四国カルスト散歩
高原の風が吹く
「牛が気持ちよさそうなね」
小さい頃から
見慣れている風景ですが
「夏山冬里方式」
暑さに弱い牛を
夏の間高原で放牧するのは
カルストの麓に暮らす郷の知恵です。
お気に入りの森は
高原から愛媛県側に下った場所にあります。
スミレなどの小さな春は終わった頃
この森の主大栃は
きっと花を咲かせているだろうな。
歩き出すと
道には舞う花びらが敷き詰められています。
沢沿いの道には水辺が好きなアサガラが
ラッパのような花を落としている道から
大栃の元に着きました。
さて 通う道
父が大切にしていた実家の薔薇
今年は花数が多く
ちょうど見頃でした。
水田の脇にある
大きなグイミの木は
枝がたわわに実り
いくつか頬張ると里の味が広がりました。
花むしろ一見せばやと存じ候 宗因