猿板

遊山黒子衆SARUの記録

河童の日々遊山 うつわ日月

家宴会

 翌日も休みのTommyさんと
下山後我が家での反省会を設けた。
 明日はこの器の故郷に行こう。


◆雨の遊山
 「前から行きたかったんです」
tochikoのお気に入り須崎在住の陶芸家
小坂明さんのギャラリーを訪れた。



                  
◆職人の話
 小坂さんは武蔵野美術大学
21年間陶芸の講師をされていた。



「僕より教え子たちが
  みんな有名になっちゃって…」
 と謙遜されるが
                  
ご自身も日本のみならず
中国や台湾などでも個展に呼ばれ
明さんの焼きものファンは
世界に沢山いらっしゃる。



 「なんでこんなに
   なっちゃんたんだろうねぇ」
いま中国などの富裕層の注文が殺到し
新作を手がける時間がなかなかとれないと言う。


                
◆温かい人生を送る
“普段の暮らしで使う器を焼く”
それが小坂さんの一貫したスタイルで
目の肥えた外国の富豪の心を引きつけている。
 「今の日本人は100均なのにね」



 私も私なりに中国に行き
中国人と接して感じたのですが
みんな日本のことが大好きですよね。
                
 「私もそう思うなぁ
   じゃなきゃ爆買いなんかしないよ」
そして今の日本人にはもっと
知的好奇心を持ってもらいたいと仰る。



 「これ最近お気に入りだけどどう?
   この象牙のような仕上がりがいいでしょう」
 夏は磁器ですよね。
早速今晩晩酌に使います (^_^)


                 


  春の月ありしところに梅雨の月  高野素十