猿板

遊山黒子衆SARUの記録

和宏さんと再び剣山へ 転

西島リフト液

 「剣山は何回目ですか?」
和宏さんに道を尋ねた方に聞かれ
 「いやぁ・・・ 」
和宏さん・・困りましたね(苦笑)


◆上空の天候
 森を抜けた笹原には
遙か彼方にある台風に伴う
強い風が雲と共に吹き付けていた。



前日天狗塚に登った山猫さんも
目が開けられないくらい
風が強かったと言っていた。
                    
◆風に揺れる
 モミの木を抜けた風が
山野草の群生を揺らしている。
               

 「寒くなったね」
先週山頂の朝は10℃を切り
これから気象遭難の多い季節となるため
ウエアは慎重に選択しなければならない。
                  
◆風の頂へ
 「立ってられないほど
   強い風が吹いてますよ!」
頂上から降りてきた人が教えてくれた。



 「僕らは
   頂上には行かんがやき」
 そうですよね。
                  
私達の目的は
この小屋で完結する。



                     一樹にこもる雀台風去りし後  加藤憲