
シロモジが雨露を纏う。
クスノキ科の落葉低木。
木全体に芳香があり葉は浅く3裂。
種子および葉から灯油を採る。
◆南に回る
「道が狭くなったね」
低木の葉が茂ったきね。
雨降りはアブやブヨもいないから
夏は雨の遊山もえいがねぇ(笑)

◆花むしろ
「これ凄いね!!」
今期一番の花筵や。
今年はどこも花が多かったね。

満開を追えば慌ただしいが
残花に美を見ればゆとりが生まれる。
これからもそんな山道を歩きたいな。

◆一期一会
「雨が止んだ」
同じ山の北と南で天気が変わる。
天気図では見えない事を読むには
それなりの経験も必要だと思う。

今日は雨だからと諦めたら
この風景に出会うことは出来ない。
でもそのために裸のお猿さんには
身体を守る道具が大切だろう。

「静かやねぇ」
夢の中にいるようだ。

「沢蟹
怒っちゅうで!」
踏まれん 踏まれん (^_^)

◆より道
「これスイカズラ
赤いのが甘いがで」
スイカズラ科の半落葉の蔓性木本。
初夏に葉腋に細い筒形の合弁花を開く。

tochikoが子供の頃の
オヤツだったと言う。
いい時代やったね。

「誰っちゃあ
おらんかったろう」
静かで綺麗やったで。
いただきます。

代る代る蟹来て何か言ひては去る 富安風生