猿板

遊山黒子衆SARUの記録

2025-07-01から1ヶ月間の記事一覧

tochikoな山歩き 水の音

かよう道は水の音で始まります。 沢の音に春はミソサザイ続いてアカショウビン 山道ではコガラやシジュウカラ 岩から尾根に上がる道ではオオルリの囀りが重なって聞こえます。 信仰の山らしく潔く標高を上げる道の先にあるまほらでは 土佐の山から出流恵みを…

大暑の加持ヶ峰遊山 夕立

いい感じだな。 登り口から見上げる山頂部は薄い雲の下にある。 「登るがは北斜面やきね」 ◆登り口のこと 「ブヨもいない」 標高約1000m登り口気温24度は平年並みだが湿度のせいか涼しく感じた。 どちらも夕立のお陰かな。 tochikoがトップで。 香川のkanaも…

大暑の加持ヶ峰遊山 青田

太平洋高気圧に覆われ北海道から九州の広い範囲で晴れて厳しい暑さが続くが昇温によって大気の状態が不安定になるため内陸や山沿いは急な俄雨や雷雨に注意だろう。 ◆空を観るこの後も高気圧に覆われて晴れる地域が多く接近する台風8号は発達した台風ではな…

晩夏の三辻の森遊山 鎮

三辻山北面にある自然林は亜寒帯の橅と温暖帯の樫が並ぶ珍しい混生林が生きている。 ◆共生する森 「やっぱり森は涼しいね」 森は土中に多く雨水を蓄え草木がその水を吸い上げている。 樹々は喜んでいるだろうな。 水を吸い上げ蒸発する時奪われる気化熱で森…

晩夏の三辻の森遊山 結

クールダウンしょうや。 仕事道の急登を終えた山道は伐採のため通行できなくなった三辻山南面からの登山道に入る。 ◆登山道のこと 「カニさん! 葉っぱに隠れて怒っちゅうで」 雨が嬉しくて出てきたんだろう。 びっくりさせてごめんよ。 君らも懸命に生きて…

晩夏の三辻の森遊山 転

南に開けた杖塚の空で今日これからの天気を見ている。 雲に陰影がなく動きは遅い。しばらく俄雨などなさそうだな。 ◆杖塚のこと 全国初の自然休養林の広場として整備された杖塚でいつも一休みしている。 思ったより涼しかったなぁ。。。 「トサミズキが実になっ…

tochikoな山歩き ヒグラシ

大暑のかよう道はカナカナカナ・・・とヒグラシの鳴き声に包まれました。 ヒグラシは太陽の強い陽射しが苦手で曇りや朝晩小雨降る時によく鳴きます。 近いと思ったら出会えました。 小雨が降ったり止んだり空が明るくなったり薄暗くなったり 変化する雲にあ…

晩夏の三辻の森遊山 承

「小雨やね」 登り口から見上げる空は薄い雨雲に覆われていた。 森の中はどうやろうね。 ◆登り口のこと標高900mの静かな登り口。気温22℃は平年より低く汗も気持ちよさそうだな。 気持ちよく汗を掻くために特に夏はその日の天気に合わせたウエアの選択が最も…

晩夏の三辻の森遊山 起

高気圧に覆われ本州は晴れる処が多いが西日本太平洋側は暖湿流による俄雨に注意。前線停滞する北海道は雨が降りやすい見込み。 ◆空を観る 太平洋高気圧が日本の東に居座り本州は晴れるところが多くなりそうだが高気圧縁辺の湿った空気が流れ込みやすい西日本…

令和七年夏の信州遊山 猪鍋

往復3時間足らずの信州の名低山。早い下山後のお昼は高遠町に開店した八王子拉麺「火の見亭」を訪れた。 ◆懐かしい味 大正思わすカフェかと思った店内。 刻み玉葱が効いた澄んだ味わいの八王子拉麺がこのご時世に600円で頂けるなんて。。。 因みにチャーシュー…

令和七年夏の信州遊山 青嶺

「お結び食べて行くんだよ」 いつの間にこさえたのか? 木曽のお母ちゃん恐るべし! 「河童ちゃん!何言ってるの」 ◆集うこと 「暑いからなるべく楽して」 そんな暑がり河童のリクエストに師匠が答えた守屋山最短コース登り口は師匠の家から20分足らずにある…

令和七年夏の信州遊山 朴葉

“お寿司仕込んでるから” と言う木曽の姉貴駒ちゃんと待ち合わせる温泉に降りて来た。 「まだ来てないね」 ◆木曽の湯のこと 「いい感じですね!」 僕らがかよう中山道の名残ある木曽川を湯船から望む「桟温泉」。 この昭和の佇まいが堪らないよね。 やや茶色…

tochikoな信州遊山 アキアカネ

守屋山からは諏訪湖南アルプス、中央アルプス、北アルプス、八ヶ岳連峰といった山々が見渡せます。 かよう道でいつか訪れてみたいと思っていた場所でした。 仲間たちと空の様子を伺いながら歩く道は 師匠に教わった箕輪登山口から ミズナラやシラカバの比較…

令和七年夏の信州遊山 蕎麦

乾杯 頂きます! いつも木曽郡上松町に上がればtochikoに御免してハンドルを任せる。 長距離運転終えたエビスは一入な味わいだ! ◆木曽に帰る 「いいんですか?」 ここからtochikoの隣り助手席はIyoに座ってもらった。 初めての人がトップ が僕らのルールじ…

令和七年夏の信州遊山 夏川

前線は関東の南海上へとゆっくりと南下東北太平洋側や関東は雨が降りやすくなる。北日本や関東は前線北側に入り暑さは落ち着き西日本太平洋側は暖湿気の流入で強雨や雷雨に必要。 ◆空を観る 西日本太平洋側は暖湿気の影響で雨が降りやすく強雨や雷雨のおそれ…

小暑に入る加持ヶ峰遊山 涼し

修験場であった事を伝える鎖場に架けられた階段を登り真名井の滝の滝頭に上がった。 ◆滝頭のこと 四季折々に変化する一段目の滝は自然が造る日本画の様な風景を見せる。 下界に日照が厳しくても水を集める渓は涼しく流れるな。 「花蜂がんばりゆうで」 お前…

小暑に入る加持ヶ峰遊山 返花

「ツツジの二度咲きやね」 小春日和に誘われて春の花が季節外れの花をつける「二度咲き」「返り咲き」と呼ばれる現象もある。 ◆深山のお寺 歴史を1300年溯る定福寺。その奥ノ院は佐賀山谷川の支流湧き出す深い処にある。 梶ヶ森の八合目奥ノ院宿坊の軒下でい…

小暑に入る加持ヶ峰遊山 風音

「えい風吹き上がりゆう」 山道は深山の滝を成す大岩右岸の急な岩盤を登り自然森が広がる滝頭に上がる。 ◆滝の頭に上がる 「サワアジサイ咲いた」 渓は植物にも水と風を運び厳しい急峻な岩盤にあっても生きられる命たちがいる。 龍王の滝の滝頭にある三段の…

小暑に入る加持ヶ峰遊山 余花

えい感じやない。 登り口から見上げる山頂部は靄に覆われていた。 「渓沿いの北斜面やきね」 ◆登り口のこと 「日向は暑いね」 標高約1000mの登り口気温25度は平年より少し高め。 ブヨがいないからいいな。 「一月ぶりやね」 剣山と雨降り休日の間の変化が楽…

小暑に入る加持ヶ峰遊山 朝靄

西日本や東日本は高気圧圏内。晴れるところが多くなるものの日中の昇温や湿った空気の影響で局地的に強雨や雷雨となることも。。。 ◆空を観る後も西日本を中心に高気圧圏内となり西日本や東日本では広く日差しが届くが昇温や湿った空気の影響で山沿いなど不安定…

仲夏の三辻の森遊山 沙羅

「違いますね!」 森の働きを肌で感じた街で感じることが出来ないこの体験が大切だと思う。 ◆混生する森 三辻山北面にある自然林は亜寒帯の橅と温暖帯の樫が並ぶ珍しい混生林が生きている。 「やっぱり森は涼しいね」 この日の森は土中に多く雨水を蓄えてい…

仲夏の三辻の森遊山 日向

山道が上がった稜線は風雪が強く土壌が乏しいため根中で微生物と共生できるリョウブなどが護っている。 ◆忘れられた園地 「暗くなりましたね」 山道は再び杣人の道にはいり昭和の頃整備された赤良木園地に降りた。 Iyo 緑蔭の森へようこそ (^_^) ◆山頂に上が…

仲夏の三辻の森遊山 春蟬

やっぱり暑ねぇ。。。 いつも天気を観る南の空は一片の雲もない快晴で風も穏やか。 「木陰は有り難いものやね」 ◆杖塚のこと 全国初の自然休養林の広場として整備された杖塚で一休みしているが。。。 今日は早々に退散やなぁ。 僕は熱さに弱いきねぇ。 「ハルゼミ…

tochikoな山歩き ジュウイチ

かよう道にはジュウイチの鳴き声が 薄暗くなった森に響いていました。 木洩れ日が射す足下には 昆虫の姿に出会えます。 今を生きる小さな命の仕業でした。 小さなヒキガエルの子にも出会えました。 歩みを止めれば沢山の命に出会える なんて豊かな森でしょう…

仲夏の三辻の森遊山 緑蔭

「ブヨいないね」 一片の雲もない空の登り口標高約900m気温22度は平年並み。 暑いけど晴天もいいものだな。 ◆登り口のこと さあ 行くか。 晴れた日はブヨが少ない。 それぞれこの日の装備を整え梅雨明けの森へ分け入った。 ◆林道のこと 三辻山への山道は昭和…

仲夏の三辻の森遊山 合歓

前線は日本列島から離れて西日本を中心に高気圧に覆われ日差しの届くところが増える見込み。 ◆空を観る 全国的に高気圧圏内となる。山沿いを中心に大気の状態が不安定となりにわか雨や雷雨の可能性はあるものの日差しの照りつけるところが多くなる見込み。 …