猿板

遊山黒子衆SARUの記録

処暑の梶ヶ森遊山 秋の空

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 西日本は南から高気圧に覆われて
太平洋側を中心に晴れる所が多く
高温が続き内陸中心に猛暑日となる。

 来週が暑さのピークになるかな。

◆空を観る
 この日の予想天気図が変わり
大陸から高気圧が張りだすことで
日本海に隠れていた前線が発生する。

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◆川を遡る

 「久しぶりの
     晴れの山やね」

早い秋雨前線が北上した週末
tochikoと県内の梶ヶ森を訪れた。

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 四国山地を貫く吉野川を溯る
R32から観る梶ヶ森は雲の中だが
これは雲海ですぐ消えるだろう。

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当初奥物部の森を考えていたが
森林管理署などに問い合わせても
登山道の情報はないとのことで
今回は大事を取って見送った。

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◆山に入る
 吉野川を渡り入った山里は
いつもと変わらない風景があった。
先人が見据え住処としたところは
水の流れも考えていたのだろうな。

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 「寄せてくれちゅうね」

一時山頂までの延びた林道は
今までの前線による大雨のため
土砂が流入し通行不可となっていた。

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梶ヶ森は四国山脈を離れた独立峰で
高度差により雨雲を集める時があるが
最近住処を追われた鹿が集まりはじめ
下草を失いつつあるある事も心配だ。

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 寒気が下りはじめる処暑に入り
本来の秋空になった土佐の霊峰は
どんな風景を見せてくれるだろう。

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                去るものは去りまた充ちて秋の空  飯田龍太