「一緒にお昼をどうですか?」
この和宏さんの心で猟師Kさんも
シゲご夫婦もご縁が始まった。
「またどこかでお会いしましょう!」
◆彼岸の入り
「河童ちゃん
彼岸花を見に行こうや」
良いですね。
ちょうど彼岸の入りですし。
改めて言うまでもなく
彼岸時期に必ず咲く彼岸花。
自然の暦は正確だと思う。
◆土佐山の棚田
毎年和宏さんから送られてくる。
高知市土佐山地区にある彼岸花の
撮影ポイントに向かうことにした。
ヒガンバナ科ヒガンバナ属の多年草。
元々中国からの外来種で
日本では水田の畦や墓地に多く見られ
人為的に植えられたと考えられている。
それは田や墓を荒らす動物が
鱗茎の毒を嫌って避ける事を
目的としたのだろう。
ちょうど出会った地元の方に
開花が例年より10日ほど早いと聞いた。
今年は冬が早いかもしれない。
◆鏡村 平家の滝
帰り道鏡川の上流にある
懐かしい滝に立ち寄った。
「10年ぶりやおかねぇ」
落差約30m二段の平家の滝は
昔この地に逃れた平家の落人
48人の婦女子が滝壺に身を投じた悲話から
平家の滝と名付けられたと言われる。
滝落としたり落としたり落としたり 清崎敏郎