やがて笹床が現れる。
名に由来する平らな山容の
皿ヶ峰頂上部に出たようです。
ここらで一本しますか。
◆雨を感じること
稜線は風が強いとしたもので
今まで木々が防いでくれた雨を
肌に感じるようになりました。
◆静かな道
この山には四国では少なくなった
植物たちがたくさん生きている。
◆山上の湿原
ブナの自然林と植林が入り交じる
薄暗い森の向こうが明るくなる。
皿ヶ峰の平らな頂上部には
四国屈指の湿原が広がっています。
まるで河童のお皿ですね(笑)
その湿原の隅に鎮座するのは
雷雲とどろき現れる八大龍王の祠。
かつてここで雨乞いが行われていました。
でも大正頃まであった三体の御神体は
戦後まもなく持ち去られたままで
今でも行方不明のままとなっています。
なんだか寂しい事ですね。
春雨のあがるともなき明るさに 星野立子