猿板

遊山黒子衆SARUの記録

tochikoな山歩き 落実

 

 

f:id:kurokoshusaru:20181011202715j:plain

 

 深い渓谷から始まる

石鎚の信仰の道は

暖温帯から亜寒帯まで続きます。

 

 遊歩道に落ちていた赤い実

見上げるとどうもカヤの実のようでした。

f:id:kurokoshusaru:20181011202910j:plain

 

 調べると食べられる実のようですが

果実のような酸っぱさと松ヤニが混ざったような

不思議な匂いがしました。

 

 

 道は沢に沿って急峻な信仰の道になります。

道端には冬に彩りを添えてくれるツリバナの朱色の実が

 

          f:id:kurokoshusaru:20181011203437j:plain

 

 針葉樹に混じり

水辺が好きな欅や栃の向こうに

色づいた木々が見え隠れしています。

 

f:id:kurokoshusaru:20181011203628j:plain

 

 標高を上げ

笹の道になるとブナやミズナラの実が落ちていて

大きく天を仰ぐ

 

     f:id:kurokoshusaru:20181011203827j:plain

f:id:kurokoshusaru:20181011203926j:plain

 圧倒的な存在感で迎えてくれました。

 

 

 尾根に着き

ブナの実を拾いながらいただいた

                f:id:kurokoshusaru:20181011203854j:plain

ハロウィンケーキ 美味しかったな♡

 

f:id:kurokoshusaru:20181011204127j:plain

 

 

 帰り道のひと休み

深い谷からこぼれる斜陽に 足下の水が光っていました。

 

f:id:kurokoshusaru:20181011204348j:plain

 

               よろこべばしきりに落つる木の実かな  富安風生