今週はお誘いを兼ねて
間もなく見頃を迎える
故郷の咲くらをふり返ります。
満開が報じられた週末の昼時
駐車まで15分ほど待たされたが
この日かつての賑わいはなかった。
◆桜集落のこと
桜を守り集落の名を桜とした
旧吾川村の山間集落の咲くらは
今年も見事な桜色に満ちていた。
◆ひょうたん桜のこと
この山里を見守ってきた
根元廻り6m 樹高21m
推定樹齢500年のウバヒガン桜も
満開の花で迎えてくれた。
今では静かになったこの集落は
多くの全国紙の表紙を飾った
桜の開花期には多くの行楽客が訪れる。
◆心咲くこと
桜の前で饅頭やうどんなどで
もてなして下さるのは集落の婦人会。
かつて10名を越えていたが
今では4名となり
今年まで今年までと言いながら
なんとか続けていると仰る。
私はその心へ
ここに来て桜を愛で
うどんとお酒を頂くことが
非力でもエールだと思っている。
そうしてこのご縁が
これからも続くことを願っている。
さまざまのこと思ひ出す桜かな 芭蕉