三辻山北巻きの道が
南を巻いてきた峠道に出会い
その道を溯り登山口に帰る。
◆その季節の道
自分の意思により炎天下で
激しい運動をする動物は希だ。
この歳になって避暑の大切さが
解ったような気がする。
◆自然に生きる
個体差はあるが人間が裸でいて
暑くも寒くも感じない温度は26度で
人間は26度の環境で生まれたと言われる。
全ての生物の運動エネルギーは
低い気温に熱を逃がし得られるもので
人間は体温37度から26度で11度位の
温度差が必要だと考えられている。
◆身を守る
ただそれは安静時に最低限必要な
内臓や脳を動かすエネルギーであって
運動を加えればより低い温度が必要となり
越えれば発汗により放熱しようとする。
また動物の身体は脂で出来ているため
低温では固くなり血流を阻害し凍傷になり
体温が高くなると溶け出し機能障害に陥る。
なので汗を嫌って排除してはいけない。
勿論発汗による冷却には限界があり
放熱が限界を超えると熱がこもり
これが所謂「熱中症」の原因となり
涼しい場所で身体を冷やすしかない。
◆寄り道する
「ハナイカダも実を結んだ」
山地に自生するミズキ科の落葉低木。
初夏葉の上面の中央に淡緑色の小花をつけ
これを花を乗せた筏に見立てる。
「にわか雨に遭わんかったね」
けど この頃は
小雨ぐらいが丁度いいかなぁ。
「暑かったろう?」
森は涼しかったで (^_^)
頂きます。
みめかたち確かに避暑の子供かな 今井千鶴子