猿板

遊山黒子衆SARUの記録

tochikoな山歩き 涼風駆ける

 

 かよう山の水辺では
薄緑の光が水面に映されていました。

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 テンナンショウの赤い実も
ひときわ濃く何かを誘っているようでした。

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 沢沿いは涼風が駆け上がる


 急峻な斜面には水が好きなトチやサワグルミが多く根を張り

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 奥の院近くのトチの大木は
一足早く森のカケラのように葉を落とし始めていました。

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 木から落ちたか
久しぶりにクワガタの雌とご対面

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 背中にも空と緑が映り
その光が沢にも落ちていました。

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                  此あたり目に見ゆるものは皆涼し  芭蕉