最後の階段を登りまほらに入る
独立峰梶ヶ森が標高を上げた力を
この大岩が語っている様な気がする。
◆深く分け入る
滝が出来る様な急峻な地形の上
「紅葉谷」と名付けられた渓谷へ下る。
そこはこの山の名所となる美しい処。
◆渓のまほら
紅葉よければ新緑もよい。
そんなこの山のまほらを
今日の頂として口福を広げた。
日々空を観て週末山に入る
自分の経験と照らし合わせて
その季節この日の天気を観て
次の山を追うことが好きだ。
それは登頂だけに拘らず
山麓まで視野に入れたら
より広く深い風景に出会える。
SARUは登山でない遊山を楽しむ
烏合の衆でありたいと思っている。
◆かえり道
さあ
帰ってもうか。
私達の若い頃はそうだったが
攀じ登っていけば風景は狭くなるが
分け入れば世界は広がることを
30年かけてやっと解った気がする。
私は冒険より探検がいい。
それを仲間達に寄り添って
伝えていきたいと思っている。
ワイズさん
次はどこに行こうかねぇ。
「卯の花が香りはじめたね」
顔ふつて水のうまさの山清水 河野南畦