猿板

遊山黒子衆SARUの記録

2018-01-01から1年間の記事一覧

白露の剣山遊山 結

山頂部に近づき再び雨が降る。 ゴアを羽織っても汗で濡れるため 小雨ぐらいなら着なくても同じこと。 ◆隠れ家 いい時間にヒュッテに着いた。 「この雨に登ってこられたか」 剣山本営の神官が呆れて言った。 ◆心交わす 「降りようしたところじゃった 和宏さん…

白露の剣山遊山 転

登りはじめてまもなく 雲の間から陽が射してきた。 暑くなったし 合羽脱ぎませんか? ◆木々 四国は1200mからブナ帯 1500mからダケカンバ帯に入り 木々の変化で標高を知る。 ◆花と実 草は土壌も影響する。 剣山は石灰の山だから 高い標高で残った山。 その水…

tochikoな山歩き 秋雨

剣山ヒュッテに向かう道は レインウェアの必要がないくらいの 優しい雨でした。 そのうち本格的な雨となり 暖かい小屋の中で 食事をいただきのんびりする時間がとても心地よく それだけで ここまできた満足感で満たされました。 さて、 いつものかよう道には…

白露の剣山遊山 承

「ありゃりゃ また降りだいたねぇ」 山間国道の標高が上がり 雨が激しく降りはじめた。 ◆臨機応変のこと 剣山は四国山地の東端 雨が巻き込んでいるのでしょう。 「リフト動きゆう」 登りはリフトで上がりましょう。 ◆雨上がること 見ノ越登山口の 駐車場はガ…

白露の剣山遊山 起

「ひどい降り方だけど どうしますか?」 今日の秋雨前線の位置なら 四国山地北側は大丈夫と思いますよ。 ◆何でもかんでも異常か? 9月中旬頃から10月の上旬にかけては 南へ退く太平洋高気圧と陸の冷たい高気圧が ぶつかり大気の状態が不安定が秋雨前線が発生…

処暑の皿ヶ峰遊山 山食堂

登山口に降りたとき 上空の雲は増えていたが 雨は降る様子はなかった。 ◆隠れ家 お昼は隠れ家で 和宏さんの山食堂と 山猫食堂が開店した。 ◆口福と山猫亭 「ビールのアテにどうぞ」 「愛媛のイカも食べて下さい」 いつもいつも すいません m(_ _)m 山猫さん…

処暑の皿ヶ峰遊山 頂の森

「もうちょっと歩きたいき 湿原を回って帰ろうや」 そうですね。 秋の遠征も決まったしね。 ◆周回コース 山上湿原「竜神平」は 一周回る遊歩道が整備され 足下には秋の花が咲き オトギリソウも実を結んでいた。 ◆混生林 湿原遊歩道の東側は ふたたび森の中を…

処暑の皿ヶ峰遊山 光の森

人には毒となる ツキヨタケが傘を開き 秋の訪れを告げていた。 ◆山頂部へ 山頂湿原を囲む 外輪山の様な地形に取り付き 森の向こうが明るくなってきた。 ◆山頂湿原へ 外輪尾根を越え山上湿原へ ここで木々と共生する笹が現れる。 植えた杉が大きく育っている…

tochikoなかよう道 秋風

空が高く雲が透けてきました。 クズの花が目立つようになった 上流の川 濁りも少なくなり 下流に出れば 釣り人が竿を並べています。 「百一草園」では 秋の花ジャコウソウが咲き初め 7月中旬から咲き始めたキレンゲショウマは まだ蕾のものもあり 花期の短…

処暑の皿ヶ峰遊山 風の森

東温市との境にある 上林峠のトンネルを抜けると 木々の向こうが明るくなってきた。 ◆秋晴れ 山猫さんと待ち合わせる 標高900m上林森林公園の 駐車場は青空の下にあり 四国山地は雲を止めてくれた。 ◆風穴 風の森と名付けられた このエリアには風穴がある。 …

処暑の皿ヶ峰遊山 ゆく道

「体慣らしで」 台風21号が北上する週末 今夏の暑さに自宅で隠ってた 和宏さんと皿ヶ峰を訪れた。 ◆秋の気配 「今朝は涼しかったね」 土佐は立秋を過ぎて 朝夕はいく分かしのぎやすくなり 昼間の短くなったことを感じはじめた。 ◆雨が降る 「ありゃ りゃ・・…

東京遊山2018夏

我がとらっくよさこいは 原宿元気祭りスーパーよさこいで 渋谷区長賞を受賞いたしました。 ◆土佐の盆踊り 異常とも感じる高温下 踊り子たちは頑張り それぞれ祭りを楽しんだと思う。 私が3歳から親しんだ よさこいを原宿表参道で踊り 明治天皇陛下に奉納出来…

立秋の剣山遊山 鎮

翌朝気温は8.5℃ 確実に秋は訪れていて 今年紅葉は早いかもしれない。 ◆朝が来る 頂上に上がることは少ないが この「ご来光」の風景を見てると たまにはいいかなとも思う。 tochikoはまだ寝てるけど(笑) 今日は 瀬戸内海も輝いていた。 ◆山の神様 「娘から…

立秋の剣山遊山 結

16時の気温は12℃ 大陸の空気が流れこみ 防寒具を持たない人は 相当寒い様子だった。 ◆寛ぐとき tochikoは友人の写真集を 私はEnyaさんを肴に チビチビお酒を飲んで 静かな時を過ごした。 これも贅沢な時間だと思う。 ◆夕餐のとき 「今回は晩酌遊山やね」 剣…

tochikoな休日 逢うこと

台風の影響で欠航となり 予定していた日の翌日 ようやく飛び立つことが出来ました。 四国は海と白い雲がよく似合うと いつも思う さて、久しぶりに逢いたかった友人に逢えた二日間 高知のアンテナショップで土佐料理(笑) お腹と心を満たすお料理と尽きない…

立秋の剣山遊山 転

西島リフト駅に上がる。 夏休み時期は子供連れが多い。 リフトを自然破壊と言う人がいるが 自然のスパンで考えればどうかな。 ◆変化の兆し 笹に覆われた西島は 西方に女神の山三嶺を望み 上空に厚い雲が流れはじめていた。 ◆涼風抜ける 今日は遅い出発だった…

立秋の剣山遊山 承

蝉の音が涼しく響く 石段を登り剱神社の神々に 今夏の無難に感謝申し上げた。 ◆神々の山へ 注連縄を潜り聖域に入る。 吹き上がる山風に秋を感じた。 「空気が変わったね」 ◆山毛欅の森 登山口は標高約1400m。 歩き始めから山毛欅の森に入る。 台風の影響か …

立秋の剣山遊山 起

台風が刺激した大雨のあと 明日は段々と天気が回復する。 街は昼間蒸し暑くなりそうだ。 ◆納涼遊山 祭りが終わった週末 tochikoと共に居場所になった山へ 夏の熱を冷ます晩酌に上がることとした。 ◆今年の雨量 吉野川は昨夜の大雨で 濁っているが増水はない…

電脳秘書ちいの日記 夏の終わりに

「よさこい祭りが終わると高知の夏は終わり」 と思うくらい、高知ではこのお祭りが終わると夏の終わりを感じます。いやいやまだまだよさこいの夏は終わっていません。台風20号に翻弄された週末 河童ちゃんとtochikoは スーパーよさこい参加のため 今日お江戸…

tochikoな山歩き 立秋のみち

剣神社の参道入り口にあるヤマボウシが赤くなりはじめました。 今年は実も多そうです。 いつもの水場で休憩 水場近くの広葉樹に付いた苔が 光って見えました。 水分を含んだ苔が 気温が下がったことを教えてくれます。 もうひとついつもの 和宏さんの置き土…

河童の日々遊山 秋の予感

今夏日本を訪れた台風により 日本近海の海水温が下がっきた。 子供の頃台風のあと海に行って 寒かったことを思い出す。 ◆海洋性気候のこと 四方を海に囲まれた日本は 海洋の影響を強く受けることは 小学校のころ習ったこと。 海風が直接陸に吹き付ける 日本…

大暑の梶ヶ森遊山 癒すこと

頂上まで続く木段が始まる。 この木段は作った頃から歩幅に合わず また水をせき止めるため土が掘れ 維持を怠れば逆に障害物となる。 ◆夏の空 「自然を知らないものが 山に関わるとそうなる」 ある山守はそう指摘していた。 善意であることは間違いないが そ…

大暑の梶ヶ森遊山 森のこと

「河童ちゃん 沢沿いに行こうや」 そうやね遠回りもいいね。 ◆道しるべ 奥の院から奥には 手つかずの自然林があり 紅葉の名所紅葉川コースへ。 ◆沢の木々 水辺を好む木々が 根を張る沢を渡る。 今回の増水は 橋を越えていたようだ。 そのお陰か吸血虫が少な…

大暑の梶ヶ森遊山 涼のこと

「天然のクーラーやね」 川に向かって直線的に下る 沢は吹き上がる山風の通り道。 ◆涼風のこと 全ての動物も植物も 体外に熱を逃し活動している。 そのためには温度差が必要となる。 熱中症対策で「水を飲め」は 体内の浸透圧を下げることとなり かえって免…

大暑の梶ヶ森遊山 水のこと

「沢が吹いちゅうね」 斜面に植えられた人工林を 川に向かって下る何本かの沢は それほどの崩れではないようだ。 ◆水が流れること 日本の「治水」の基本は 雨水を側溝や下水でいち早く 堤防で囲んだ河川に流し海に運び 平野部にある街を守ること。 今回の豪…

tochikoな帰郷 灯り

今年も百日紅が咲き始めました。 私にとっては盆花のような花で ぽんぽんと弾けて 庭に灯りをともしてくれています。 去年ほどではありませんでしたが 今年も大きな子供と小さな子供が集まり 賑やかに過ごすことが出来て 父の笑顔が目に浮かぶようでした。 …

大暑の梶ヶ森遊山 分け入る

気持ちよい青空が広がる 街はグッタリするような暑さが続くが のんびりばかりでは身体がサボる。 ◆爽快を求める 夏の適度な運動のため tochikoと二人で涼しい遊山 沢に沿って登る梶ヶ森を訪れた。 ◆晴天の朝 「山頂は雲の中やねぇ」 豪雨のあと梶ヶ森を訪れ…

平成最後のよさこい祭り

我が「とらっくよさこいbyちふれ」 今年のテーマは「月に岡惚れたくじら」の物語。 主役150頭の勇魚は熱いご声援支えられ 見事金賞1番を頂くことが出来ました。 ◆2018御喜楽 興々 これも一興 それも一興 興じて 興じて 澄ました良夜は弄月で 雨夜の晩は 青色…

黒沢湿原へようこそ 結

2時間程度の散策であったが 今日はこれで十分と感じた。 「満腹」より「満足」がいい (^_^) ◆山猫亭と飯炊き男 お昼の最近仕事が忙しかった 山猫さんが構えてくれた。 もちろん和宏さんが飯を焚く。 「心太も構えちゅうでぇ」 ◆炎天下の激しい運動 私はこの…

tochikoな日常 夏極まる

立秋を過ぎ 山間部では夕立の後に ひんやりとした空気を感じるようになりました。 大雨のせいか今年は鮎も少なく 釣り人も居ない川に霧が立ち 蜩の音が響いていました。 さて、土佐は暑い熱いよさこいが始まり お気に入りのチームを目指し待つも動くも汗だく…