猿板

遊山黒子衆SARUの記録

2016-01-01から1年間の記事一覧

寒露の梶ヶ森遊山 至る

森を抜け頂上部の笹原に出れば 笹と共生する芒の穂が風に揺れていた。 芒は日本の秋を代表する風景だろう。 ◆秋の訪れ 振り返れば広葉樹の森に 秋色が現れはじめていた。 ここ数日で急に気温が下がり 一斉に紅葉が始まったようだ。 ◆空へ出る 鉄塔が建ってい…

tochikoな里帰り 十五夜

久しぶりのただいま 今日は十五夜 お月さんが見え隠れする 薄雲が恨めしい。 せっかくお団子 買うてきたのにね( ^)o(^ ) 翌日は晴れ間は見えるものの 降ったり止んだりのお天気で 雲の流れがとても速い。 母が今 一番気がかりな稲刈りは まだまだ出来そうも…

寒露の梶ヶ森遊山 実る

和宏さんが道を外す。 「あった あった! 落ちちゅうで」 今年も山梨が実を落としていた。 ◆人が関わる 八合目には定福寺奥ノ院があり ここはかつて宿坊として使われていた。 この山梨も人が植えたものだろう。 ◆寒露に入る 山野はすっかり秋らしく 朝晩はさ…

寒露の梶ヶ森遊山 出流

落葉樹林に入り時折光が刺す。 「午前中は大丈夫ですね」 この木漏れ日に読みが確信に変わる。 ◆谷に生きる 梶ヶ森7合目付近は栃や欅など 水辺を好む木々が根を下ろし 水が豊かなことを教えてくれる。 ◆龍王の滝 登山口からほどなく 龍王の滝を祀る祠が現れ…

寒露の梶ヶ森遊山 継ぐ

天気予報は曇りのち雨。 気圧配置で午後から降るだろうと読み 紅葉の始まりとキノコを期待して 梶ヶ森へ和宏さんとなおこと向かった。 ◆山を観ること 国道から梶ヶ森が見える。 雲はまだ高層にあり流れは遅い まだ4,5時間は大丈夫だろう。 ◆実ること 定点観…

2016秋の木曽遊山 結

気象庁の予報はネガティブだ。 しかし最悪を想定して決断する事は 決して悪いことではないと思う。 ◆迎えられたこと この上ないタイミングだった。 今回は私なりに考えた決断だったが 人生好奇心を持って飛び込んだものが 勝ちだと改めて感じることが出来た…

2016秋の木曽遊山 転

平成26年9月27日11時52分 血税で示された「当時のレベル1」を信じ 紅葉を楽しみに登りあげく亡くなった 多くの命を決して無駄にしてはならない。 ◆雲の中のこと 開田高原に上がった時 すでに雨は上がっていたが 御岳黒沢口は雲の中にあった。 標高2,150m山…

tochikoな木曽路 出会うもの

遊山のはじまりは雨 木曽のお母ちゃん 木曽駒さんの提案で 奈良井宿を再訪することになりました。 またいい出会いがあるかな? 密かに期待していました。 「このずっと向こうでね」 この河童の土鈴に出会ったのは 4年前の夏でした。 「ここは写真写してもい…

2016秋の木曽遊山 承

夜は土砂降りだった。 何度も目が覚めて前線をチェック これは予想より早く抜けそうだ・・・。 「10時には雨が止む」と皆にメールを送った。 ◆開田高原へ 開田に上がり昼から登ることにした。 開田高原は長野県御岳山の麓 標高1000m〜1500mに広がり 冬は−20℃…

2016秋の木曽遊山 起

私達が出発する1時間前 阿蘇山で爆発的噴火が発生した。 「あっ!ヘルメット忘れました!!」 峰・・取りに帰ろうか・・・ (^_^;) ◆始まるとき 午前3時土佐を発ち 大阪に入り日の出を迎える。 秋の遠征のメインは御嶽山。 慎重に考えた末の出発だった。 ◆信州…

ただいま帰りました

体躯の日の三連休 片道8時間の運転を終え 只今木曽から帰って来ました。 電脳秘書ちい指摘のとおり 私の好物日本一のご馳走を しっかり頂くことが出来ました。 SARUのメンバーは 岩と雪峰とのぞみちゃん。 大阪からのろやまさんと 木曽のお母ちゃん木曽駒さ…

今週末は

お久しぶりのブログです。 電脳秘書ちいです。 河童とtochikoは 岩と雪の峰君とのぞみちゃんと共に 秋を迎える木曽路の遊山に発ちました。 猿板は月曜日までお休みします。 今回もブログで繋がった仲間と落ち合うとのことですが 河童の一番の楽しみは 開田の…

河童の日々遊山 変化のとき

さすがプロだねぇ! 手際がいいたらありゃしない。 私らはどこに運ぶか伝えるだけ d(^_^) ◆変わるとき 一昔前の「引越」といえば 友人をかき集めて汗かいて お礼の「おきゃく」したよなぁ。 蘭丸 新しいお家にいくぜよ! ◆昨日も晴れ しかし道具がどっさりあ…

水を汲みに行く かえり道 =2014 過去板=

台風が運ぶ雲の流れは速く 次第に厚さを増してきた。 稜線は風が強くなっているようだ。 ◆秋が終わるころ 風が吹きあがる北東斜面は すでに落葉が始まっていた。 稜線の紅葉はこれで終わりかなぁ。 ◆芒と雲海 帰りは荷揚げに使っていた 沓掛山への道を歩いて…

水を汲みに行く 懐かれる =2014過去板=

伊予の名峰笹ヶ峰の 標高約1,500mにある丸山荘は 私達夫婦が通い続け 学んだ思い出の山小屋。 ◆丸山荘 どこかしこに思い出の詰まった この場所で八ちゃんとも出会った。 湧き水を彼のお土産に頂こう。 ◆丸山へ この小屋の名をもらった山 「丸山」で昼にする…

水を汲みに行く 森を歩く =2014 過去板=

殺風景な植林の風景に ミズキが小さな秋色を添える。 何かホッとする鮮やかな赤色。 ◆宿 ここは「宿」と呼ばれる かつて木炭を運んだ馬の休憩場所。 最盛期には数十頭の馬が集まり たいへん賑わったと言われる。 ◆ブナと山葡萄 宿から沢にかかる橋を渡り こ…

水を汲みに行く 還ること =2014 過去板=

山間部の田圃に 稲木が整然と並び 長い冬の備えが始まっていた。 ◆秋の終わりへ 仁淀川は落ち鮎漁となる。 今年は大雨が続き苔が育たず 鮎は例年より小振りだった様だが 命は繋いでくれたことだろう。 ◆友との源流へ 出発が遅れたので 馴染みの直販所が開い…

河童の日々遊山 変化のとき

「いよいよ 最後やねぇ」 ホントですよ 寂しくなるなぁ・・・。 「でもね。ウチのものは あっけらかんとしちゅがよ(笑)」 ◆最後の日 いよいよ思季亭最後の日が来た。 いつもは静かなお店が今日ばかりは 別れを惜しむ常連さんで満員だった。 ◆別れのとき 「…

秋分の塩塚峰 口福

和宏さんに感謝して乾杯!! 慌ただしい世の中だから 果報は寝て待ての時も持ち 力を蓄える事も大切なんだろう。 ◆飛び出す いい風が吹きはじめた。 「やっぱりここが良いね」 なぜ外で食べると美味しいのか? ◆美味しく頂くコツ 料理はゴチャゴチャした 風景…

秋分の塩塚峰 秋雲

雨音を聞きながら 1時間ぐらい眠っただろうか。 この「まどろみ」も大切だと思う。 雲が開いたで。 ◆雲が開く 塩塚峰が姿を表し 遠くまで雲海が広がる。 山高きが故に貴からずかぁ・・・。 ◆静寂のとき 青い山に絡む雲が 静かに流れる日本らしい風景。 この…

秋分の塩塚峰 秋雨

四国中央市旧新宮村から 葛籠折れの林道を登り 雲の中に入っていった。 「さすが霧の新宮だね」 ◆塩塚高原 やがて徳島県と愛媛県の境界にある 標高1,043mの塩塚峰を中心に東西に広がる 約100ヘクタールの高原に出る。 この広大な高原は見晴らしが良く 遊具な…

秋分の塩塚峰 稲木

太平洋高気圧が日本の東に座り 秋雨前線が一時的に消えそうな西日本。 ただし台風17号が湿った空気を運び 山間部は不安定になりそうだ。 ◆懐かしい山 20年ぶりの引越を 1週間後に控え慌ただしい休日。 息抜きに和宏さんとなおこと共に 20年ぶりの山へお昼を…

雨には雨の遊山 寄り道

「一緒にお昼をどうですか?」 この和宏さんの心で猟師Kさんも シゲご夫婦もご縁が始まった。 「またどこかでお会いしましょう!」 ◆彼岸の入り 「河童ちゃん 彼岸花を見に行こうや」 良いですね。 ちょうど彼岸の入りですし。 改めて言うまでもなく 彼岸時…

tochikoな日常 幡多路の

今週のはじまりは 四万市のよさこいに参加する 河童たちを乗せて幡多路へ よさこい組と テンション上げ上げの2時間を過ごし 皆を降ろしたら静かに過ごしたい〜(爆) ・・・と訪れた「山みず木」は 四万十川と太平洋を見下ろす高台にありました。 カフェも…

雨には雨の遊山 出会い

ガ〜ン!! お目当ての山荘梶ヶ森は シャッターが閉まっていた。 台風のため下山したのだろうか? ◆思い切る まあ再会の楽しみは 次回と言うことで いつもの避難小屋でお昼にしよう。 ◆山の料理 「山飯ってオママゴトみたい」 料理は「頭の体操」だと思う。 …

雨には雨の遊山 梶ヶ森

台風16号は勢力を増し 四国に近づく進路予想だが 月曜日はまだ大丈夫な様子。 ◆雨の合間 「河童ちゃん 山は歩かずお昼に行こう」 良いですね! 雨には雨の楽しみ方がある。 雨を覚悟の三連休最終日は 前回和宏さんが置き忘れた ストックを預かってくれている…

河童な夏祭り2016 四万十よさこい

台風が接近する週末 高知県西部四万十市の よさこい祭りに参加してきた。 ◆四万十市へ 雨もまた良し 雨天決行は祭の常でしょう。 とは言っても綺麗に衣装を纏った 踊り子さんたちは・・・ねぇ(苦笑) ◆御喜楽 貫々 と言う心配はいらなかった様で 我々とらっ…

河童の日々遊山 料理の玉手箱

「それは土佐では“やけど” ハダカイワシのことだよ」 「鮎の白子で遊んで」 カウンターの向こうの優しい笑顔。 黙ってカウンターに座れば 馴染みの財布と好みを心得た 四季折々の料理が出てくる。 私達は20年のお付き合いで 料理のあれこれを客として学び 若…

白露の剣山遊山 鎮

「お昼は表で食べよう」 お天気に恵まれた休日 山頂は登山者で賑わっていた。 ◆剣山山頂 「平家の馬場」と呼ばれる 平坦な草原状の山頂を持つ剣山は お天気が良いと本当に気持ちが良い。 ◆風の歌 広大な山頂部を覆う笹が 風を受けサラサラ音を立てている。 …

tochikoな山歩き 秋雲

剣神社前のヤマボウシが 赤く熟れていました。 美味しそうだなぁ(笑) 鳥居をくぐり 石段を登ったところにある キンロバイ ギンロバイもあるそうです。蛇紋岩地や石灰岩地に多い植物剣山は石灰岩の山だもんね。 katurakoさんはお正月以来の剣山 春も夏も飛…