薄暗い大名の森を抜け
皿ヶ峰との鞍部で空が開ける。
この「南嶺」と呼ばれる山群は
高知市民に愛されるハイキングコース。
◆皿ヶ峰(標高162.8m)
ほどなく皿ヶ峰(高見山)の
眺望が良い開けた山頂に上がる。
高知市を見下ろすこの山は
古くから庶民の墓所とされ
私の家の墓もこの山の麓にある。
いつも祖先は
私たちを見守っている。
◆利他の心
この山域の登山道を
長年一人でこつこつ
整備されている方がいる。
ありがとうございます。
お陰で歩きやすくなりました。
「そうですか それは良かった
ありがとうございます」
生き物は健康だから
長生きするのではないと思う。
「誰かの役に立っているかい」
命はいつも自分に問うているのかも知れない。
櫂あらば冬青空へ漕ぎ出でむ 嶋田麻紀