猿板

遊山黒子衆SARUの記録

処暑の剣山に集うこと 空

夕日を眺める

 「皆さん始まりましたよ」
嬉しそうに山神様が
ヒュッテに駆け込んできた。


処暑のこと
 朝夕は
いく分かしのぎやすくなり
昼間の短くなったことを感じる。



◆夕照のこと
 沈む太陽を眺めていると
動きが以外と早いことに気づく。


                   
 そしてこの1分1秒も
二度と帰らない人生の貴重な時間。
街にいると忘れがちな大切なことを
夕日を見ていつも思い出している。



 「河童ちゃん 駄目だなぁ」
三日月が現れた空の上で
誰かさんが笑ったような気がした。


                    
◆夜空のこと
 その夜の空は
ほどよく雲が流れ
いい風景を見せてくれた。
                
満天の星空だけではつまらない
人生も雨あり風ありと受け止めた方が
温かい人生を送れるように思う。
 そうだよね 八ちゃん (^_^)



                                天の川柱のごとく見て眠る  沢木欣一