猿板

遊山黒子衆SARUの記録

2016秋の木曽遊山 転

平成26年9月27日

 平成26年9月27日11時52分
血税で示された「当時のレベル1」を信じ
紅葉を楽しみに登りあげく亡くなった
多くの命を決して無駄にしてはならない。


◆雲の中のこと
 開田高原に上がった時
すでに雨は上がっていたが
御岳黒沢口は雲の中にあった。



 標高2,150m山頂駅舎から歩き始めた。
雲の流れは早く時々太陽が透けて見えた。
 よしよし 変化の時は近いぞ。
             
◆紅葉のこと
 登山道は広葉樹林から
針葉樹林の森に入る。



木々を抜ける風は涼しく
大陸からの空気を感じる。
           
頂上部の紅葉は先の台風で
散ってしまったと言われたが
森林帯では美しい風景を見せてくれた。
                   
特に霧の中では色が際立つ。
 何て美しい風景なんだろう。



◆山小屋のこと
 森林帯を抜け空が開き
標高2470m 八合目女人堂に辿り着く。


        
お堂の前に献花台が設置されていた。
 今日はこれまでにしよう。
                   
 ここには山小屋があり
私の入山料としてビールを買って
小屋番さんから色んなお話を頂いた。
          
 「この週末で小屋閉めです」
噴火から登山者は減少したが
自然相手だから仕方が無いとも言われた。
 いよいよ雲が開いてきたようだ。



                          静かなり紅葉の中の松の色  越人