猿板

遊山黒子衆SARUの記録

大暑の梶ヶ森遊山 涼のこと

沢に添って

 「天然のクーラーやね」
川に向かって直線的に下る
沢は吹き上がる山風の通り道。


◆涼風のこと
 全ての動物も植物も
体外に熱を逃し活動している。
そのためには温度差が必要となる。



熱中症対策で「水を飲め」は
体内の浸透圧を下げることとなり
かえって免疫力の低下を招いてしまう。
本当の対策は「涼しくする」だろう。


            
◆木陰のこと
 高木がこぼす木洩れ日を
一筋も逃すまいと枝葉を広げる中低木。


                    
植物は太陽熱による気化熱で
体温を一定に保とうとするため
木陰は涼しいものとなる。



◆休むこと
 山道は緑に囲まれた
奥の院と宿坊跡にいたる。


            
この時の気温23度は
エアコンの効いた体育館での運動
休憩にもちょうど良い気温だ。



夏の運動はのんびりでいい。
私は長生きしたいわけではなく
健康で過ごしたいのだ。


               


  行水の膚に流るる緑かな  上野泰