猿板

遊山黒子衆SARUの記録

家から遊山2016初冬 心の道

おばちゃん達

 薄暗い大名の森を抜け
皿ヶ峰との鞍部で空が開ける。
この「南嶺」と呼ばれる山群は
高知市民に愛されるハイキングコース。


◆皿ヶ峰(標高162.8m)
 ほどなく皿ヶ峰(高見山)の
眺望が良い開けた山頂に上がる。



高知市を見下ろすこの山は
古くから庶民の墓所とされ
私の家の墓もこの山の麓にある。
              
 いつも祖先は
私たちを見守っている。



◆利他の心
 この山域の登山道を
長年一人でこつこつ
整備されている方がいる。
                  
 ありがとうございます。
お陰で歩きやすくなりました。
「そうですか それは良かった
   ありがとうございます」



 生き物は健康だから
長生きするのではないと思う。
 「誰かの役に立っているかい」
命はいつも自分に問うているのかも知れない。


               
 自然界には
何の役にも立たない命はない。



 こちらこそ
ありがとうございます。
               


  櫂あらば冬青空へ漕ぎ出でむ  嶋田麻紀