猿板

遊山黒子衆SARUの記録

tochikoな山歩き 木の祭り

 まるで
お祭りのような道でした。

 
 
 足元の木の実の周りは
動物の足跡ばかりで

  


 共に生きる命たちの
冬支度を手伝っているようでした。

 

 奥の院で休憩していると「ドン!!」
崩れかけたトタン屋根を叩く大きな音が

 下を見ると栃の実でした。
大きさは養える樹木の風格

 

 山歩きを始めた頃
奥物部で始めて出会った栃の実を拾っていたとき


 背中を叩いた落実の思い出が蘇りました。

 この栃は
何百年ここで生きているんだろう

 

 

 傍らでツリバナも
赤い実で森を彩り笑っていました。

                 橡の実やいく日ころげて麓まで  一茶