猿板

遊山黒子衆SARUの記録

芒種の梶ヶ森遊山 雨上がり

木洩れ日

 木洩れ日射す梅雨晴間。
植林に根を張るクロモジが
日差しを若葉色に染めていた。


◆植林の道
 昨夜までの大雨で
山は澄んだ空気に包まれ
先週沢山いた吸血虫も少ない。



今年は日本中花が多い様だが
生き物は種の危機を感じると
子孫を沢山残そうとする。
 今夏何もなければいいが。


             
◆自然林の道
 植林の単調な風景から
若葉色に輝く自然林にはいる。
やはり私は自然林が好きだ。



若葉色に囲まれた山道は
いったん沢に下る。
今日はこの先にある
滝の風景に期待していた。
                   
龍王の滝
 「気持ち良い〜♪」
昨日降った大雨の水は冷たく
朝を拭うには最高だ。
              
そして昨夜までの雨で
やや増水した龍王の滝が現れる。



やはり自然林の保水力は大きく
あの程度の雨ではさほど増水していない。


                  
しかし飛瀑に射す木漏れ日が
レンブランド光線の様になった
神々しい風景を魅せてくれた。



                              梅雨晴の飛瀑芯までかがやけり  野澤節子