猿板

遊山黒子衆SARUの記録

和宏さんと再び剣山へ 承

ハガクレツリブネソウ

 ハガクレツリフネが咲いた。
日本固有種で西日本の山地の林縁や
湿った場所に群生する一年草
葉の下に釣舟形の花を吊り下げる。


処暑に入る
 「風が変わったねぇ」
 街では朝方の虫の音
涼しい風にホッと一息
暑さがようやく収まるころ。



 この日台風からの風が強く
この後は台風が大気と海をかくはんし
街でも朝夕が随分涼しくなった。
                
◆海の恵み
 「先週山頂の朝は
   ずいぶん寒かったね」
それは温暖化や寒冷化ではなく
海洋性気候日本の正常な自然現象。



ヒートアイランドの影響がない
剣山の森には秋の花が咲き始め
今年の暦も正確に移りつつあった。
                 

◆置き土産
 「ちゃんと
   持って来ちゅうきね」
和宏さんは山の鳥にも置き土産。


                   
 釈迦は言う
  「慈しみの心を持って
    あらゆる生き物をいたわる人
     その様な人には多くの福徳を生じる」



                       妄想の草深ければ鳥兜  清水径子