猿板

遊山黒子衆SARUの記録

芒種の梶ヶ森遊山 ブナの森

置き土産

 宿坊で一休みした。
湿度は100%近いだろうが
空気が冷たく汗も気持ち良く感じる。
 和宏さんはいつの間にか置き土産。


◆一休み
 街では不快に感じる湿気も
山に入ると気持ち良く感じるのは
私が河童だからだろうか?



 君らも梅雨は
   気持ちいいだろう。
                   

◆還る道
 雨上がりの岩場の道を避け
小屋に直登する森の道を歩いた。
ここからは橅と笹が共生する森。



               
森で役目を終えた樹が
土に還ろうとしている。
これらも菌類などを養い
命はいつまでも繋がってゆく。



 森の全ての命は
他の役に立って生きている。


                
◆口福の時
 隠れ家でのお昼は
3人のシェフが腕を振るう。



 和宏さんは「ぶりぬた」
脂ののった魚は醤油をはじくので
土佐ではニンニク葉をすり込んだ
酢味噌で食べる。
                
 山猫さんの夏らしい
涼しげな料理が並ぶ。



                
 関西のTommyさんは
「粉もん」の王道
お好み焼きを河童流で焼いた。
 「山芋もすり込んでます」



最初フライパンで底を焼き
分厚い鉄板にひっくり返す。
               
こうすればヘラはいらないし
厚くふっくら焼くことが出来る。



 仕上げの焼きそば・・・。
流石食い倒れ文化!
 みんな ありがとう (^_^)


                


  青梅雨の深みにはまる思ひかな  石川桂郎