊山 承

少し遅い到着だったが 紅葉シーズンも終わり 登山口は静かになっていた。 ◆注連縄を潜る 「冬の風景やね」 そうやね。 あとは雪を待つだけやね。 注連縄を潜り 静かな神の領域に入る。 ◆眠る森 冬の眠りに入った森は 落葉が山中に敷き詰められ 登山道はさく…

立冬の剣山遊山 起

二つ玉低気圧が通過し 大陸の高気圧が張り出す。 これは良い風景に出会えるかも。 ◆雨上がる週末 小屋閉め前の最後の週末。 tochikoとのぞみと共に 剣山頂上ヒュッテに泊まる事にした。 ◆国道の彩り 吉野川に沿うR32からみる 川岸は紅葉の盛りを迎えていた。…

今年最後の紅葉遊山 結

今日は頂上には行かず とっておきの場所に戻ることにした。 「今日もだよね」 ◆リンドウ開く 「これは何の ドングリだろう?」 たぶん樫の木だと思うなぁ。 南国土佐に多い照葉樹。 木漏れ日を浴びて リンドウが開きはじめた。 ◆赤良木展望台 南に視野が開け…

tochikoな日常 ゆのごう旅

女三人寄ればなんとやら・・・(笑) 「今年の稲刈りは大変やったね」 長年米を作ってきたけどこんな年は記憶がない という母を連れ出し 姉と一緒に湯郷温泉で羽を休めてきました。 歴史ある温泉地ですが 比較的観光客も少なく 四国からもアクセスしやすい場…

今年最後の紅葉遊山 転

杉林を抜けると「杖塚」に着く。 杖塚はベンチなど設置した広場として整備され 昭和42年全国初の自然休養林に指定された 県民の森である事を記念する石碑が建っている。 ◆一本立てる ここは日当たりの良い南斜面で 地下の湧き水と思われる水場があり 峠を越…

今年最後の紅葉遊山 承

有色人種独立のため白人と戦い 焼け野原になってしまった戦後日本で 木材需要が高まった事は言うまでもなく 長者番付には森林王が名を連ねていた。 ◆人が作った森 でも日本の林業だけが衰退したのか? 私は林野行政の間違いを指摘する学者を支持する。 子孫…

今年最後の紅葉遊山 起

よしよし (嬉々 高気圧のど真ん中にはいるなぁ。 明日は雨具を使う事はないだろう。 ザックには入れておくけど(笑) ◆冬に入る 二十四節気は立冬に入り 今期最後の紅葉を求めて 高知市の裏山「工石山」に 和宏さんとなおこと共に訪れた。 ◆赤良木の山へ 北…

秋の皿ヶ峰遊山 迎える時

秋から冬に向かう大気は 日増しに透明度をましてゆく。 その静かな変化のときを歩く。 ◆朝日射す 森の木々も眠りの準備に入り 森の中が明るくなりはじめた。 「落葉の音が気持ちいいですね」 ◆標高1278m 山頂着の時間が早く 訪れる人はまだ少なかった。 「木…

秋の皿ヶ峰遊山 橅の彩り

皿を伏せた様な山容が 「皿ヶ峰」の名の由来。 頂上部にはブナ林に囲まれた 盆地状の湿原が待っている。 ◆斜陽のとき 「綺麗やわぁ〜♪」 稜線に射し始めた朝日で ブナの黄葉が輝きはじめた。 ◆紅葉晴の休日 秋の夕日に 照る山紅葉 濃いも薄いも 数ある中に …

tochikoな山歩き 冬手前の散歩

今年の春 剣山頂上ヒュッテで 嬉しい出会いがありました。 それから数ヶ月 この秋やっとその方であるTomiさんご夫妻と 一緒に歩く機会が訪れました。 「間に合いましたね(*^ー^*)」急な冷え込みでどうかと思っていた 皿ヶ嶺の紅葉でしたがブナやケヤキ 桂や…

秋の皿ヶ峰遊山 山麓の森

「大きい木やなぁ」 ほぼ独立峰である皿が峰の 豊富な水が幾つかの谷を削り 水辺を好む欅などの木樹が根を張る。 ◆大地に根を張る 皿ヶ峰は1,500万年前の成層火山。 上の登山口から頂上に登る道は 火山活動による侵食が働いた 傾斜の大きい険しい谷を横切る…

秋の皿ヶ峰遊山 分け入る

「日の出が遅くなったね」 季節は秋分に入り昼間が短くなった。 南国土佐の秋は短く冬が早く感じる。 ◆皿ヶ峰へ 剣山で知り合った Tommyさんご夫妻との初遊山は 愛媛県松山市民の山を訪れることにした。 ◆共に歩き始める Tommyさんは登山を始めて2年目。 今…

河童の日々遊山 エフスタイルの仕事

新しい家に引っ越すと 色々必要なものが見えてくる。 遊山の翌日友人のギャラリーの 企画展にtochikoと共に訪れた。 ◆暮らしにゆとり 「遊山は土曜日帰りがいいね」 道具もゆっくり後片付けできるし 自分たちの時間がゆったり持てる。 ゆとりが大切な年代に…

猟師KさんのPhotolife 涸沢2016秋

銃をカメラに持ち替えたマタギが ずっと温めていた想いをザックに詰めて 和宏さんと訪れた秋の涸沢の山便りが届いた。 今秋の天候不順に幾度か予定変更し やっと意を決したのが10月6日。 上高地はこの上ない晴天だった様子。 横尾テン場を早朝発。 朝焼けが…

秋の国見山遊山 秋の空

橅の森を歩く山道が 大岩に祀られた祠に至れば 標高1409mの山頂は近い。 ◆天辺へ 天気は上々で 雨上がりの大気は澄んでいる。 今日は独立峰の眺望が期待出来そうだ。 ◆居心地の良い眺望 頂にはブナの木が一本ある。 「この木に会いに来たがよ」 tochikoはこ…

電脳秘書ちいの日記  国見山

やっと、一緒に行けた山行きは国見山。 河童ちゃんと和弘さん、さっちゃんと私の4人。和弘さんが 「この前いったのが、2009年やき、7年ぶりやね」もうあれから7年もたってるなんて…。 正直驚きました。 久しぶりやき大丈夫かな…。心配だったけど ゆっくり、…

tochikoな山歩き 一緒に

「謹賀新年」 毎年の年賀状は ちいのデザインでご挨拶。 今年は飛び猿の年やね(^_-)-☆ ブログを始めるきっかけも ちいでした。 「来年はどんなんにする?」 河童のイメージを形にしてくれる 有能な電脳秘書。 「山久しぶりやき〜ゆっくり登ってよ」 「いやみ…

秋の国見山遊山 秋の色

「昨日の雨で散ったろうか」 「街も風が強かったきねぇ」 いや そうでもないみたいなで。 ◆一期一会のこと 一雨ごとにすすみ 一雨ごとに散る紅葉は 新緑と違って見頃が短い。 ◆散り際のこと もののあはれ 紅葉とは新緑の逆で 寒くなると大切な葉緑素を幹に仕…

秋の国見山遊山 変わる

これはスギヒラタケ。 以前食用とされたキノコだが ある年食中毒が報告されてから 私たちも食べることを控えている。 ◆人の活動も自然 人間の科学は地球上の自然現象の 1割も解明していないと言われている。 だから自然保護などと一方的な価値観で 安易に自…