猿板

遊山黒子衆SARUの記録

店長から、靴について!

kurokoshusaru2005-12-30

冬に雪道を走る車がタイヤを替える様に、登山も積雪期は靴をかえる必要性が出てきます。
まず、何が違うのか?第一は靴底に違いがあります。融雪期の靴は、スノータイヤの様に、
不安定な雪を踏んで進むため、堅いソールが必要になってきます。柔らかいソールでは足を安定することが出来ずに、余分なエネルギーを消耗してしまいます。
又、四六時中雪の中に足があるため、ある程度の保温性が必要になってきます。
無雪期用の軽い靴では、皮や化繊が薄い為、体温が表に伝わり、雪の融解が見られ、
防水性にもよりますが、内部への水の進入が見られる場合があります。
足は指先と同様に、心臓より一番遠い所にあり、一度冷え切ると体温を回復させることが困難となり、真っ先に凍傷を起こす場所でもあります。昨今いろんな安い靴が出まわっていますが、私は足だけは、しっかり守ってやりたいと思います。歩けなくなると全ては終わってしまいます。