猿板

遊山黒子衆SARUの記録

立夏の加持の森遊山 日の光

                                                 f:id:kurokoshusaru:20210510133016p:plain

 梅雨前線が本州の南から
南西諸島にかけて停滞する。
四国は雲が多めだが日差しが届く。

 私は新緑には雨がいいんだがなぁ。

◆空を観る

 「ワイズさん2回目でねぇ」

 大型連休最後の休日は
SARUの家族ワイズさんと共に
新緑を追って梶ヶ森を訪れた。

f:id:kurokoshusaru:20210510133138j:plain

◆川を遡る
 空を観てこの日この時の山を追う。
吉野川を溯る国道から観る梶ヶ森は
今日は大丈夫だと言っていた。

                                            f:id:kurokoshusaru:20210510133527j:plain

 「水を引き出したね」

梶ヶ森山麓集落の棚田は
今年も稲作がはじまった。

 いい風景だなぁ。

f:id:kurokoshusaru:20210510133656j:plain

◆山を見る

 「ずいぶん進んだね」

登り口から観る森の芽吹きは
稜線近くまで昇っていた。

                  f:id:kurokoshusaru:20210510133923j:plain

 雨上がりの晴天。
空気が澄んだ森が楽しみだ。

f:id:kurokoshusaru:20210510134043j:plain

◆分け入る
 登り始めは杉林。
薄暗い人工林の陽が射し
林床の若葉が浮かび上がる。

                  f:id:kurokoshusaru:20210510134129j:plain

 今日は風も
光りもちょうどいいな。

f:id:kurokoshusaru:20210510134217j:plain

ウツギも蕾を出しはじめ
春から夏に移ろう加持の森は
どんな風景を見せてくれるだろう。

f:id:kurokoshusaru:20210510134302j:plain

                   あらたふと青葉若葉の日の光  芭蕉