猿板

遊山黒子衆SARUの記録

tochikoな山歩き 虫声

 朝の明るさが変わってきて
陽の傾きを感じ始めたと思ったら

まだ蕾だったヒオウギが咲いていました。

 

 山に入ると
小さなミンミンゼミの大音響

 

 蝉はハルゼミニイニイゼミアブラゼミ
鳴く時期も順番もあり
季節を感じる声のひとつです。

 

 子供の頃遊んだ帰り道
夕立でびしょびしょになって歩いた夏休み

 峠からの雲は
その頃を思い出すような変化でした。

 

 今も同じ虫声と共に歩く

 その時までの道が続いているようでした。

                  蟬鳴けり泉湧くより静かにて  水原秋櫻子