日本列島を通過した低気圧が
上空5500m-24℃の寒気を引き込み
四国も日中は不安定な天気が続き
雷や突風にも注意が必要だろうな。
◆空を観る
ただ低気圧と寒気の動きは速く
朝晴れても昼には天気は崩れはじめるが
日没頃から回復する早い変化になりそうで
場所を選べばいい風景に出会えそうだ。
◆嵐の前の静けさ
「ほんと冬の雲やね」
SARUの家族Tommyさんの春休みは
私たちの経験で見定め春の嵐を避ける
二つの山の遊山に案内することとした。
初日の山は鏡川を溯り
ウチから一番近い標高1200m
北山山域を訪れることとした。
工石山山群の主稜線が見えた。
雲は昼過ぎには崩れると告げていた。
私は冒険より探検の方がいい。
◆人の森
工石山登り口は珍しくほぼ満車。
移動制限がある今年の大型連休でも
行楽好きな日本人は気晴らしが必要だろう。
登り始めの手入れされた杉林には
訪れた者を迎える様な木漏れ日が射していた。
その僅かな陽で生きる草花は
初夏の花に移ろいはじめている。
◆雑木の森
葛籠折れの山道は杉林を抜け
新緑のトンネルとなった雑木林に入る。
「まだ蕾がいっぱいある」
春から夏にかけて花を咲かす
山躑躅はまだまだ楽しめそうだ。
「花曇りでえい感じ」
北から雲が入って来たかな。
杖塚はスルーして
そのまま峠に下ろうや。
ひかへ目に宝鐸草が花揺らす 青柳志解樹