猿板

遊山黒子衆SARUの記録

水を汲みに行く かえり道 =2014 過去板=

かえり道

 台風が運ぶ雲の流れは速く
次第に厚さを増してきた。
稜線は風が強くなっているようだ。


◆秋が終わるころ
 風が吹きあがる北東斜面は
すでに落葉が始まっていた。
 稜線の紅葉はこれで終わりかなぁ。



◆芒と雲海
 帰りは荷揚げに使っていた
沓掛山への道を歩いてみた。


                
ここは緩やかに下るため
稜線の風景をゆっくり楽しむ事が出来る。



 「雲海がきれいやね」


          
山麓へ下る
 再び山麓の森に帰れば
これから色づこうとする
緑色に再び懐かれる。



 「このブナも
   だいぶん歳とったねぇ」
そうやね中の枝が朽ちちゃったね。
                  
これから四国の紅葉は
山麓に下って行くのだ。


      
◆再会のとき
 八ちゃんの元に向かう途中
国道から見た夕焼けは美しかった。



 「八ちゃん ただいまぁ〜!!」
「おかえり〜」

 さあ! 今宵もお酒を酌み交わし
いつもの様に意見も交わそうや!


          


  雲海に朱を押入るる没日かな  八木林之助