猿板

遊山黒子衆SARUの記録

立秋の三辻山遊山 秋隣

                                         

 「栗も落ちゆうで」

 これは虫がはいったか。
樹々はそれを正確に見分けて
摘果しているから凄いよなぁ。

◆遊山の終わり
 祭の疲れもすっかり解れて
天気ももってくれてよかったな。

 さあ 帰ろうか。

◆かえり道
 「SDGs」の次なる「エシカル消費」とは
「倫理的」「道徳上」という意味の形容詞で
環境や社会問題の解決に貢献できる商品購入は
「科学」でなく「思想」によるものだろう。

                             

 この方々の仰る環境問題って何だろう。
自給自足的な暮らしの紹介など見かけるが
例えば江戸時代を考えても平均寿命40歳代は
生活に要する労の多さとも指摘されている。

また石高は約3000万石で人口3000万人。
鎖国していて殆ど日本国内で完結してきたが
今の自給率に円安で世界市場での買い負けによる
資材不足や物価高騰に全く先が見えない今の日本。

           

そして高い技術を持ち外貨を稼いでいた
多くの企業の没落や外資による企業株買収で
日本人の給与が30年間上がっていない現状に
拍車をかけるもののように私は思えてならない。

 加えて自然を観て「分かち合い」と
「助け合い」を学んだ日本人が期待する善意で
世界経済や外交などは動いていないと思う。

                                                           

 「アケビが実をつけた!」

 日本の自然っていいよな (^_^)

◆寄り道
 食材も上がっているでしょう。
一杯400円のお蕎麦とうどん
値上げしたらどうでしょうか?

 誰も怒らないと思いますよ。

                             

 「いえ こんな場所ですから」

そうですかぁ....

 今日も有り難く頂きます。

                      箒木に一樹のかたち秋隣  斎藤玄