猿板

遊山黒子衆SARUの記録

台風一過南嶺に登る 空の道

高見山山頂

 広くて景色のいい高見山
昌泰の変により土佐に左遷された
菅原道真の長男である菅原高視の
名に由来すると言われている。


◆皿ヶ峰(高見山)から
 私も子供の頃よく遊び
私の祖先の墓がある高見山
山頂から高知市南部にある
庶民の町並みが眼下に広がる。



◆展墓の心
 奥物部の峰々が見える。
かつて祖先は死者を山に葬り
御霊は私たちを見守っている。
                    
それが私たち日本人本来の
信仰であり心なのだろう。



                
 「街を見下ろしながら
   下るのも気持ちがいいね」



◆火災の跡
 今年3月19日の山火事で
真っ黒焦げになった高見山
すっかり元の姿に帰っていた。
                 

自然は人の保護など必要としない
強い力を持っている事を実感する。


             
 「庭の草もなんぼでも
      生えてくるもねぇ」
 まったくその通り
「自然保護」って何だろね。



                          野の風にながく憩ひて展墓かな  橋本鶏二