山道は林道を離れ
上韮生川支流「長笹谷」に下り
奥物部の自然林にはいる。
◆谷へ下る
里人が造った橋を渡る。
山間の谷は風の通り道となり
上空で生まれた雪が降りてくる。
◆雪を見る
長笹谷を渡れば
カヤハゲの南斜面を登り返す。
「雪 増えたね」
谷に舞い降りる雪は
粒も大きくなった様に感じる。
雨雲本体が架かりはじめた様で
気温も下がり森は薄暗くなってきた。
◆居場所へ
私達が30年以上通った居場所は
長笹谷に流れ込むヌル谷が造ったナロ。
さあ 着いたで。
ここで終わりにしようか。
寒雲の満ちをり更に充ち動く 右城暮石