猿板

遊山黒子衆SARUの記録

処暑に入る三辻独り遊山 秋の天

                                                   

 再び低気圧や前線が
日本列島を通過するため
全国的に雨の降るところが多くなる。

◆空を観る
前線が通過し北側に入る地域では
カラッとした空気に入れ替わり
秋らしさを感じることも出来そうだ。

二十四節気処暑に入り
夏と秋を行き来しながら
季節は順調にすすんでゆく。

  

◆川を遡る
 tochikoの急用で
独りになった休日は
かよう三辻山を訪れた。

 鏡川に添う県道で源流を目指す。

昨朝の高知市はよく晴れたため
放射冷却が働き涼しい目覚めだった。

 これは太平洋高気圧が弱ったため。

                 

ただし川が冷えるのは1月ぐらい先で
気温が下がってもすぐ水が冷えないのは
体積差が1700 倍あるからで(シャルルの法則)
確か中学校で習ったと思う。。。

◆山間に入る
 県道は葛籠折れに標高を上げる。
空の雲は積雲だが動きは穏やかで
午前中崩れることはないだろう。

                 

 いつも探す山中の一軒家。
この様な環境で住んでいる方々は
元気で長寿だとのデータは多く
かつて私も仕事で実感している。

それは環境なのか遺伝子なのか
比較する街に住むものの暮らしか。
その違いは「ストレス」とも言われ
30年山に通う私は腑に落ちるものがある。

◆峠に上がる
 山間県道の先に目指す山域の
主稜線から突き出す黒滝峰が現れる。

 伐採で見通しがよくなり
見えはじめた高知市内の空は
秋の雲に覆われているようだ。

           

 暑さ収まる節に入る三辻山は
どんな風景を見せてくれるだろう。

                     上行くと下くる雲や秋の天  凡兆